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Bing・Copilot向けのSEO:Googleとの違いと確かめ方

Bing向けに特別な書き方は要りませんが、更新の知らせ方やCopilotでの使われ方の指定などGoogleと違う点があります。Bingの公式のガイドラインをもとに、違い、Copilotの回答での扱い、点検の項目と結果の確かめ方を説明します。

Bing・Copilot向けのSEO:Googleとの違いと確かめ方

この記事の要点:

  • Bing SEO とは、Microsoft の検索エンジン Bing の検索結果と、Bing の検索を使って答える Copilot の回答で、自社のページが見つけられ、使われるようにする取り組みです。
  • 土台は Google 向けと同じで、Bing の公式のガイドライン(Bing Webmaster Guidelines)も、利用者の意図に応えるオリジナルの内容を求めています。Bing 向けに特別な書き方が必要なわけではありません。
  • 違いが出るのは、更新を知らせる方法(IndexNow)、Copilot での使われ方を指定するタグ(NOARCHIVE・NOCACHE など)、不自然なリンクの扱い、確かめる道具の4点です。
  • 効果は推測せず、Bing Webmaster Tools の検索パフォーマンスと AI Performance、GA4 の参照元、Copilot への質問の記録で確かめます。

Bing SEOとは:BingとCopilotで見つけてもらうための取り組み

Bing SEO とは、Bing の検索結果で自社のページが表示され、さらに Bing の検索を材料にする Copilot などの AI の回答で、根拠として使われやすくするための取り組みです。Bing は、Microsoft のブラウザ Edge のアドレスバーで既定の検索エンジンとして使われています(Microsoft サポートでは、設定で変更できると案内)。

Bing の公式のガイドライン「Bing Webmaster Guidelines」は、Bing がコンテンツを見つけ、クロールし、登録し、評価し、表示するまでを説明したもので、対象には Bing の検索だけでなく Copilot と、外部の AI に検索結果を渡す仕組み(grounding、グラウンディング)も含まれています。つまり、Bing で正しく扱われることが、Copilot の回答で使われるための前提になります。

結論から言うと、Google 向けに正しく作られたサイトは、Bing でも大きく外れません。見直すのは次の4点です。

見直す点Bing で確かめることこの記事の節
評価の考え方Bing Webmaster Guidelines が求める内容と、避けることガイドラインの全体像、避けること
AIでの使われ方Copilot の回答でページがどう使われ、どのタグで制限できるかCopilot の回答、タグの選び方
技術面Bingbot が取得でき、URL が整理されているか技術面の点検
確かめ方どの画面とデータで結果を見るか確かめる方法

登録の手順やサイトマップの送信など、ツールの操作は別にまとめます。この記事では、Bing の評価の考え方と Copilot での扱いを中心に説明します。

Bing Webmaster Guidelinesの全体像:Bingは何を見ているか

ガイドラインは、段階ごとに Bing がサイトに求めることを示しています。2026年10月時点の内容を、要点だけ整理します。

段階Bing が求めていること
見つけるIndexNow での URL の送信、XML サイトマップ、クロールできる内部リンク、関連するサイトからのリンクで、URL を確実に見つけられるようにする
クロールするrobots.txt で Bingbot を止めない。robots.txt はクロールの可否を決めるもので、登録の可否を決めるものではない
登録する重複は canonical でまとめ、恒久的な移転は 301、削除したページは 404 を返す。重要な内容をブラウザ側の JavaScript の描画だけに頼らない
評価する利用者の意図に十分に応える、オリジナルで信頼できる内容。薄い、広告ばかり、アフィリエイトだけのページは、順位や AI の回答に使われる対象から外れることがある
表示する構造化データは見えている内容と一致させる。スニペットや Copilot での使われ方はタグで指定できる

