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SERPとは:検索結果ページの要素一覧と、SEOでの見方

SERP(検索結果ページ)は、検索した語ごとに部品の組み合わせが変わるページです。Googleの視覚要素ギャラリーに沿って主な要素と運営者が影響できる範囲を整理し、当サイトで「serp」の検索結果を分解した例と、Search Consoleで自サイトの見え方を確かめる手順を説明します。

SERPとは:検索結果ページの要素一覧と、SEOでの見方

この記事の要点:

  • SERP(サープ)とは、検索エンジンで調べたときに表示される検索結果のページ(Search Engine Results Page)のことです。複数形の SERPs も同じ意味で使われます。
  • Google の検索結果ページは、テキスト検索結果・リッチリザルト・画像や動画の検索結果・「他の人はこちらも質問」などの探索機能、広告、AIによる概要といった要素の組み合わせでできています。
  • サイト運営者が影響できるのは、タイトルリンク・スニペット・パンくずリスト・リッチリザルトなど自分のページから作られる要素です。関連質問・関連検索・広告以外の並び方は直接は決められません。
  • SERP を見る目的は、検索した人が何を求めているか(検索意図)と、どんな形の答えが選ばれているかを知ることです。自サイトがどの要素で表示されたかは Search Console で確かめます。

SERPとは:検索した語に対して表示される検索結果のページ

SERP とは、検索エンジンに語句を入れて検索したときに表示される結果のページのことで、Search Engine Results Page の頭文字です。日本語では「検索結果ページ」、読み方は「サープ」が一般的です。結果のページは何ページも続くため、複数形で SERPs と書くこともありますが、意味は同じです。

Google 検索セントラルは、検索結果ページを形づくる部品を「視覚要素」と呼び、「視覚要素は、ユーザーが感知または操作できる Google 検索の検索結果ページの構成要素です」と説明しています(Google 検索の視覚要素ギャラリー、2026年10月13日確認)。SERP は 10 本の青いリンクが並ぶだけのページではなく、検索した語ごとに部品の組み合わせが変わるページだと考えると分かりやすくなります。

検索結果が表示されるまでには、クロール(ページを見つけて取得する)、インデックス登録(内容を解析して保存する)、検索結果の表示(検索語に関連する情報を返す)の 3 つの段階があると Google は説明しています(Google 検索の仕組み)。SERP はこの最後の段階の画面です。段階ごとの仕組みは「検索エンジンとは」で説明しています。

SERPの主な要素:Googleの説明による一覧

Google の SERP は、ページの文章から作られる「テキスト検索結果」を中心に、構造化データなどから作られる表示、画像や動画、関連する質問や検索の枠、広告、AI による回答で構成されます。視覚要素ギャラリーと関連する公式ページの説明をもとに、主な要素を一覧にしました。

要素何が表示されるか(Google の説明の要約)
テキスト検索結果ページのテキストに基づく結果。旧称は「ウェブ検索結果」「通常の青色リンク」。アトリビューション(サイト名・ファビコン・表示 URL)、タイトルリンク、スニペットなどで構成される
タイトルリンク検索結果の見出しになるリンク。title 要素や h1 などの見出し、og:title などから自動で決まる
スニペット結果の説明・要約の部分。主にページの本文から作られ、meta description が使われることもある
サイトリンク同じサイトの複数のページへのリンクがまとめて表示されるもの。自動で表示される
リッチリザルト・リッチ属性レビューの星やレシピの情報など、通常は構造化データに基づく追加の表示
画像・動画の検索結果ページに埋め込まれた画像や動画に基づく結果。画像や動画を探す検索で出やすい
要素何が表示されるか(Google の説明の要約)
強調スニペット検索した問いへの答えを、ページの一部を抜き出して目立たせた表示
関連質問グループ(他の人はこちらも質問)元の検索に関連する質問の一覧。質問を開くと強調スニペットが表示される
関連検索グループ他の人が行った関連する検索の一覧。自動で生成される
AIによる概要・AIモードAI が作った回答と、裏付けになるウェブページへのリンク
ナレッジパネル人物・組織・場所などの事実をまとめた枠
広告検索した語と関連性が高い場合に表示される有料の掲載

広告と自然検索(オーガニック検索)の違いは、掲載に費用がかかるかどうかと、並び方の決まり方です。Google は、広告が表示されるのは検索した語と広告の関連性が高いと考えられる場合だけで、「ほとんどの検索で広告はまったく表示されません」とし、広告には「広告」というラベルを明示して検索結果ページで区別できるようにしていると説明しています(Google 検索の仕組み:検索サイトでの広告)。同じページで Google は、Google が販売するのは広告スペースだけのため「いくらお金を払っても、オーガニック検索結果内での順位を上げることはできません」と説明しています。SEO で扱うのは広告以外の部分です。

