日本語 English(Home)

検索結果のサイト名とファビコン:Googleに正しく表示させる設定と確かめ方

検索結果に出るサイトの名前やアイコンが意図と違う、表示されない、というときに確かめる点をまとめました。Google の説明にある指定の方法と要件、反映までの流れ、確認の順番を、当サイト(seoagent.jp)の設定を取得して確かめた結果とあわせて説明します。

検索結果のサイト名とファビコン:Googleに正しく表示させる設定と確かめ方

この記事の要点:

  • サイト名は、Google の検索結果で各ページの上に出るサイト全体の名前です。ファビコンは、その横に出るサイトの小さなアイコンです。どちらもページごとではなく、ドメインかサブドメインのサイトごとに 1 つです。
  • 希望するサイト名は、ホームページに WebSite の構造化データ(name と url)を置いて伝えます。Google は、自動で決まったサイト名を手動で変えることはできないと説明しています。
  • ファビコンは、ホームページの head に <link rel="icon"> を置きます。正方形で 8×8 ピクセル以上が必要で、48×48 ピクセルより大きいものが勧められています。
  • 反映には、Google がホームページを再クロールするまで数日から数週間かかることがあります。確かめるときは URL 検査とスキーマ マークアップ検証ツールを使い、リッチリザルト テストは使いません。
  • 当サイト(seoagent.jp)では、旧サイトの長い名前とアイコンを外し、構造化データの名前、og:site_name、ファビコン、/favicon.ico を同じものにそろえています。

検索結果のサイト名とファビコンとは

サイト名とは、Google の検索結果で、各ページのタイトルの上に表示されるサイトの名前です。Google 検索セントラルの「Google 検索でのサイト名」(最終更新日 2026-02-20、2026 年 10 月 13 日確認)は、サイト名はページごとのタイトルリンクとは異なり「サイト全体で一つ」だと説明しています。ファビコンとは、サイト名の横に表示される、サイトを表す小さなアイコンです。ブラウザのタブやブックマークにも同じアイコンが使われます。

2 つとも、検索結果でどのサイトのページかを見分けてもらうための表示です。社名や製品名で検索した人が公式サイトを見つけやすくなるため、指名検索の見え方を整える作業の一部になります。

項目サイト名ファビコン
何を表すかサイト全体の名前サイトを表すアイコン
指定する方法ホームページの WebSite 構造化データホームページの <link rel="icon">
単位ドメインかサブドメインごとに 1 つホスト名ごとに 1 つ
サブディレクトリサポートされないサポートされない(親のサイトのものが使われる)
Google が手で変えるか変えられない(自動で決まる)ガイドラインに合っても表示される保証はない

タイトルリンク(各ページの題名の部分)が意図と違う場合は、別の仕組みで決まっています。見え方の全体は「SERPとは」で説明しています。

サイト名の決まり方:Googleの説明

サイト名は、Google がホームページの内容とウェブ上の参照元を考慮して自動で決めます。Google の説明では、希望するサイト名を伝えるには、ホームページの WebSite 構造化データが「最も重要」です。og:site_name、title 要素、見出し要素、ホームページ上のその他のテキストも考慮されます。

同じ文書は、「Google では自動生成されたサイト名を手動で変更することはできません」と書いています。できるのは、構造化データで希望の名前と代替名を伝え、ホームページの他の場所の名前をそろえることです。名前の決め方については、次の点が挙げられています。

  • サイトを正確に表し、誤解を招かない独自の名前にする
  • 一般に認知されている簡潔な名前を使う(例として「Google, Inc.」ではなく「Google」)。長さに制限はないが、デバイスによっては途中で切れる
  • 「アイオワで一番の歯医者」のような一般的な名称は、有名なブランド名でない限り選ばれにくい
  • 構造化データの名前と、ホームページの他の場所の名前を一致させる
  • 代替名を指定する。Google は、グローバルな性質を持つ 2 つの異なるサイトに通常同じサイト名を使わず、正式名称より頭字語で知られていると判断する場合もある

サイトの単位にも決まりがあります。Google 検索は、ドメインまたはサブドメインで定義されたサイトにつき 1 つのサイト名だけをサポートし、サブディレクトリ単位のサイト名はサポートしていません。https://example.com/news のような場所に別の名前を付けることはできず、https://news.example.com のようなサブドメインなら別の名前を持てます。www で始まるサブドメインと m で始まるサブドメインは、通常ドメインレベルと同等に扱われます。