評価の要素について、Bing は以前から、検索語と内容の関連性、品質と信頼性、内容の新しさ、利用者の場所などを考慮すると説明してきました。2026年5月の Bing のブログ「Evolving role of the index」では、AI の回答の根拠に古い事実が使われると誤った回答につながるため、新しさがより大切になると述べています。料金や仕様のように変わる情報は、変わった日に直し、日付を添えることが Bing でも求められていると考えられます。

ガイドラインに反した場合は、Bing の検索での表示が減る、Copilot などの回答に使われる対象から外れる、Bing のインデックスから削除される、といった扱いになることがあると書かれています。

Googleとの違い:同じところと違うところ

Bing と Google のどちらが優れているかではなく、運営者の作業として何が変わるかを表にします。

項目BingGoogle
求める内容利用者の意図に応える、オリジナルで信頼できる内容利用者を第一に考えた、有用で信頼できる内容
更新の知らせ方IndexNow を推奨。XML サイトマップも使うXML サイトマップ。IndexNow の参加先には含まれていない
サイトマップの changefreq・priority使わない(Bing のブログ、2025年7月)使わない
一時的な転送(302)2日未満のごく短い変更にだけ使うよう、ガイドラインに明記恒久的な移転には 301 を使う
不自然なリンク2023年10月にリンクの否認の機能を廃止。不自然なリンクは自動で見つけて無視すると説明Search Console にリンクの否認ツールがある
AI の回答での使われ方の指定NOARCHIVE・NOCACHE などで Copilot での使われ方を指定できるnosnippet・data-nosnippet などで AI による概要での表示を制限する
確かめる道具Bing Webmaster Tools(表示回数にチャットの回答を含む。AI Performance で引用を見られる)Search Console

Google の AI 機能での表示の制限のしかたは「AI検索の仕組みと表示の条件」で説明しています。両方で表示を制限したいときは、それぞれの指定が別に必要かを確かめます。

Copilotの回答ではページがどう使われるか

Microsoft Learn の説明によると、Copilot Chat は、質問の中でウェブの情報が役立つ部分を見つけ、短い検索語を作って Bing の検索に送ります。質問の文全体がそのまま送られるわけではありません。Bing から返ってきた結果をもとに回答を作り、出典としてサイトへのリンクを示します。

このため、Copilot の回答で使われるかどうかは、次の段階で決まると整理できます。

  1. Bing に登録されている:登録されていなければ、検索結果として返る候補になりません。
  2. 短い検索語で見つかる:Copilot が作る検索語は、利用者の質問の文より短い形になります。見出しや本文で、内容をその分野で普通に使われる言葉で書いておくことが役立つと考えられます。
  3. 内容を読み取れる:ガイドラインでは、確実に描画できない内容は、登録されないか、AI の回答の根拠に選ばれないことがあるとしています。
  4. 使ってよいと指定されている:次の節のタグで、Copilot での使われ方を制限していないかを確かめます。

どの結果を回答に使うかの詳しい基準は、公式の説明では確認できませんでした。Copilot を含む AI の回答での扱いを記録して測る方法は「LLMOの効果測定」で説明しています。

Copilot 検索(Copilot Search in Bing)とは:Bingの検索結果との関係

Copilot 検索(Copilot Search in Bing)とは、Bingの検索結果の上に、Copilotの生成AIが要点をまとめた回答と出典のリンクを示す、Bingの検索の機能です。Microsoftは2025年4月のBing Search Blogで提供の開始を発表し、bing.comのナビゲーションや回答の下の関連トピックから使えると説明しています(2026年10月14日に確認)。

同じ記事では、回答の文や段落ごとに出典へのリンクを付け、回答に使ったリンクの一覧と関連するウェブの検索結果も表示すると説明しています。土台はBingの検索なので、Copilot 検索で出典に選ばれる前提は、Bingに登録され、Copilotでの使われ方をタグで制限していないことです。どのページを出典に選ぶかの基準は、公式の説明では確認できませんでした。

