この記事の要点:
- リンク切れとは、ページに張られたリンクの先が、削除・移転などで表示されなくなっている状態です。サイト内のリンク、外部サイトへのリンク、外部サイトから自分のサイトへのリンクの3種類で、直し方が違います。
- Googleは、4xxを返すURLのページはインデックスに登録しないと説明しています。読者にとっては、知りたい情報にたどり着けない行き止まりになります。
- 見つけ方は、Search Consoleの「見つかりませんでした(404)」、サイトを巡回するツール、W3C Link Checkerなどです。リダイレクトされているリンクも、あわせて直すと読者と検索エンジンの両方に親切です。
- 当サイト(seoagent.jp)の全記事の外部リンクを点検した結果も紹介します。
リンク切れとは
リンク切れ(デッドリンク)とは、ページの中のリンクをクリックしても、リンク先のページが表示されない状態です。多くの場合、リンク先のサーバーは「404 Not Found」(ページが見つからない)や「410 Gone」(ページを削除した)を返します。サーバーが止まっていて応答が無い場合や、ドメインの期限が切れている場合もリンク切れに当たります。
リンク切れは、リンクがどこからどこへ向いているかで、3種類に分けられます。
| 種類 | リンクの向き | 直す人 | 主な直し方 |
|---|---|---|---|
| 内部リンクのリンク切れ | 自分のサイト → 自分のサイトの無いページ | 自分 | リンク先を正しいURLに直す。ページを移した場合は301リダイレクトも設定する |
| 外部リンクのリンク切れ | 自分のサイト → ほかのサイトの無いページ | 自分 | 移転先のURLに直す、代わりの出典に替える、リンクを外す |
| 被リンクのリンク切れ | ほかのサイト → 自分のサイトの無いページ | 主に自分(リダイレクトで受ける) | 内容の近いページへ301リダイレクトする。相手にURLの修正をお願いする |
リンク先が「404」を返すこと自体の意味や、存在しないページに200を返してしまう「ソフト404」については「404エラーとソフト404とは」で詳しく説明しています。この記事では、リンクの側から見た見つけ方と直し方を説明します。
リンク切れがSEOと読者に与える影響
読者への影響
読者は、リンクの文字を読んで「この先に知りたいことがある」と期待してクリックします。リンク先が表示されなければ、その期待は満たされず、記事そのものの信頼も下がります。特に、出典や公式の手順へのリンクが切れていると、読者は記事の内容を確かめられなくなります。
検索エンジンへの影響
Googleは、HTTPステータスコードがクロールに与える影響の説明で、4xxのステータスコードを返すURLのコンテンツは使わず、Google検索では4xxを返すURLをインデックスに登録しないこと、すでに登録されているURLが4xxを返すとインデックスから削除されることを説明しています(Google クロール インフラストラクチャ:HTTP ステータス コードが Google のクローラーに及ぼす影響、2026年10月13日確認)。
内部リンクのリンク切れは、そのリンクを通じて別のページへ案内するはずだった道が途切れている状態です。リンク先のページを移しただけなら、正しいURLへのリンクに直すことで、読者も検索エンジンも新しいページにたどり着けます。
一方で、Googleは、一部のURLが404を返していても、サイトのほかのページの評価に悪影響があるわけではないと説明しています。リンク切れが1本あるからといって、サイト全体の順位が下がると心配する必要はありません。直す理由は、主に読者がたどり着けないことと、移したページへの案内が途切れることです。
リンク切れが起きる主な原因
| 原因 | 起きやすい場面 |
|---|---|
| ページのURL(スラッグ)を変えた | WordPressで記事のスラッグを変更した、カテゴリーの構成を変えた |
| ページを削除・統合した | 古い記事を削除した、似た記事を1本にまとめた |
| サイトをリニューアル・移転した | URLの形が変わったのに、旧URLからのリダイレクトを設定していない |
| リンクのURLを打ち間違えた | 手入力のリンク、全角文字や余分な空白が混ざった |
| リンク先のサイトがページを移した・閉じた | 公式ドキュメントの構成変更、キャンペーンページの終了、会社の合併やサービスの終了 |
| リンク先のドメインが失効した | 古い取引先やサービスのサイトが閉鎖され、ドメインが手放された |
| http から https への変更 | httpのURLのままのリンクが、転送の設定によっては表示されない |
外部リンクのリンク切れは、自分が何もしなくても、リンク先の都合で起こります。公開した時点で正しかったリンクも、時間がたつと切れていくため、定期的な点検が必要です。
リンク切れの見つけ方(チェック方法)
| 方法 | 見つけられるリンク切れ | 特徴 |
|---|---|---|