サイト名を指定する:WebSite構造化データの書き方

サイト名は、ホームページに WebSite 型の構造化データを置き、name(サイト名)と url(ホームページの URL)を書いて指定します。Google の文書は、このマークアップはサイトのすべてのページではなく「ホームページだけ」に追加すればよいと説明しています。JSON-LD で書くと次の形です。

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "WebSite",
  "name": "Example",
  "alternateName": ["EX", "example.com"],
  "url": "https://example.com/"
}
</script>
プロパティ必須か書く内容
name必須第 1 希望のサイト名
url必須ドメインまたはサブドメインの正規のホームページの URL
alternateName推奨代替名(略称・頭字語など)。複数書け、最も重要なものを 1 番目にする

書くときの注意として、Google の文書は次の点を挙げています。

  • ホームページに置く:ホームページはドメインまたはサブドメインのルート URI。https://example.com/de/index.html はホームページではない
  • 既存の WebSite に入れる:すでに WebSite の構造化データがあるなら、可能であれば別のブロックを足さず、同じノードに name を入れる
  • 重複するホームページにも同じものを置く:HTTP と HTTPS、www ありとなしのように同じ内容のホームページが複数あるなら、正規のページだけでなくすべてに同じ構造化データを置く
  • ドメイン名を代替名にするときは小文字で:第 1 希望が選ばれない場合の代わりとして、ドメイン名を example.com のようにすべて小文字で alternateName に加えられる

WordPress では SEO プラグインが WebSite を出力していることが多いため、プラグインの設定で名前を入れるのが、ブロックを重ねないための近道です。

ファビコンの要件と設定方法

検索結果にファビコンを出すには、ホームページの head に <link rel="icon" href="/path/to/favicon.ico"> の形でアイコンを指定します。Google 検索セントラルの「検索結果用のサイトのファビコンの設定」(最終更新日 2026-09-09、2026 年 10 月 13 日確認)は、rel の値として icon、apple-touch-icon、apple-touch-icon-precomposed と、過去の経緯から shortcut icon をサポートしているとしています。

同じ文書のガイドラインは次のとおりです。すべてに沿っていても、検索結果に表示されるとは限らないと書かれています。

項目Google の説明
数サポートされるのは 1 サイトにつき 1 つ。サイトはホスト名で決まり、サブディレクトリには親のサイトのファビコンが適用される
クロール画像用 Googlebot がファビコンのファイルを、Googlebot がホームページをクロールできること
形正方形(縦横比 1:1)で 8×8 ピクセル以上。48×48 ピクセルより大きいものを推奨
形式BMP、GIF、ICO、PNG、JPEG、PPM、TIFF
URL固定する(頻繁に変えない)。自社以外(CDN など)に置いてもよい
内容ブランドを視覚的に表すもの。不適切な表現は既定のアイコンに置き換えられる

ファビコンのサイズについて「48 ピクセルの倍数」と書かれた解説を見かけますが、2026 年 10 月 13 日時点の Google の文書の記述は「8×8 ピクセル以上」と「48×48 ピクセルより大きなファビコン」を勧める、の 2 点です。SVG は、同じ文書のサポートされる形式の一覧には載っていません。

複数の <link rel="icon"> を書く場合について、MDN の rel 属性の説明は、ブラウザーが media・type・sizes の各属性から最も適切なアイコンを選ぶとしています。検索結果用とブラウザ用を兼ねるなら、48×48 ピクセルより大きい正方形の画像を 1 つ含めておくと、Google の推奨にも合います。

当サイト(seoagent.jp)の設定例:WordPressとRank Math

当サイトは WordPress と SEO プラグインの Rank Math で作っており、サイト名とファビコンを次のように設定しています。設定はリポジトリの設定スクリプトとテーマのコードで管理しています。

