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Bing Webmaster Toolsの使い方:登録・サイトマップ・IndexNow

Bing Webmaster ToolsはBingとCopilotでのサイトの見え方を確かめる無料のツールです。Search Consoleからの取り込みと手動の登録、サイトマップとIndexNowの設定、各レポートの見方、登録後1か月の進め方を説明します。

Bing Webmaster Toolsの使い方:登録・サイトマップ・IndexNow

この記事の要点:

  • Bing Webmaster Tools は、Microsoft が無料で提供する、Bing の検索と Copilot などでのサイトの見え方を確かめるツールです。Google の Search Console に当たります。
  • 登録は、Search Console に登録済みのサイトを取り込む方法がいちばん手早く、取り込んだサイトは自動で所有権が確認されます。Search Console を使っていない場合は、XML ファイル・meta タグ・DNS のいずれかで確認します。
  • 登録したら、XML サイトマップを送信し、更新したページを知らせる IndexNow を設定します。IndexNow は Bing などの参加している検索エンジンに共有される仕組みで、送っても登録が保証されるわけではありません。
  • 検索パフォーマンスのデータは登録した時点からしか集まらないため、Bing を重視していなくても早めに登録しておくと、後で比べられます。

Bing Webmaster Toolsとは:Bingでの見え方を確かめる無料のツール

Bing Webmaster Tools(Bing ウェブマスター ツール)とは、Microsoft の検索エンジン Bing で、自分のサイトがどう見つけられ、どう表示されているかを確かめ、Bing に情報を伝えるための無料のツールです。表示回数やクリック数、ページの登録の状態、被リンク、改善の提案などを見られます。

Bing のブログ「Bing Webmaster Tools or Google Search Console: A Comparison」(2024年8月)では、Bing Webmaster Tools のデータはウェブ検索に加えて、Copilot などのチャットの回答、ニュース、画像、動画、ナレッジパネルからのものを含むと説明されています。Search Console を使ったことがあれば、次の対応表で全体をつかめます。

目的Bing Webmaster ToolsSearch Console
表示回数・クリック数・掲載順位を見るSearch Performance検索パフォーマンス
1つのURLの登録の状態を調べるURL InspectionURL 検査
サイトマップを送るSitemapsサイトマップ
更新したURLを知らせるIndexNow、Submit URLsURL 検査からのインデックス登録のリクエスト
AIの回答での引用を見るAI Performance(プレビュー)生成AI機能のレポート
被リンクを見るBacklinks(他のサイトの被リンクも見られる)リンク

Search Console の画面の使い方は「Search Consoleの使い方と最初に見る画面」で説明しています。画面の表示名は言語の設定で変わるため、ここでは英語の名前を併記します。

登録の方法:Search Consoleから取り込むか、手動で確認するか

Bing Webmaster Tools(bing.com/webmasters)にサインインしたら、サイトを追加して所有権を確認します。方法は大きく2つです。

Search Consoleから取り込む手順

Bing のブログ(2019年9月)とヘルプ「Add and Verify site」によると、手順は次のとおりです。

  1. 「My Sites」の画面で「Import」を選びます。
  2. Search Console に使っている Google アカウントでサインインし、アクセスを「許可」します。
  3. Search Console で確認済みのサイトと、それぞれのサイトマップの数が一覧で出ます。取り込むサイトを選び、「Import」を選びます。

取り込んだサイトは自動で確認済みになり、サイトマップも引き継がれます。一度に取り込めるのは100サイトまでと説明されています。Bing はその後も Search Console のアカウントを通じて所有権を確かめるため、Google 側でアクセスの許可を取り消すと、meta タグや DNS など別の方法で確認し直す必要があります。

手動で所有権を確認する方法

方法やること向いている場合
XML ファイルBingSiteAuth.xml をダウンロードし、サイトのルート(トップと同じ階層)に置くサーバーにファイルを置ける
meta タグ指定された <meta name="msvalidate.01" content="…"> をトップページの head に入れるWordPress などでテーマや設定から head を編集できる
DNS(CNAME)指定された値の CNAME レコードを DNS に追加するドメインの DNS を管理できる
DNS の自動確認(Domain Connect)DNS の事業者が対応していれば、サインインするだけでレコードが追加される対応する事業者を使っている