確かめること見る場所
出典として示された回数Bing Webmaster ToolsのAI Performance
Copilot 検索からの訪問GA4の参照元(bingやcopilotを含む行。どの参照元になるかは公式の説明で確認できず)
回答の中身自社に関係する質問をCopilot 検索で入力し、確認日・質問・出典の有無を記録する

Copilotでの使われ方を指定するタグの選び方

Bing のガイドラインと Bing のブログ(2023年9月・2025年10月)では、ページやページの一部について、Copilot での使われ方を次のように指定できると説明しています。

指定Bing の検索Copilot の回答
NOINDEX表示されない使われない(grounding の結果にも出ない)
NOARCHIVE表示される回答に使われず、リンクもされない
NOCACHE表示されるURL・タイトル・スニペットだけが使われる。引用の深さと回答の質が下がる
NOSNIPPET説明文が表示されない引用の質が下がることがある
data-nosnippet(要素に付ける)その部分は登録と順位の評価には使われるが、スニペットに出ないその部分は AI の要約に使われない

NOCACHE と NOARCHIVE の両方を付けた場合は、NOCACHE として扱うと説明されています。指定は robots の meta タグで書きます。

<!-- 例:Bing の検索には出すが、Copilot の回答には使わせない -->
<meta name="robots" content="noarchive">

<!-- 例:ページの一部だけ、スニペットと AI の要約から外す -->
<div data-nosnippet>会員向けの価格表</div>

目的別の目安は次のとおりです。Copilot での引用を増やしたいページには、これらのタグを付けないことが前提です。

  • 検索にも AI にも出したくない:noindex。
  • 検索には出すが、AI の回答には使わせたくない:noarchive。
  • AI に要約されたくない部分だけを外したい:その部分に data-nosnippet。

noarchive などは、ほかの検索エンジンでの扱いが違う場合があります。サイト全体に付ける前に、どのページに何を付けたかを一覧にしておきます。

Bingが避けるよう求めていること

ガイドラインの「Abuse and Examples of Things to Avoid」では、Bing の検索と Copilot の両方で表示の対象から外れる原因になる行為が挙げられています。

行為内容
クローキングクローラーと利用者に違う内容を見せる
リンクスキームリンクの購入、リンクのスパム、私的なサイトのネットワーク、偽の SNS での宣伝などで評価を水増しする
キーワードの詰め込み過度な繰り返し、不自然な言い回し、関係のない語を並べる
無断の複製他のサイトの内容を価値を加えずに載せる。新しい見方のない軽い言い換えも含む
大量の自動生成編集の確認や独自の価値のない内容を大量に作る
価値の薄いアフィリエイト独自の情報がほとんどないアフィリエイトのページ
プロンプト インジェクションBing や Copilot の言語モデルを操作・妨害するための内容を入れる
誤解を招く構造化データ見えている内容と合わない、または関係のないマークアップ
悪意のある行為フィッシングなど

「AI の回答で引用されるように、AI 向けの指示文をページに隠しておく」といった方法は、プロンプト インジェクションに当たるおそれがあります。ガイドラインは、内容は利用者のために作るもので、順位の仕組みを操作したり、引用や AI の回答を引き起こしたりするために作るものではないとしています。

誤って対象とされた場合や、問題を直した後は、Bing Webmaster Tools からサポートに連絡できると案内されています。

Bing向けに点検する技術面の項目

ガイドラインのうち、サイトの設定で確かめられる項目を点検表にしました。多くは Google 向けの内部対策と共通です。

点検項目確かめ方
robots.txt で Bingbot を止めていないBing Webmaster Tools の robots.txt Tester
重要な本文が、JavaScript を実行しなくても HTML にあるページのソースを表示して本文を探す。URL 検査のライブの確認
重複する URL が canonical で 1 つにまとまっている各ページの canonical が自分自身か正しい URL を指しているか
恒久的な移転は 301、302 は2日未満の変更だけリダイレクトの応答コードを確かめる
削除したページは 404 を返す存在しない URL を開いて応答コードを見る
サイトマップに正規の URL だけを載せ、lastmod が正しいサイトマップを開き、転送や削除済みの URL がないかを見る
更新を IndexNow で知らせているBing Webmaster Tools の IndexNow の画面
構造化データが見えている内容と一致している表示されている値とマークアップの値を比べる