視覚要素ギャラリーは、要素の見た目は時間とともに変わることがあり、表示される結果は端末・国・言語など多くの要因で変わるとしています。また、テキスト検索結果について「表示可能な視覚要素をすべて含むテキスト検索結果がユーザーに表示されることはありません」とも書いています。一覧は「出る可能性のある部品」であって、毎回すべてが出るわけではありません。

主な要素は、それぞれ別の記事で詳しく説明しています。テクニカルSEOの記事は「テクニカルSEOの記事一覧」にまとめています。

運営者が影響できる要素と、影響できない要素

SERP の要素のうち、サイト運営者が影響できるのは、自分のページの内容やマークアップから作られる部分です。どこまで自分で決められるかは要素によって違うため、手を入れる前に区別しておくと、効果の無い作業を避けられます。

要素運営者ができること決められないこと
タイトルリンクtitle 要素と h1 を、ページの内容を表す具体的な文にする最終的な表示文。Google が他のソースから作ることがある
スニペット本文で答えを明確に書く。meta description を書く。nosnippet などで表示を制限するどの部分を使うか
サイト名・ファビコン・パンくずリスト構造化データとファビコンの設定で指定する必ず指定どおりに出るかどうか
リッチリザルト対応する種類の構造化データを正しく書く表示されるかどうか(条件を満たしても保証されない)
強調スニペット・AIによる概要問いに短く答える文と、裏付けのある本文を書く。表示を制限するルールを使う選ばれるかどうか。専用のマークアップは無い
サイトリンクサイトの構造を分かりやすくする(Google は品質向上のためのおすすめの方法を案内している)表示するかどうか(自動)
関連質問・関連検索(直接はできない)質問を記事の題材にする何が表示されるか
広告広告を出稿する(SEO とは別の施策)自然検索の順位への影響(広告は自然検索の順位とは別)

関連質問や関連検索について、視覚要素ギャラリーは「ここに何が表示されるかを制御することはできません」としたうえで、どのようなトピックを作れるかを考えるときに関連検索クエリに注目するとよい、と書いています。決められない要素は、表示を変えようとするのではなく、記事で答えるべき問いを見つける材料として使います。

タイトルリンクの決まり方はタイトルタグとは、スニペットと説明文はメタディスクリプションとは、構造化データで変わる表示はリッチリザルトとはで、それぞれ公式の説明に沿って説明しています。

SERPから検索意図を読む方法

SERP を見る一番の目的は、その語で検索した人が何を求めているか(検索意図)を、Google が実際に返している結果から推し量ることです。上位にどんな種類のページが並び、どの要素が出ているかを見ると、知りたいのが定義なのか、手順なのか、比較なのか、ツールなのかが分かります。

SERPで見えることどうする理由
上位が用語の解説記事で、関連質問に「〜とは」が並ぶ最初の節で定義を 1〜2 文で答え、その後に詳しい説明を書く意味を知りたい検索で、短い答えが求められている
上位にツールやアプリ、拡張機能のページが多い記事で受けるか見直す。受けるなら、ツールの選び方や使い方に答える道具を探している人に解説だけの記事は合いにくい
画像や動画の枠が上の方にある図や画面写真、動画を記事に入れる見て分かる答えが求められている
上位に意味の違う結果(同じ名前の別の物)が混ざる主な語を絞り込む(例:「serp 意味」「serp seo」)か、記事の冒頭でどの意味を扱うかを書く検索した人の意図が割れており、1 つの記事で全員には答えられない
上位に英語のページが多い日本語の公式資料・一次データで補った記事を検討する日本語で答えるページが少ない可能性がある
上位が公式ドキュメントばかり公式の説明を引用しつつ、実務の手順や判断の表で補う事実の確認が求められる語で、同じ説明を繰り返すだけでは役に立たない

見た結果は、記事の構成を決める材料になります。上位の記事が共通して扱う内容は読者にとって欠かせない要素で、どの記事も扱っていない内容は差をつける余地です。上位ページを正解として写すのではなく、検索した人の問いに漏れなく答えるための確認として使います。検索意図の種類と調べ方は「検索意図とは」で詳しく説明しています。

SERP分析の手順:当サイトで「serp」の検索結果を分解した例

SERP 分析とは、ある語の検索結果に何がどの順で並び、どんな要素が出ているかを記録して、記事の方針を決める作業です。当サイト(seoagent.jp)では、新しい記事を書く前に、Ahrefs の SERP の概要(日本の検索結果)で主な語の上位 10 位を取得して確かめています。

