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運営者情報・著者情報の書き方|載せる項目、AIの使い方の示し方、構造化データ

会社概要や著者名は、読者が情報を信頼してよいかを判断する手掛かりです。運営者情報ページと著者欄に載せる項目、専門家の名前を出せないときやAIを使うときの示し方、構造化データの書き方を、当サイトの例とともに説明します。

運営者情報・著者情報の書き方|載せる項目、AIの使い方の示し方、構造化データ

この記事の要点:

  • 運営者情報は「このサイトを誰が運営し、どこに連絡できるか」、著者情報は「この記事を誰が書き、誰が確かめたか」を示す情報です。どちらも、読者が情報を信頼してよいかを判断する手掛かりになります。
  • Googleは、コンテンツを「誰が・どのように・なぜ」作ったかを示すことを勧めています。著者名は読者が期待する場所に正確に載せ、著者についての情報へつなぎます。
  • 架空の名前や持っていない資格で、専門家が書いたように見せることは、Googleの説明では読者を欺く行為にあたります。社内に名前を出せる専門家がいない場合は、組織を著者にしてかまいません。
  • AIを使って作っている場合は、著者欄にAIを書くより、どの工程でAIを使い、人が何を確かめたかを説明するほうが役に立ちます。
  • 構造化データ(Organization、Articleの author、ProfilePage)は、ページに見えている内容と一致させて書きます。載せれば順位が上がる仕組みではありません。

運営者情報・著者情報とは

運営者情報とは、サイトを運営している会社や団体を示す情報です。会社名、所在地、連絡先、事業内容、サイトの目的などを、一般に「運営者情報」「会社概要」「このサイトについて」といったページにまとめます。

著者情報とは、記事を書いた人や組織、内容を確かめた人(監修者)を示す情報です。記事の冒頭や末尾の著者欄と、経歴や担当分野を載せた著者ページで示します。

運営者情報著者情報
答える問いこのサイトは誰のものか。問題があればどこに連絡できるかこの記事は誰が書き、誰が確かめたか。その人や組織はこの分野に詳しいか
置く場所運営者情報ページ。全ページのフッターなどからリンク記事の著者欄と、そこからリンクする著者ページ
構造化データOrganization(組織)Article(記事)の author。著者ページは ProfilePage

Googleは運営者・著者の何を見ているか

Googleは「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」の中で、コンテンツを評価する観点として「誰が(Who)」「どのように(How)」「なぜ(Why)」を挙げています。

観点Googleの説明の要点運営者・著者情報で示すこと
誰が誰が作ったかが読者に分かるか。署名(著者名)が期待される場所にあるか。署名から著者の背景や担当分野の情報へたどれるか著者欄、著者ページ、運営者情報ページ
どのようにどのように作ったか。自動化やAIを使った場合は、その説明が読者の役に立つことがある作り方、確認の方法、AIの使い方の説明
なぜ検索順位を得るためではなく、読者の役に立つために作っているかサイトの目的、編集の方針

また、Googleの検索品質評価ガイドラインでは、評価者はまず「サイトに責任を持つのは誰か」「ページのコンテンツを作ったのは誰か」を調べるよう求められています。お金のやりとりや大切な個人情報を扱うサイトには、責任者の詳しい情報と、問題が起きたときの連絡手段が求められています。

ただし、Googleは評価者の評価が順位に直接使われるわけではないと説明しています。運営者情報や著者情報は、それ自体が順位を上げる仕組みではなく、読者が信頼を判断する材料です。E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の全体像は「E-E-A-Tとは」で説明しています。

運営者情報ページに載せる項目

載せる項目は、サイトの種類によって変わります。次の表で「すべてのサイト」の行から順に確かめます。

項目内容必要なサイト
会社名・団体名正式名称と、サイトやサービスの呼び名(両者の関係が分かるように)すべて
連絡先問い合わせフォーム、メール、電話番号など、実際に返事ができる手段すべて
所在地会社の住所会社・団体が運営するサイト
事業内容何を提供しているか、どの分野を扱っているかすべて
サイトの目的誰に向けて、何のために情報を出しているかすべて
編集の方針情報の確かめ方、出典の扱い、更新と訂正の方針、AIの使い方記事を公開しているサイト
代表者・設立年代表者名、設立の年会社・団体が運営するサイト
関連ページプライバシーポリシー、公式SNS、親会社やグループ会社該当するものがあるサイト

運営者情報ページは、ヘッダーやフッターなど、どのページからもたどれる場所にリンクします。会社名や住所の書き方は、サイト内のほかのページや、外部の公式な掲載先と同じ表記にそろえます。