XML ファイルと meta タグは、テーマの入れ替えやサーバーの移転で消えると確認が外れることがあります。

どちらを選ぶか

  • Search Console で確認済み:取り込みを選びます。サイトマップの送信までまとめて終わります。
  • Search Console を使っていない、または Google のアカウントと結び付けたくない:手動で確認します。長く使うなら、サイトの改修の影響を受けにくい DNS が扱いやすい方法です。

サイトマップを送信する

取り込みでサイトマップが引き継がれなかった場合や、手動で登録した場合は、「Sitemaps」の画面からサイトマップの URL を送信します。robots.txt に Sitemap: https://example.com/sitemap.xml の行を書いておく方法でも Bing に伝わります。Bing のヘルプでは、送信や記載の後すぐに取得を試み、その後も定期的に、通常は少なくとも1日1回読み直すと説明されています。

項目Bing の説明
使える形式XML サイトマップ、RSS 2.0、Atom 0.3・1.0、1行に1URLのテキスト。gzip で圧縮したものも可。lastmod を書ける XML が推奨
1ファイルの上限50,000 URL・50MB(Bing のブログ、2023年9月)。超える場合はサイトマップ インデックスで分ける
lastmod本文を実際に更新した日時を入れる。サイトマップを作り直した時刻を全URLに入れない(Bing のブログ、2025年7月)
changefreq・priorityBing は使わない(同じブログ)
載せるURL正規の URL(canonical)だけ。削除したページや転送しているページは外す

送信する前に、サイトマップの URL をブラウザで開き、載っている件数と中身を確かめます。当サイト(seoagent.jp)では、SEO プラグインのサイトマップが古いキャッシュのまま4件しか載っていなかったことがあり、作り直して72件(その後、記事の追加で150件超)になりました。送信して「成功」と表示されても、中身が古ければ伝わる情報も古いままです。サイトマップの書き方と、載せる URL の選び方は「XMLサイトマップの書き方と確認方法」で説明しています。

IndexNowを設定する:更新したURLをすぐに知らせる

IndexNow とは、ページを追加・更新・削除したときに、その URL を検索エンジンに直接知らせるための公開された仕組み(プロトコル)です。サイトマップが「クローラーに読みに来てもらう」方法なのに対して、IndexNow は「サイトの側から変更を知らせる」方法です。

indexnow.org の FAQ によると、1つの検索エンジンに送った URL は、IndexNow に参加しているほかの検索エンジンにも共有されます。参加先として Bing、Naver、Seznam.cz、Yandex、Yep などが挙げられており、Google は2026年10月時点の一覧に含まれていません。送ったからといって登録されるとは限らず、登録するかどうかは各検索エンジンが決めます。

まず、使っているCMSやサービスが対応しているかを確かめる

IndexNow の FAQ では、CMS・ホスティング・CDN・SEO プラグインが IndexNow に対応していれば、キーのファイルを自分で用意しなくても自動で送られると説明されています。WordPress などでは、使っているプラグインやサービスの設定画面に IndexNow の項目がないかを先に確かめます。自動で送られている場合は、次の手順は不要です。

自分で設定する手順

  1. キーを作る:8〜128文字の英数字とハイフンからなる文字列を作ります。FAQ では、UUID を作るツールの利用が案内されています。
  2. キーのファイルを置く:キーをファイル名にした UTF-8 のテキストファイル(例:https://example.com/キー.txt)をサイトのルートに置き、中身にはキーだけを書きます。ログインや IP の制限なしに開けることを確かめます。
  3. URL を送る:1件なら GET、複数なら JSON の POST で送ります。
  4. 応答を確かめる:返ってきた番号(200・202・400・403・422・429)の意味を確かめます。
# 例:1件を送る(URLはエンコードする)
https://api.indexnow.org/indexnow?url=https%3A%2F%2Fexample.com%2Fblog%2Fnew-post%2F&key=キー