  1. 主な語を決め、上位 10 位までの URL・題名・結果の種類を取得する(ツールが無ければ、ログアウトした状態のブラウザで検索して記録する)
  2. 結果を「解説記事」「ツール・アプリ」「公式ドキュメント」「動画」「意味の違う結果」などに分ける
  3. 関連質問・画像・動画・AIによる概要など、どの要素が出ているかを書き出す
  4. 上位 3 件ほどの解説記事の見出しを見て、共通して扱う内容と、扱っていない内容を分ける
  5. 自サイトの既存記事の主な語でも同じように上位 10 位を取り、URL がどれだけ重なるかを確かめる

例として、「serp」を 2026年10月13日に Ahrefs(日本)で取得した上位 10 位は、次のような構成でした。順位の付け方は Ahrefs の数え方で、Search Console の掲載順位とは別の数字です。

位置結果の種類内容
1解説記事SEO ツールの会社の用語集「検索エンジンの結果ページ(SERP)」
2関連質問「SERPとはどういう意味ですか?」「SERP分析とは何ですか?」「SERP APIの料金はいくらですか?」など 4 問
3〜4、6解説記事関連質問の機能についてのニュース記事、ブログ記事、SERP 調査の活用法の記事
5、7アプリ・拡張機能名前に SERP を含むアプリのストアのページ、順位を調べるブラウザ拡張機能
8画像画像の枠(9 枚)
9〜10英語の記事英語の用語解説と、SERP の最適化についての記事

この結果からは、意味を知りたい人が中心である一方、分析の方法・API の料金・ツールを探す人も混ざっていることが分かります。そこでこの記事は、定義と要素の一覧を最初に置き、分析の手順と自サイトでの確かめ方を加える構成にしました。ツールを探す人には、下の「よくある質問」で調べ方を案内しています。

手順 5 の重なりの確認は、記事を新しく作るか、既存の記事に書き足すかを決めるために行います。当サイトでは、主な語の上位 10 位が既存記事の主な語の上位 10 位と 2 件以上重なる場合は、新しい記事にしない決まりにしています。同じ日に「強調スニペット」「ゼロクリック検索」の上位 10 位も取得したところ、「serp」の上位 10 位と共通する URL はどちらも 0 件だったため、別の記事として書いています。関連する語の重なりの考え方は「カニバリゼーションとは」で説明しています。

AIによる概要・AIモードがあるSERPの見え方と数え方

AIによる概要は、検索結果ページの中に AI が作った回答と、裏付けとなるウェブページへのリンクを表示する機能です。Google は、AIによる概要は通常の検索結果に対して付加価値があるとシステムが判断した場合にのみ表示されるため、通常はトリガーされない(表示されない)と説明しています(AI 機能とウェブサイト、2025年12月31日更新、2026年10月13日確認)。

同じページで Google は、AIによる概要や AI モードにコンテンツが表示されるための追加の要件は無く、特別な最適化も必要ないとしています。サポートリンクとして表示されるには、ページがインデックスに登録され、スニペットが表示できる状態で、検索の技術的な要件を満たしている必要があります。つまり、AI の回答でリンクされるための前提は、通常の SERP に出るための前提と同じです。

Search Console での数え方も決まっています。Search Console ヘルプによると、AIによる概要の中のリンクがクリックされると 1 回のクリックとして数えられ、AIによる概要に付く掲載順位は検索結果内で 1 つだけで、中のすべてのリンクに同じ掲載順位が割り当てられます。AI モードでの掲載順位は、通常の検索結果ページと同じ方法で計算されます(表示回数、掲載順位、クリック数とは、2026年10月13日確認)。

AIによる概要が出る SERP では、順位が変わらなくてもクリック率が下がることがあります。クリック率だけで判断せず、表示回数の推移と合わせて見ます。

自サイトの見え方をSearch Consoleで確かめる手順

自分のサイトが SERP のどの要素として表示されたかは、Search Console の検索パフォーマンス レポートで確かめます。自分で検索した画面は、場所・端末・履歴で変わるため、サイト全体の見え方を知る材料には向きません。

  1. Search Console で対象のプロパティを開き、左のメニューの「検索パフォーマンス」を選ぶ
  2. 上部の「検索タイプ」でウェブ・画像・動画・ニュースのどれを見るかを選び、期間を決める
  3. 表の上のタブから「検索での見え方」を選ぶ。リッチリザルトなど、自サイトが表示された形の種類ごとに、クリック数と表示回数が並ぶ
  4. 見たい形をクリックしてフィルタにし、「クエリ」「ページ」のタブに切り替えて、どの語・どのページがその形で表示されたかを確かめる
  5. 「クエリ」タブで、表示回数が多いのにクリック率が低い語を探し、その語で実際に SERP を見て、どの要素が上に出ているかを確かめる