法律で必要な表示

通信販売を行うサイトでは、特定商取引法にもとづき、事業者の名前、住所、電話番号、価格、支払いの方法、返品の条件などを表示する必要があります。一般に「特定商取引法に基づく表記」として1ページにまとめます。個人情報を扱う場合は、プライバシーポリシーも用意します。表示する項目は事業の内容によって異なるため、消費者庁などの公的な案内で最新の内容を確かめてください。

著者情報の書き方

著者欄に書くこと

  • 著者名(個人か組織か)と、監修者がいればその名前
  • 記事のテーマとの関係が分かる一言(担当している業務、扱ってきた分野)
  • 著者ページへのリンク
  • 公開日と更新日

著者ページに書くこと

  • 名前と、所属・役割
  • 担当している分野と、その分野での実務の内容
  • 持っている資格(資格名と、確かめられる発行元)
  • 書いた記事、確かめた記事の一覧
  • 外部の公式なプロフィールがあれば、そのリンク

著者ページは、その人が書いた記事や確かめた記事をまとめて見られる場所にもなります。記事の著者名からリンクし、著者ページからも記事へ戻れるようにすると、読者が著者の担当分野と記事の関係を確かめやすくなります。

例:「著者:〇〇(自社の△△担当。□□の導入支援を担当)」のように、名前と記事のテーマの関係を短く添えます(〇〇の部分は説明用の仮の表記です)。経歴は事実だけを書きます。持っていない資格や、実際には行っていない実績は書きません。

名前を出せる専門家が社内にいないとき

Googleは、AIで作った顔写真、架空の名前、持っていない資格を使って、専門家が書いたように見せることを、読者を欺く行為だと説明しています。こうした見せかけは、信頼を下げる要因になります。

個人の名前を出せない場合は、会社や編集部などの組織を著者にしてかまいません。Googleの記事の構造化データの説明でも、著者は個人(Person)か組織(Organization)のどちらかで示すとされています。そのうえで、組織としての「作り方」と「確かめ方」を具体的に示します。

監修者を載せるとき

  • 監修者が実際に内容を確かめた記事にだけ名前を載せます。
  • 何を確かめたか(専門的な説明の正しさ、数値、法令の記述など)と、確かめた日を示せると、読者に役割が伝わります。
  • 監修者が確かめたあとに記事を大きく直したときは、改めて確かめてもらうか、表示を見直します。

作り方とAIの使い方を示す

Googleの「どのように」の観点では、コンテンツをどう作ったかを読者に説明することが勧められています。自動化やAIを使った場合は、その事実と使い方を説明することが役に立つ場合がある、とされています。

一方でGoogleは、AIを著者として表示することは、AIの利用を伝える方法として最善ではないだろうとも説明しています。著者欄にAIの名前を書くのではなく、作り方の説明として示します。

示すこと書き方の例
どの工程でAIを使ったか例:構成案と下書きにAIを使用
人が何を確かめたか例:担当者が公式の資料で事実と出典を確認
いつ確かめたか例:最終確認日を記事ごとに表示
誤りを見つけたときの連絡先例:問い合わせフォームへのリンク

誤りを直したときの扱いも、方針として決めておきます。例:事実の誤りを直した場合は更新日を変え、何を直したかを記事の末尾に短く書く、などです。直した内容が読者に分かると、確認の手順が実際に動いていることが伝わります。

記事ごとに同じ説明を書くのが大変な場合は、サイト共通の「編集の方針」のページにまとめ、各記事からリンクする方法があります。AIを使った記事づくりの考え方はAIライティングとはで紹介しています。

当サイトの例:組織を著者にし、作り方を記事ごとに示す

当サイト(seoagent.jp)では、記事の構造化データの型が空で、投稿者欄に管理者のユーザー名が出ている状態でした。そこで、次のように直しました。

  1. 記事の構造化データを BlogPosting(ニュースは NewsArticle)にし、著者を運営組織にしました。
  2. 管理者のユーザー名が表に出ないよう、投稿者ごとの記事一覧(投稿者アーカイブ)を無効にしました。
  3. 反映のたびに「ユーザー名が出ていないこと」を確認しています。

あわせて、すべての記事の末尾に「この記事について」の欄を表示しています。中身は次の4つです。

欄表示している内容
運営株式会社RILARC(SEOAGENT 編集部)。運営者情報ページへのリンク
作り方構成と下書きにAI(SEOAGENTを含む)を使い、担当者が公式の資料で事実と出典を確認してから公開していること。編集・AI利用方針へのリンク
最終確認日記事ごとの日付
訂正の窓口誤りの指摘を受け付ける問い合わせへのリンク