# 例:複数をまとめて送る(1回に10,000件まで)
POST https://api.indexnow.org/indexnow
Content-Type: application/json; charset=utf-8
{
  "host": "example.com",
  "key": "キー",
  "urlList": [
    "https://example.com/blog/new-post/",
    "https://example.com/blog/updated-post/"
  ]
}
応答意味(IndexNow の FAQ・Bing の説明)対処
200受け付けられた。登録されたという意味ではないそのまま運用する
202受け付けたが、キーの確認がまだ。最初の送信で返ることが多いしばらくして再送すると 200 になる
400要求の形式が正しくないURL のエンコードや JSON の形を直す
403キーが有効でない(ファイルが見つからない、中身が違う)キーのファイルを開いて中身を確かめる
422URL がそのホストのものでない、またはキーが仕様に合わないhost と urlList のドメインをそろえる
429送信が多すぎる(スパムの疑い)変更のあった URL だけを、間隔をあけて送る

送った URL は、Bing Webmaster Tools の「IndexNow」の画面(IndexNow Insights)で、送信した件数と、クロール・登録された件数を見られます。

Submit URLs(URLの送信)との使い分け

Bing Webmaster Tools には、画面や API から URL を送る「Submit URLs」もあります。ヘルプでは、1日の上限はドメインごとに最大10,000件で、サイトごとに実際の上限が決まり、毎日 UTC の午前0時に戻ると説明されています。Microsoft は、リアルタイムの URL の送信には IndexNow を主な方法として使うよう勧めています。日々の更新は IndexNow に任せ、Submit URLs は特定のページを手で知らせたいときに使う、と分けると管理しやすくなります。

Search PerformanceとAI Performanceの見方

Search Performance(検索パフォーマンス)

Bing のヘルプによる指標の意味は次のとおりです。Search Console と似ていますが、表示回数に Copilot などのチャットの回答が含まれる点が違います。

指標意味
Impressions(表示回数)サイトへのリンクが Bing のさまざまな場所(ウェブ検索の結果、チャットの回答、ニュース、画像、ナレッジパネルなど)に表示された回数
Clicks(クリック数)サイトへのリンクがクリックされた回数
CTR(クリック率)表示のうちクリックされた割合
Average position(平均掲載順位)ウェブの検索結果での平均の位置。ウェブの区分でだけ表示される

Bing のブログ(2024年10月)によると、最大16か月分を見られます。ただし、データはサイトを追加した時点から集まり、さかのぼっては表示されません。表は「Download」で CSV に書き出せます。まずは検索語(Keywords)とページ(Pages)を切り替え、Google での表示と大きく違う語やページがないかを見ます。

AI Performance(プレビュー)

2026年2月に公開プレビューとして加わった画面で、Copilot、Bing の AI による要約、一部の提携先の AI の回答で、自社のページが引用された回数を示します。ヘルプによると、引用の合計、1日あたりの引用されたページ数、ページごとの引用数と推移のほか、AI が内容を探すのに使った言い回し(grounding queries)をまとめて見られます。

  • データは標本をもとに集計されており、すべての引用が出るわけではありません。
  • 引用はクリックや訪問とは別の数字です。訪問は Search Performance や GA4 で見ます。
  • 検索語は一般化された形で示され、利用者が入力した質問そのものではありません。

2026年6月には、質問の意図(Intents)や話題(Topics)での分類などがプレビューとして加わりました。2026年10月には、引用を話題のまとまりで見て、他社だけが引用されている言い回しを示す Topics Portfolio(ベータ)が加わっています。プレビューの機能は変わることがあるため、ヘルプで確かめます。