当サイト(seoagent.jp)では、トップ / から日本語版 /ja/ への転送が 302 になっていたため 301 に変えました(現在は日本語版をトップ / に置き、以前の /ja/ の URL を 301 で転送しています)。また、記事一覧の canonical が存在しない URL を指していたのを、ページ自身の URL に直しました。どちらも Bing のガイドラインの「恒久的な移転は 301」「重複は canonical でまとめる」に当たる項目です。

転送の考え方は301リダイレクトの使い方で、ほかの項目も含めた点検の進め方は「SEO内部対策のチェックリスト」で説明しています。JavaScript で表示するサイトの注意点は「JavaScript SEOとは」にまとめています。

BingとCopilotでの扱いを確かめる方法

Bing 向けにどこまで力を入れるかは、一般的な利用者の割合ではなく、自社のデータで決めます。次の順に確かめます。

  1. 登録されているか:Bing Webmaster Tools の URL 検査で、主要なページの登録の状態を見ます。
  2. 検索での表示:検索パフォーマンスで、表示回数・クリック数と検索語を見ます。表示回数にはチャットの回答での表示も含まれます。
  3. AI の回答での引用:AI Performance(2026年10月時点でプレビュー)で、Copilot などで引用された回数とページ、AI が使った検索語を見ます。引用は訪問とは別の数字です。
  4. 訪問と成果:GA4 の「トラフィック獲得」で、参照元に bing を含む行を見ます。Copilot からの訪問がどの参照元として記録されるかは、公式の説明で確認できませんでした。「copilot」を含む参照元がないかもあわせて探します。
  5. 回答の中身:自社に関係する質問を決めて Copilot に入力し、確認日、質問文、出典に自社のページがあったか、説明が正しいかを記録します。
  6. クローラーの取得:アクセスログで bingbot の取得と応答コードを見ます。名前は偽装できるため、Bing Webmaster Tools の Verify Bingbot で IP アドレスを確かめます。

例:Bing の表示回数が Google の数十分の一でも、Bing からの訪問の成果の割合が高いなら、点検表の項目を先に直す価値があります。反対に、表示がほとんど無く、技術面の問題も見つからないなら、Google 向けの改善を続けながら、月に1回の記録だけにとどめる判断もあります。

よくある質問

Bing向けとGoogle向けで、記事を書き分ける必要はありますか?

ありません。両者の公式の説明は、どちらも利用者の意図に応えるオリジナルの内容を求めています。違いはクロールの知らせ方、タグの扱い、確かめる道具にあります。

Copilotの回答に出すための申請はできますか?

申請の方法は確認できませんでした。Bing に登録されていること、Copilot での使われ方をタグで制限していないことを確かめ、AI Performance で引用を見ます。

Bingで不自然なリンクを否認できますか?

Bing は2023年10月にリンクの否認の機能を廃止し、不自然なリンクは自動で見つけて無視すると説明しています。自社でリンクを購入しているなら、それをやめることが先です。

noarchiveを付けると、Bingの検索順位は下がりますか?

Bing の説明では、NOARCHIVE を付けたページも検索結果には表示されます。変わるのは Copilot の回答で使われるかどうかです。順位への影響についての説明は確認できませんでした。

SEOAGENTでできること

SEOAGENT では、robots.txt を1日1回読み、検索の表示に使われるクローラーと学習に使われるクローラーを分けて確認できます。AI経由の訪問は、GA4 で参照元を識別できるものだけを数えます。診断の機能であり、サーバーの設定を自動で変えたり、AI の回答への採用を保証したりするものではありません。

Bing・Copilot向けのSEOと関わるAIO対策の記事は「AIO対策の記事一覧」にまとめています。

参考情報

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