項目当サイトの設定
サイト名(WebSite の name)SEOAGENT(Rank Math の設定)
代替名(alternateName)トップページは「SEO AGENT」(Rank Math の設定)。トップページ以外でテーマが出力する WebSite には「SEO AGENT」「seoagent.jp」
og:site_nameSEOAGENT。旧サイトで使っていた長い名前は使わない
トップページの titleAIO・LLMO・SEO対策ツール|SEOAGENT(SEOエージェント)
ファビコンテーマの画像を <link rel="icon"> で 32×32 と 192×192 の PNG、apple-touch-icon で 180×180 の PNG を指定(URL の末尾にファイルの更新時刻の ?v= が付く)
/favicon.ico16×16 と 32×32 を含む ICO を、テーマから直接返す

2026 年 10 月 13 日にトップページの HTML を取得して確かめた WebSite の構造化データは、次のとおりです(検索ボックスの項目は省略)。

{
  "@type": "WebSite",
  "@id": "https://seoagent.jp/#website",
  "url": "https://seoagent.jp",
  "name": "SEOAGENT",
  "alternateName": "SEO AGENT",
  "publisher": { "@id": "https://seoagent.jp/#organization" },
  "inLanguage": "ja"
}

Google の説明に照らすと、確かめた結果から 2 つの点が分かります。1 つ目は、サイト名が判断されるトップページの代替名が「SEO AGENT」だけで、小文字のドメイン名(seoagent.jp)は入っていないことです。テーマには WebSite に代替名が無いときだけ「SEO AGENT」「seoagent.jp」を補う処理がありますが、トップページでは Rank Math がすでに代替名を出しているため、補う処理が働いていません。2 つ目は、ファビコンの URL の末尾に、画像ファイルの更新時刻を表す ?v= が付いていることです。反映でファイルの更新時刻が変わると URL も変わるため、Google の「ファビコンの URL は固定されている必要があります」という説明に照らして見直しが必要な点です。どちらも、設定を書いた側では気付きにくく、公開されている HTML を取得して初めて分かりました。

ファビコンでは、WordPress の「サイトアイコン」の扱いに注意が要りました。旧サイトのサイトアイコンが残っていたため、設定を外してテーマのアイコンを使うようにしました。サイトアイコンが未設定のとき、WordPress は /favicon.ico へのアクセスを WordPress 自身のロゴへ転送するため、テーマのアイコンを返す処理を加え、検索結果用のアイコンとブラウザが直接取りに来る /favicon.ico を同じ絵にそろえています。

反映のたびに、トップページの og:site_name が「SEOAGENT」であること、ファビコンの指定(icon-32.png)が出ていること、/favicon.ico が転送ではなく 200 で返ることを自動で確かめています。192×192 の画像は正方形で 48×48 ピクセルより大きいため、Google の推奨に合っています。

反映の確かめ方と、意図と違うときの確認の順番

サイト名とファビコンは、Google がホームページを再クロールして処理した後に反映されます。Google の文書はどちらについても、クロールには数日から数週間かかる場合があり、URL 検査ツールでホームページの再クロールをリクエストできると説明しています。

  1. 構造化データの文法を確かめる:スキーマ マークアップ検証ツールなどで、WebSite の構造化データにエラーが無いことを確かめる。Google の文書は、リッチリザルト テストはサイト名をサポートしていないと書いている
  2. ホームページが見られるかを確かめる:Search Console の URL 検査で、robots.txt・noindex・ログインでブロックされていないことを確かめる
  3. 再クロールを依頼する:問題が無ければ、URL 検査からインデックス登録をリクエストする。リクエスト数には 1 日あたりの上限がある
  4. 待ってから検索結果を見る:数日から数週間後に、社名や製品名で検索して表示を見る

希望したサイト名が出ない場合は、Google の文書の確認項目を順に見ます。

状況確かめること対処
別の名前やドメイン名が出るホームページの name が希望の名前か。title・og:site_name・見出しの名前と一致しているか名前をそろえ、再クロールを依頼する
そろえても選ばれないalternateName があるか代替名を加える。それでも選ばれなければ、小文字のドメイン名を代替名に加える
一部のページだけ違う名前ホームページではすでに希望の名前が出ているか内部ページの再クロールと処理を待つ
サブディレクトリに別の名前を付けたいそもそもサポートされない別の名前が必要ならサブドメインを使う
ファビコンが出ない・古いlink 要素がホームページにあるか。画像が正方形で 8×8 以上か。画像とホームページがクロールできるか。URL を変えていないか要件に合わせ、URL を固定したまま再クロールを依頼する

