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Google Discoverとは:表示の仕組み、設定のしかた、運営者がすること

Google Discoverは、検索しなくても興味に合った記事や動画を表示するGoogle 検索の機能です。使う人向けの表示の設定と、サイトの運営者向けに、記事が表示される仕組み、Googleの推奨、2026年2月のDiscoverのコアアップデート、流入の確かめ方を説明します。

Google Discoverとは:表示の仕組み、設定のしかた、運営者がすること

この記事の要点:

  • Google Discoverとは、検索しなくても、ウェブやアプリでのアクティビティから利用者の興味に合った記事や動画を表示する、Google 検索の機能です。AndroidのGoogleアプリ、スマートフォンのgoogle.com、一部の端末のホーム画面で表示されます。
  • 使う側は、Googleアプリの設定で、表示される話題のフォローや「興味がない」を選べます。設定の画面は更新中で、端末やアプリの版によって違います。
  • サイトの運営者向けには、Googleは、インデックスに登録されDiscoverのコンテンツポリシーを満たすページは自動で表示の対象になり、特別なタグや構造化データは必要ないと説明しています。大きな画像と、誇張しない題名が推奨されています。
  • Discoverからの流入は、検索より予測しにくく変動が大きいと、Google自身が説明しています。検索の流入を補うものとして考えます。

Google Discoverとは

Google Discoverとは、Google 検索の一部で、ウェブとアプリのアクティビティに基づいて、利用者の興味や関心に関連するコンテンツを表示する機能です(Google 検索セントラル:Discover とウェブサイト、2026年10月13日確認)。検索窓に言葉を入れなくても、記事や動画がカードの形で並びます。

Googleのヘルプでは、Discoverを表示する方法として次の3つが挙げられています(Google 検索ヘルプ:Discover の表示をカスタマイズする)。

  • Googleアプリを使う
  • Androidのスマートフォンやタブレットのブラウザで google.com を開く
  • 一部の端末で、ホーム画面を右にスワイプする
Google 検索Google Discover
表示のきっかけ利用者が言葉を入れて検索する利用者の興味に合わせて、Googleが先に表示する
表示される内容検索語に答えるページ興味のある話題の記事・動画。新しい記事が中心だが、古くても関連が高ければ表示されることがある
流入の安定性検索の需要に沿って比較的安定予測しにくく、変動が大きい
運営者が見る場所Search Consoleの「検索パフォーマンス」Search Consoleの「Discover」

Discoverの表示を設定する(使う人向け)

Discoverに表示される内容は、Googleアプリの設定で調整できます。Googleのヘルプでは、Androidのスマートフォンやタブレットの場合として、次のような手順が案内されています。

したいこと場所(Googleアプリ)
興味に合った表示を受け取る右上のプロフィール写真 →「検索履歴」で検索サービス履歴をオン、「検索のカスタマイズ」でパーソナライズされたおすすめをオン
フォロー中の話題を見直す右上のプロフィール写真 →「設定」→「カスタマイズ」→「興味 / 関心を管理」→「フォロー中」
特定の話題やサイトの記事を表示しないカードの右下のその他アイコン →「(トピック)に興味がない」または「(データ提供元)の記事を表示しない」
非表示にした話題を戻す「興味 / 関心を管理」→「興味がない」から削除

Googleは、検索サービスの設定を更新中で、ヘルプの説明が今の画面と一致しない場合があるとしています。また、機能によっては一部の言語と国で使えない場合があります。Chromeで表示されるおすすめの記事は、Chromeの設定から管理します。画面が見つからないときは、Googleアプリを最新の版にしたうえで、Googleのヘルプを確かめてください。

サイトの記事がDiscoverに表示される仕組み(運営者向け)

Googleは、コンテンツがGoogleにインデックス登録されていて、Discoverのコンテンツポリシーを満たしていれば、自動的にDiscoverの表示対象になり、特別なタグや構造化データは必要ないと説明しています。ただし、表示対象になっても、必ず表示されるとは限りません。

また、Discoverは検索と同じシグナルとシステムの多くを使って、ユーザー第一の有用なコンテンツを判断するとされています。そのため、Discoverのための特別な作業より先に、検索で評価される記事づくりが土台になります。インデックスされているかの確かめ方は「インデックスされない原因と確認手順」で説明しています。