ページの状態を調べる画面:URL検査・サイトの診断・被リンク

画面分かること使う場面
URL Inspection(URL 検査)1つの URL が Bing に登録されているか、クロール・SEO・マークアップの問題。ライブの URL の確認で、Bingbot が今取得できる内容も見られる新しいページが検索に出ないとき
Site Explorer(サイト エクスプローラー)Bing から見たサイトの階層と、転送・クロールの問題・robots.txt で止まっている URLフォルダごとに問題の場所を探すとき
Recommendations(推奨事項)登録済みのページを Bing がよい作り方と照らし合わせた結果。重要度は高・中・低の3段階。詳細には最大50件の URL が出て、全件は CSV で書き出せる直す順番を決めるとき
Site Scan(サイト スキャン)指定したときにサイトをクロールし、リンク切れや重複したタグ、足りないメタ情報などを調べる大きな改修の前後
Backlinks(被リンク)リンク元のページ数・ドメイン数・アンカー テキスト。他のサイトの被リンクも見られるリンクの傾向をつかむとき
robots.txt Tester指定した URL が robots.txt で許可されているか、どの行で止まっているかrobots.txt を直した後

ほかに、巡回の速さを時間帯ごとに調整する「Crawl Control」、アクセスが本物の Bingbot かを確かめる「Verify Bingbot」、一時的に検索結果から隠す「Block URLs」(90日間有効。長く外すなら noindex)があります。被リンクの数字の読み方は「被リンクの調べ方と考え方」で説明しています。

登録してから1か月の進め方と、毎月の確認

時期やること確かめる画面
登録した日サイトを追加して所有権を確認。サイトマップを送信。robots.txt で Bingbot を止めていないかを確かめるMy Sites、Sitemaps、robots.txt Tester
同じ週IndexNow を設定し、新しい記事で 200 が返るかを確かめるIndexNow
1〜2週間後サイトマップが読まれているか、主要なページが登録されているかを見るSitemaps、URL Inspection
1か月後推奨事項の「高」から直す。表示された検索語を記録するRecommendations、Search Performance
毎月表示回数・クリック数・引用数を記録し、Google での数字と並べるSearch Performance、AI Performance

主要なページが Bing で見つからないときは、次の順に確かめます。

  1. URL 検査で、そのページが登録されているかと、指摘された問題を見ます。
  2. robots.txt Tester で、Bingbot に止められていないかを見ます。
  3. ページに noindex が付いていないか、canonical が別の URL を指していないかを見ます。
  4. サイトマップに載っているか、lastmod が正しいかを見ます。
  5. 直したら IndexNow で URL を送り、数日後に URL 検査で確かめ直します。

Google での確かめ方は「インデックスされない原因と確認手順」にまとめています。

よくある質問

Bing Webmaster Toolsに登録しないと、Bingの検索に出ませんか?

登録しなくても、Bing はリンクなどからページを見つけて登録します。登録すると、サイトマップの送信や、表示の状態の確認ができるようになります。

Search Consoleから取り込んだ後、Google側の設定を変えても大丈夫ですか?

Search Console への接続の許可を取り消すと、Bing 側で所有権を確かめられなくなります。その場合は meta タグや DNS など別の方法で確認し直します。

IndexNowで送ればGoogleにも伝わりますか?

2026年10月時点の IndexNow の参加先の一覧に Google は含まれていません。Google には XML サイトマップと Search Console で伝えます。

データが表示されないのはなぜですか?

検索パフォーマンスのデータは、サイトを追加した時点から集まります。追加したばかりのサイトでは、表示まで数日かかることがあります。表示回数が少ないサイトでは、数字が出ない期間もあります。

SEOAGENTでできること

SEOAGENT の分析は、Search Console と GA4 を連携して、記事ごとのクリック数・表示回数・平均順位や、自然検索からの訪問と成果を確認するものです。AI検索の診断では、robots.txt を1日1回読み、検索の表示に使われるクローラーと学習に使われるクローラーを分けて確認できます。

Bing Webmaster Toolsの使い方と関わるAIO対策の記事は「AIO対策の記事一覧」にまとめています。

参考情報

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