Google の文書は最後の手段として、ドメイン名を小文字で第 1 希望の name にする方法も挙げていますが、これは「最終手段としてのみ」勧められているものです。ガイダンスに沿っても解決しない場合は、Google 検索セントラル ヘルプ コミュニティへの投稿が案内されています。

よくある誤解と、AI検索での扱い

サイト名とファビコンは見た目の表示の仕組みで、順位を上げるための設定ではありません。よくある誤解と、Google の文書の記述を並べます(2026 年 10 月 13 日確認)。

よくある誤解実際(Google の説明)
Google に申請すればサイト名を変えてもらえる自動生成されたサイト名を Google が手動で変更することはできない。構造化データと代替名で伝える
全ページに WebSite の構造化データが必要追加する必要があるのはホームページだけ
リッチリザルト テストで確かめられるリッチリザルト テストはサイト名をサポートしていない。スキーマ マークアップ検証ツールなどを使う
ガイドラインどおりならファビコンは必ず出るすべてのガイドラインに準拠していても、表示されるとは限らない
ファビコンを置くと順位が上がるファビコンの文書は表示の要件を説明しており、順位への影響には触れていない

AI による概要や AI モードについて、Google の「AI 機能とウェブサイト」(2026 年 10 月 13 日確認)は、表示されるための追加の要件や特別な最適化は無いと説明しています。AI 機能の中でサイト名やファビコンがどう使われるかを説明した記述は、Google の文書では確認できませんでした。指名検索で自社がどう見えるかを整える基本として、サイト名とファビコンをそろえておき、エンティティSEOの考え方で組織の情報も一致させておくのが確実です。

よくある質問

サイト名が別の名前で表示されるのはなぜですか?

Google は、構造化データで指定された名前を採用する十分な根拠が無いと、ホームページの他の情報から名前を作ったり、ドメイン名を表示したりします。構造化データの name と title・og:site_name・見出しの名前をそろえ、alternateName を加えて再クロールを依頼します。

ファビコンが検索結果に出ないのはなぜですか?

ホームページの link 要素が無い、画像が正方形でないか 8×8 ピクセル未満、画像やホームページがクロールできない、などが考えられます。要件をすべて満たしても表示されるとは限らないと Google は説明しています。反映には数日から数週間かかることがあります。

ファビコンはSEOの順位に影響しますか?

Google のファビコンの文書は表示の要件を説明するもので、順位への影響には触れていません。検索結果でサイトを見分けてもらうための表示として設定します。

反映までどのくらいかかりますか?

Google は、ホームページの再クロールに数日から数週間かかる場合があると説明しています。URL 検査ツールで再クロールをリクエストできますが、反映の時期は保証されません。

SEOAGENTでできること

SEOAGENT では、AI 検索に関わるサイトの設定の確認と、記事の WordPress への投稿を支援します。できないこと:サイト名の構造化データやファビコンを設定すること、検索結果に表示されるサイト名を変えることはできません。ホームページの設定は WordPress や SEO プラグインの側で行います。テクニカルSEOの関連記事は「テクニカルSEOの記事一覧」にまとめています。

  • AI検索・表示速度の診断:robots.txtを読み、検索の表示に使われるクローラーと学習に使われるクローラーを分けて確認できます。
  • WordPress投稿・予約:タイトル、本文、画像、カテゴリ、タグ、スラッグなどを設定して、接続した WordPress へ送れます。すぐに公開するか、日時を指定して公開するかを選べます。

参考情報

関連する記事

「テクニカルSEO」の記事をすべて見る →

クロールバジェットとは:Googleの説明と、気にすべきサイト・しなくてよいサイト
テクニカルSEO

クロールバジェットとは:Googleの説明と、気にすべきサイト・しなくてよいサイト

クロールバジェットは、多くのサイトでは気にする必要がありません。Google の「クロール バジェットの管理」の原文に沿って、決まる仕組み、対策が必要なサイトの目安、クロールの統計情報での確かめ方、クロールを無駄にする原因と対処を、当サイトの点検結果とあわせて説明します。

AIでSEO対策を、もっと続けやすく。

機能と使い方、料金・契約条件は、サービス資料でご案内します。