一方で、Discoverに表示されにくい内容もあります。Googleは、背景情報の無い求人応募、請願書、フォーム、コードのリポジトリ、風刺的なコンテンツをDiscoverがおすすめすることはまずないとし、強いショックを与える内容や望まれていないと思われる内容も除外すると説明しています。

Discoverに表示されやすくするためにGoogleが勧めていること

項目Googleの推奨確かめ方
題名と見出しコンテンツの本質を捉えた題名と見出しにする。誤解を招く内容や誇張したクリックベイトを避ける本文で答えていない約束を題名に入れていないか
内容扇情的な手法を避け、タイムリーな内容、ストーリーをうまく伝える内容、独自の情報や考察を提供するその記事にしかない情報があるか
画像の大きさ幅1,200ピクセル以上、合計30万ピクセル以上、アスペクト比16:9の大きな画像記事の代表画像のサイズを確かめる
画像の許可max-image-preview:largeの設定(またはAMP)で大きな画像の表示を許可するページのソースのrobotsのmetaタグ
代表画像の指定schema.orgのマークアップかog:imageで、ページを代表する大きな画像を指定する。サイトのロゴや文字の多い画像は使わないページのソースのog:image
ページ エクスペリエンス全体として優れたページ エクスペリエンスを提供するコアウェブバイタルの評価

Googleは、画像を自動で切り抜こうとするため、自分で切り抜く場合は横向きで使えるように切り抜き、og:imageで指定した画像に重要な部分が含まれていることを確かめるよう勧めています。OGPの設定は「OGPとは」で説明しています。

当サイト(seoagent.jp)の設定を確かめた例

当サイト(seoagent.jp)の記事で、上の項目を確かめた結果です(2026年10月13日)。

項目当サイトの状態判断
max-image-preview:large記事のrobotsのmetaタグに出力されている推奨どおり
代表画像の大きさ(og:image)点検の時点では幅1,200ピクセル×高さ630ピクセル(比率は約1.91:1)幅と画素数は推奨を満たすが、比率が推奨の16:9と違った
代表画像の中身点検の時点では、アイキャッチの無い記事にサイト共通の画像(ロゴ入り)を使っていたGoogleは、ロゴのような一般的な画像を使わないよう勧めている

当サイトはこの点検を受けて、2026年10月13日に、すべての記事に記事ごとの代表画像(幅1,200ピクセル×高さ675ピクセル、16:9)を用意しました。記事の分類と題名を入れた画像で、文字は題名と分類だけに絞っています。今後、図や画面の写真など、記事の内容そのものを表す画像に順に差し替えていきます。また、設定を整えても、Discoverに表示されるかどうかは別の問題です。当サイトは作り直したばかりで、検索での表示もまだ少ない段階です。Discoverからの流入が確認できたら、この記事に追記します。代表画像の作り方と、当サイトの画像の仕様・ファイルの大きさの実測はアイキャッチ画像とはで紹介しています。

Discoverに向いている記事・向いていない記事

Googleの説明をもとにすると、Discoverに表示されやすい記事と、されにくい記事は次のように整理できます。右の列は、企業のサイトでの例です(説明用)。

Googleの説明向き・不向き企業サイトでの例
興味や関心をふまえたタイムリーなコンテンツ向いている業界の制度改正の解説、新しい機能の紹介を、発表の直後に出す
ストーリーをうまく伝えるコンテンツ向いている導入までの経緯や、現場の工夫を順に伝える事例
独自の情報や考察を提供するコンテンツ向いている自社の調査結果、自社のデータを使った分析
話題ごとの専門性(2026年2月の更新の説明)向いている1つの分野の記事を継続して出しているサイトの、その分野の記事
背景情報の無い求人応募やフォーム向いていない採用の応募フォーム、問い合わせフォームだけのページ
扇情的な手法やクリックベイト向いていない本文で答えていない約束をした題名、不安をあおる題名

Discoverのために記事の題名を目立たせる必要はありません。Googleは、誤解を招く内容や誇張したプレビューで注目を集める手法を避けるよう勧めています。

2026年2月のDiscoverのコアアップデート

Googleは2026年2月5日、Discoverで記事を表示する仕組みの幅広い更新「February 2026 Discover core update」を公開しました(Google 検索セントラル ブログ)。Googleが挙げた主な変化は次の3つです。

  • 利用者の国にあるサイトの、地域に関係の深いコンテンツを多く表示する
  • 扇情的なコンテンツやクリックベイトを減らす
  • その分野の専門性があるサイトの、深く、独自で、タイムリーなコンテンツを多く表示する