Search Console ヘルプは、クエリの一覧に表示されている語でも、自分で同じ語を検索したときにサイトが表示されない場合があり、その理由を「検索が行われた時間、場所、デバイス、ユーザーの最近の履歴に基づいて異なる検索結果が表示されるため」と説明しています(検索パフォーマンス レポート)。

当サイト(seoagent.jp)は 2026年にサイトを作り直しました。Search Console で 2025年6月16日〜2026年10月6日の期間に記録された検索での表示は、表示回数 10、クリック 0 で、表示されたのはトップページだけでした(平均掲載順位 42.7)。このように表示が少ない時期は、「検索での見え方」に表示される種類もほとんどありません。新しいサイトでは、まず記事がインデックスに登録され、表示回数が出始めるのを待ってから見え方を確かめます。

SERPについてのよくある誤解

SERP については、広告と自然検索の関係や、検索結果が誰にでも同じかどうかについての誤解がよく見られます。公式の説明と照らして整理します。

よくある誤解実際(公式の説明)
検索結果は誰が見ても同じGoogle は、位置情報・過去の検索履歴・検索設定などを使って、その時点で最も関連性の高い情報を判断していると説明している。端末・国・言語でも表示は変わる
広告を出すと自然検索の順位も上がる広告はラベルで区別された別の枠。Google は、お金を払ってもオーガニック検索結果内での順位は上げられないと説明している
構造化データを書けばリッチリザルトが必ず出る条件を満たしても表示は保証されない。表示するかどうかは Google が決める
AIによる概要に出るには専用の対策が要るGoogle は、追加の要件や特別な最適化は必要ないとしている。インデックス登録とスニペットの表示ができることが前提
SERP の要素はすべて毎回表示される表示される要素は語・端末・言語などで変わり、すべての要素を含む結果が表示されることは無いと Google は説明している
ツールの順位と Search Console の掲載順位は同じ数え方が違う。Search Console の掲載順位は、実際に表示されたときの位置の平均

検索結果が人によって変わることについて、Google は例として、シカゴで「フットボール」と検索するとアメリカンフットボールの結果が、ロンドンで同じ検索をするとサッカーの結果が表示される可能性が高いと説明しています(Google によるランキング結果の決定方法)。自分の順位を確かめる方法と、実感とずれる理由は「検索順位の確認方法」で説明しています。

よくある質問

SERPとSERPsの違いは?

意味は同じです。SERP は検索結果のページ(Search Engine Results Page)の略で、結果のページが複数あることから複数形の SERPs と書くこともあります。日本語の記事ではどちらも「検索結果ページ」の意味で使われています。

検索結果は人によって違いますか?

違うことがあります。Google は、位置情報・過去の検索履歴・検索設定などを使って結果を判断しており、端末・国・言語によっても表示は変わると説明しています。サイト全体での表示の様子は、自分の検索画面ではなく Search Console の検索パフォーマンス レポートで確かめます。

AIによる概要はSERPのどこに出ますか?

検索結果ページの中に、AI が作った回答と、裏付けになるウェブページへのリンクがまとめて表示されます。表示されるかどうかは検索した語によって決まり、Google は通常の検索結果に付加価値があるとシステムが判断した場合にのみ表示されると説明しています。

SERPの特徴を調べるツールは?

自サイトの見え方は Google の Search Console(検索パフォーマンス レポートの「検索での見え方」)で確かめられます。競合のページや検索結果の要素をまとめて調べるには、SEO ツールの SERP の機能(例:Ahrefs の SERP の概要)が使えます。ツールの順位は独自の数え方なので、Search Console の掲載順位とは分けて扱います。

SEOAGENTでできること

SEOAGENT では、検索結果の調査から、公開後の見え方の確認までを支援します。

  • 戦略・キーワード調査:キーワードをもとに上位ページを調べ、検索の目的や関連する言葉を整理して、記事で答える内容を選べます。
  • Ahrefs連携:ご自身の Ahrefs の契約を接続すると、「市場の調査」で競合が獲得している語や検索結果の形などを調べられます。送る前に利用量の見積りを確認できます。
  • SEO分析・効果測定:記事ごとにクリック、表示回数、CTR、平均順位を確認し、改善の項目へ進めます。

できないこと:SERP のどの要素に表示されるか、何位に表示されるかを決めたり、保証したりすることはできません。Ahrefs 連携は任意で、利用には Ahrefs の契約と API の権限が必要です。

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