| Search Console「ページのインデックス登録」 | Googleが見つけた、自分のサイトの404のURL | 無料。サイト内外のリンクやサイトマップから見つかったURLが載る。どのページからリンクされているかは、URLごとに確かめる |
| サイトを巡回するツール(クローラー) | サイト内のリンク切れ、外部リンクのリンク切れ、リダイレクト | サイト全体を一度に点検できる。Screaming Frog SEO Spiderなど。無料版は点検できるURLの数に上限があるものが多い |
| W3C Link Checker | 指定したページ(または一定の深さまで)のリンク切れ | W3Cが公開している無料のツール。ページ単位の点検に向く |
| 被リンク調査ツール | ほかのサイトから自分のサイトの無いページへのリンク | Ahrefsの「壊れた被リンク」など。Ahrefs Webmaster Toolsは、所有を確認したサイトを無料で点検できる |
| アクセス解析 | 実際に読者が開いた404のページ | 404ページの表示をGA4で記録すると、読者が実際にぶつかったリンク切れが分かる |
Search Consoleで確かめる手順
- Search Consoleで「ページのインデックス登録」を開き、「ページがインデックスに登録されなかった理由」から「見つかりませんでした(404)」を開きます。
- 一覧のURLのうち、本来は表示されるべきページ(URLの打ち間違い、移したページ)が含まれていないかを確かめます。
- 気になるURLをURL検査にかけ、「ページの検出」の参照元のページから、どこからリンクされているかの手がかりを確かめます。
- あわせて「リダイレクト エラー」と「ソフト 404」も確かめます。
Search Consoleのヘルプでは、「見つかりませんでした(404)」のURLは、別のページからのリンクで見つかった、または以前は存在したが削除された可能性があり、ページが置き換えられることなく削除されている場合は、404は必ずしも問題ではないと説明しています。ページを移動した場合は、301リダイレクトで新しいアドレスに転送するよう勧めています(Search Console ヘルプ:ページのインデックス登録レポート)。
リンク切れの直し方
| 状況 | 直し方 |
|---|---|
| 自分のサイトのリンクのURLが間違っている | リンクを正しいURLに直す |
| 自分のサイトのページを移した | サイト内のリンクを新しいURLに直したうえで、旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定する |
| 自分のサイトのページを削除し、代わりのページがある | リンクを代わりのページへ直す。旧URLは代わりのページへ301リダイレクトする |
| 自分のサイトのページを削除し、代わりのページが無い | リンクを外す。旧URLは404または410のままでよい |
| 外部サイトのページが移転した | 移転先のURLに直す。リンク先のサイトで同じ情報を探す |
| 外部サイトのページが無くなった | 同じ情報を確かめられる別の出典に替える。替えられない場合はリンクを外し、本文の説明も見直す |
外部の出典が無くなった場合、リンクだけを外すと、本文の主張の根拠が無くなることがあります。その主張が今も正しいかを、別の資料で確かめてから書き直します。
リダイレクトされているリンクも直す
リンク切れではなくても、リンク先がリダイレクトで別のURLへ転送されている場合があります。表示はされるので気づきにくいですが、転送先のURLに直しておくと、読者の待ち時間が減り、将来その転送が無くなったときのリンク切れも防げます。Googleは、サイトの移転のガイドで、リダイレクトのチェーンを避け、最終的な宛先へ直接リダイレクトすることを勧めています(Google 検索セントラル:サイトを移転する方法)。
被リンクのリンク切れを活かす
ほかのサイトから、自分のサイトの無いページへリンクされている場合、そのリンクから来た読者は行き止まりになります。内容の近いページがあれば、旧URLからそのページへ301リダイレクトすることで、読者を案内できます。
ただし、無関係なページへ一律に転送することは避けます。Googleは、多数の元のURLから、関連性の低い1つのURL(新しいサイトのホームページなど)へリダイレクトすることは避けるよう勧め、このようなリダイレクトはソフト404とみなされる場合があると説明しています。内容の近いページが無い場合は、404のままにします。
リンクしてくれているサイトが分かる場合は、新しいURLへの修正をお願いすることもできます。
リンク切れを防ぐ運用
- 公開した記事のURLは、できるだけ変えない:スラッグは公開前に決めておきます。変える場合は、変更と同時に301リダイレクトを設定し、サイト内のリンクも直します。
- 記事を削除・統合するときに、その記事へのリンクを探す:サイト内検索や、サイトを巡回するツールで、削除する記事へリンクしているページを洗い出してから削除します。
- 外部リンクは、安定したURLを選ぶ:キャンペーンページや個人の投稿より、公式ドキュメントや公的機関のページのほうが、URLが長く保たれる傾向があります。