Googleは、専門性はサイト全体ではなく話題ごとに判断するとし、例として、園芸の専門の欄を持つ地域のニュースサイトは園芸の専門性を持ちうるが、園芸の記事を1本だけ書いた映画レビューのサイトはそうではないだろうと説明しています。

この更新は、まず米国の英語の利用者に公開され、今後数か月で全ての国と言語に広げるとされています。日本語の利用者への提供が始まったかどうかは、確認日の時点の公式の発表では確認できていません。コアアップデートで流入が変わったときの確かめ方は「コアアップデートとは」で説明しています。

Discoverからの流入を確かめる方法

Discoverからの流入は、Search Consoleの「Discover」のレポートで確かめます。Googleは、このレポートはDiscoverでの表示回数が最低限必要な数に達した場合にのみ表示されると説明しています(Search Console ヘルプ:パフォーマンス レポート(Discover))。

見られること内容
指標表示回数、クリック数、クリック率
分け方ページ、国、外観の種類、日付
期間過去16か月。初期の表示は過去3か月
表示回数の数え方1回の利用の中で、同じ結果は1回だけ数える(スクロールして戻っても1回)
Chromeからの流入Discoverのレポートには、Chromeからの流入も含まれる

Discoverには検索語が無いため、検索パフォーマンスのように「クエリ」で分けることはできません。どの記事が表示されたかを、ページごとに見ます。また、重複するページがある場合、数字は正規URLの方にまとめて表示されます。Discoverの表示回数とクリックは、Search ConsoleのDiscoverのレポートで確かめます。

流入が変動するとき

Googleは、Discoverからの流入は検索からの流入に比べて予測しにくく、補完的なものと考えるべきだと説明しています。変動の理由として、利用者の興味の変化、表示するコンテンツの種類の調整、Google 検索のアップデートが挙げられています。また、アップデートの後に特に実施すべきことはないだろうとし、Discoverの改善の取り組みによって、コンテンツの質や公開頻度と関係なく流入が変わる可能性があるとしています。

Discoverの流入が急に減ったときは、まず検索の流入も減っていないかを確かめ、検索も減っていれば検索順位が下がったときの確認手順で原因を探します。Discoverだけが減っている場合は、上の理由による変動の可能性があります。Discoverの手動による対策が無いかも、Search Consoleの「セキュリティと手動による対策」で確かめます。

よくある質問

Discoverに表示させるための申請や設定はありますか?

Googleは、インデックスに登録されDiscoverのコンテンツポリシーを満たすページは自動的に表示の対象になり、特別なタグや構造化データは必要ないと説明しています。申請の手続きはありません。大きな画像の指定とmax-image-preview:largeの設定を確かめます。

Discoverに表示されなくなったのはなぜですか?

Googleは、利用者の興味の変化や表示する内容の調整、検索のアップデートで流入が変わると説明しています。運営者の場合は、検索の流入も減っていないか、Discoverの手動による対策が無いか、記事がインデックスされているかを確かめます。

BtoBの企業サイトもDiscoverを狙うべきですか?

Discoverは興味に合わせて記事を届ける仕組みで、時事性のある内容や、話題ごとに専門性のある記事が表示されやすいと考えられます。流入が不安定なため、BtoBの企業サイトでは検索からの流入を土台にし、Discoverはその補完と考えるのが現実的です。

Discoverに広告は出せますか?

Google 広告の一部のキャンペーンでは、Discoverを含む面に広告を配信できます。この記事で説明した自然な表示とは別の仕組みで、費用がかかります。配信の条件はGoogle 広告のヘルプで確かめてください。

Discoverとニュース(Google ニュース)は同じですか?

別の機能です。Discoverは利用者の興味に合わせて記事を表示する、Google 検索の一部の機能で、Search Consoleでも「Discover」のレポートで別に数字を見ます。Search Consoleの検索パフォーマンスの検索タイプには「ニュース」があり、Google 検索のニュースの結果の数字はそちらで確かめます。

SEOAGENTでできること

SEOAGENTでは、Search ConsoleとGA4と連携して、記事ごとの検索での表示やクリックを確認できます。Discoverに表示されるための土台になる、独自の情報を入れた記事づくりや、題名の見直しも進められます。

検索とAIの基礎に関するほかの記事は「AIO・LLMOの基礎の記事一覧」にまとめています。

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