サイト全体の組織の構造化データには、運営会社を parentOrganization(株式会社RILARC、所在地を含む)として、編集・AI利用方針のページを publishingPrinciples として入れています。個人の名前を出す代わりに、誰が責任を持ち、どう作ったかを組織として示す形です。

構造化データで運営者と著者を伝える

構造化データは、ページの内容を検索エンジンが読み取りやすい形式で書いた情報です。Googleの説明にもとづく主な書き方は次のとおりです。

伝えたいこと使う型・項目Googleの説明の要点
運営者Organization の name・url・logo・address・contactPoint・sameAsurl はサイトのURL。sameAs は公式SNSなど、組織の情報がある外部のページ
記事の著者Article の author(Person か Organization)name には著者名だけを入れ、運営者名は publisher に書く。著者が複数ならそれぞれを書く
著者の詳しい情報author の url、または sameAs著者を一意に示すページ(著者ページなど)を指す
著者ページProfilePage の mainEntity(Person か Organization)サイト内の著者ページには ProfilePage を使うことが勧められている

例:組織を著者にした記事の構造化データです(社名やURLは説明用の仮のものです)。

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "BlogPosting",
  "headline": "記事のタイトル",
  "datePublished": "2026-10-01",
  "dateModified": "2026-10-10",
  "author": {
    "@type": "Organization",
    "name": "サンプル株式会社",
    "url": "https://example.com/about/"
  },
  "publisher": {
    "@type": "Organization",
    "name": "サンプル株式会社",
    "logo": "https://example.com/logo.png"
  }
}
</script>

どの項目も、ページに見えている内容と一致させます。構造化データにだけ書いた経歴や資格は、読者には見えず、確かめることもできません。書き方と確かめ方は構造化データとは、自社を一つの実体として検索エンジンやAIに伝える考え方は「エンティティSEOとは」で説明しています。

公開前と定期の点検表

運営者情報と著者情報は、一度作って終わりではありません。次の表で、公開前と、時期を決めた見直しのときに確かめます。

確かめることよくある失敗
どのページからも運営者情報ページへたどれるかページはあるのに、どこからもリンクしていない
著者名が誰か分かるか「編集部」とだけ書き、どの組織の編集部か分からない
経歴・資格は事実だけか確かめられない肩書きや、実在しない人物の紹介を載せている
監修者が実際に確かめた記事だけに表示しているか名前だけを載せ、内容は確かめていない
担当者の異動・退職を反映しているか古い著者情報が残っている
社名・住所の表記がそろっているかサイト内や外部の掲載先で表記が違う
構造化データと見えている内容が一致しているか著者を変えたのに構造化データが古いまま。管理画面のユーザー名が出ている

運営者情報・著者情報の書き方と関わるAIO・LLMOの基礎の記事は「AIO・LLMOの基礎の記事一覧」にまとめています。自社や担当者だけが持つ情報の示し方は一次情報とはで紹介しています。

よくある質問

運営者情報を載せると検索順位は上がりますか?

載せるだけで順位が上がる仕組みは、Googleから説明されていません。読者が信頼してよいかを判断するための情報で、Googleが勧める「誰が作ったかを分かるようにする」ことの一部です。

個人ブログでも運営者情報は必要ですか?

誰が書いているか、どこに連絡できるかは、個人のサイトでも読者の判断材料になります。自宅の住所や電話番号まで公開する必要はなく、検索品質評価ガイドラインでも、個人のサイトがそうした連絡先を載せないことはあり得るとされています。

著者を「編集部」にしてもよいですか?

どの会社・団体の編集部かが分かり、運営者情報ページや編集の方針へたどれるなら、組織を著者にする方法として使えます。名前だけで所属が分からない書き方は避けます。

AIで書いた記事には、何と表示すればよいですか?

決まった表記はありません。どの工程でAIを使い、人が何を確かめたかを、記事の欄やサイト共通の方針ページで説明します。Googleは、AIを著者として表示するのは最善の方法ではないだろうとしています。

著者の顔写真は載せたほうがよいですか?

Googleの説明で、顔写真を必須とするものは確認できません。載せる場合は本人の実際の写真を使います。AIで作った顔写真を実在の人物のように見せることは、Googleが読者を欺く例として挙げている行為です。

SEOAGENTでできること

SEOAGENTでは、自社の資料、文体、避けたい表現、記事からの案内先を登録し、記事づくりで共通して使えます。公開前の確認では、数字・体験・実績の根拠や、構造化データの数字のずれなど、公開ページの設定に関わる点も示します。運営者情報ページや構造化データの出力そのものは、WordPress側のテーマやプラグインの設定で行います。

参考情報

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