- 定期的に点検する:外部リンクの多いサイトは、3か月に1回など、決まった時期に点検します。サイトのリニューアルの前後には必ず点検します。
- 役に立つ404ページを用意する:リンク切れにぶつかった読者が、サイト内検索や主要なページへ進めるようにします(404ページの作り方)。
当サイト(seoagent.jp)のリンク切れの点検結果
当サイトでは、記事の事実を公式の資料で確かめ、出典のリンクを張っています。2026年10月13日に、全127記事の本文にある外部リンク(重複を除いて326のURL。コード例の中のURLは除く)を、GitHub Actionsから自動で1つずつ開き、返ってきたステータスコードと最終的なURLを記録しました。
| 結果 | URLの数 | 中身 | 対応 |
|---|---|---|---|
| そのまま表示された(200) | 293 | 問題なし | なし |
| リダイレクトの後に表示された | 27 | 公式ドキュメントの構成変更(Google、Bing、Meta、OpenAI、Perplexityなど)、ツールの名称変更など | 24は転送先のURLに直した。1は転送先が別の概要ページだったため、リンクを外して注記した。2は公開元が案内している入口のURLのため、そのままにした |
| アクセスを拒否された(403) | 5 | OpenAIのヘルプとサイト。自動のアクセスを制限しているため、この方法では確かめられなかった | 人の目で開いて確かめる対象として記録 |
| サーバーが見つからない | 1 | 2010年のプレスリリース。公開元のドメインが無くなっていた | リンクを外し、「公開元のページは現在は公開終了」と注記した |
この点検から分かったことは、次の3つです。
- 完全なリンク切れより、リダイレクトのほうがはるかに多い:表示できなかったのは1つでしたが、リダイレクトは27ありました。特にGoogleのドキュメントは、クロールに関する説明が新しい場所へ移るなど、構成の変更が続いていました。
- リダイレクトの先が、元と同じ内容とは限らない:27のうち1つは、元の詳しい説明のページではなく、全体の概要ページへ転送されていました。もう1つは、別の番号のヘルプ記事へ転送されていて、内容が近いことを確かめてから直しました。表示されるからといって、リンクが役目を果たしているとは限りません。
- 自動の点検では確かめられないページもある:自動のアクセスを制限しているサイトは、403が返っても、人がブラウザで開けば表示されることがあります。結果を機械的に「リンク切れ」と判断せず、人が確かめます。
当サイトでは今後も、記事を追加したときと定期的な点検のときに、同じ方法で外部リンクを確かめます。被リンクについては、Ahrefsの「壊れた被リンク」で、ほかのサイトから当サイトの無いページへのリンクが無いことを確かめました(2026年10月13日時点で0件)。リンクの点検を記事の公開・改善と並ぶ定期の作業にする方法は「オウンドメディアの運用」で説明しています。
よくある質問
リンク切れがあると、検索順位は下がりますか?
Googleは、一部のURLが404を返していても、サイトのほかのページの評価に悪影響があるわけではないと説明しています。ただし、リンク先のページはインデックスに登録されず、読者はたどり着けません。移したページへのリンクなら、正しいURLへ直すことで、読者も検索エンジンも新しいページに案内できます。
リンク切れのチェックは無料でできますか?
できます。Search Consoleの「ページのインデックス登録」、W3C Link Checker、Ahrefs Webmaster Tools(所有を確認したサイト)は無料で使えます。サイトを巡回するツールにも、点検できるURLの数に上限のある無料版があります。無料版で 500 URL まで巡回できる道具の手順は「Screaming Frogの使い方」で説明しています。
外部サイトのリンク切れも直す必要がありますか?
直すことをおすすめします。出典のリンクが切れていると、読者は記事の内容を確かめられません。移転先のURLに直すか、同じ情報を確かめられる別の出典に替えます。
削除したページは、すべてトップページへ転送すればよいですか?
おすすめしません。Googleは、多数のURLを関連性の低い1つのURLへリダイレクトすることは避けるよう勧め、ソフト404とみなされる場合があると説明しています。内容の近いページがあればそこへ、無ければ404または410のままにします。
SEOAGENTでできること
SEOAGENTでは、記事ごとの流入リンクと発リンクを表で確認し、記事同士の内部リンクを見直せます。Search Consoleと連携して、記事ごとのインデックスの状況も確かめられます。リンクは自動では挿入せず、SEOAGENTが把握しているリンクを対象とします。リダイレクトの設定は、WordPressやサーバーの側で行います。
リンク切れと関わるテクニカルSEOの記事は「テクニカルSEOの記事一覧」にまとめています。


