この記事の要点:
- 「クロール済み – インデックス未登録」は、Googleがページを取得(クロール)したものの、インデックスに登録しなかった状態です。Googleは、今後登録される可能性も、されない可能性もあり、クロールのリクエストを再送信する必要はないと説明しています。
- Googleはページの中身を見たうえで登録していません。主に確かめるのは、サイト内の似たページとの重複、そのページにしかない情報の有無、本文の量と、Googleから見た本文の表示です。
- RSSフィード、一覧の2ページ目以降、条件付きのURLなど、もともと検索に出す必要のないページがこの状態なのは問題ではありません。
- 直すときは、文字数を増やすより、似た記事をまとめるか、答えていない問いと独自の情報を足します。直したら「修正を検証」を押し、通常2週間ほどの検証を待ちます。
「クロール済み – インデックス未登録」とは
「クロール済み – インデックス未登録」とは、Search Consoleの「ページのインデックス登録」レポートに表示される、ページがインデックスに登録されていない理由の一つです。Googleはこの状態を次のように説明しています。
「ページは Google によりクロールされましたが、インデックスには登録されていません。今後、インデックスに登録される可能性がありますが、登録されない可能性もあります。この URL のクロールのリクエストを再送信する必要はありません。」
(出典:Search Console ヘルプ:ページのインデックス登録レポート、2026年10月12日確認)
Googleは別の資料で、クロールされたすべてのページが必ずしもインデックスに登録されるわけではなく、クロールの後に各ページを評価・統合・査定して、インデックスへの適合性を判断すると説明しています(クロール バジェットの管理)。この状態は、その判断で「今は登録しない」とされたページです。
この記事では「クロール済み – インデックス未登録」だけを詳しく扱います。
「検出 – インデックス未登録」との違い
| 比べる点 | クロール済み – インデックス未登録 | 検出 – インデックス未登録 |
|---|---|---|
| Googleがしたこと | ページを取得したが、登録しなかった | URLを知っただけ。まだ取得していない |
| レポートの最終クロール日 | 日付が入る | 空欄 |
| Googleがページの中身を見たか | 見た | 見ていない |
| 主に確かめること | 重複、独自の情報、本文の量、Googleから見た表示 | 内部リンク、サイトマップ、サーバーの応答、不要なURLの多さ |
| 主な対処 | 統合、内容の見直し | 見つけやすさとサーバーの改善 |
「検出 – インデックス未登録」の原因と対処は「検出 – インデックス未登録の記事」にまとめています。この状態では、Googleはページの中身を見ています。そのため、内部リンクやサイトマップより先に、ページの内容とサイト内の似たページを確かめます。
自分のサイトで確かめる手順
- レポートを開く:Search Consoleの「インデックス作成」→「ページ」で、「クロール済み – インデックス未登録」の行を押します。
- 送信済みページに絞る:グラフの上のプルダウンで「すべての送信済みページ」を選び、XMLサイトマップに載せたページだけを見ます。
- URLの例を種類ごとに分ける:記事・サービスページ・フィード・一覧のページ番号・条件付きのURLなどに分けます。URLの例は最大1,000件で、すべてが表示されるとは限りません。
- URL検査で今の状態を見る:レポートは前回の処理の時点の情報です。URL検査で調べると、すでに登録済みになっていることもあります。個別のページは、URL検査の結果を優先します。
- Googleから見た本文を確かめる:URL検査で「公開URLをテスト」を押し、「テスト済みのページを表示」で、本文がGoogleに見えているかを確かめます。JavaScriptで本文を表示するページでは、本文が空に見えることがあります。
- Googleが選んだ正規URLを見る:URL検査の「Google が選択した正規 URL」が自分のページと違う場合は、重複として扱われている可能性があります。
直さなくてよいページ
Googleは、すべてのURLがインデックスに登録されるわけではなく、未登録であることは必ずしも不適切な状態ではないと説明しています。次のページがこの状態でも、通常は対処の必要はありません。
| ページの種類 | 直さなくてよい理由 |
|---|---|
| RSSフィード(/feed/ など) | 記事そのものではなく、更新を知らせるためのURL |
| 一覧の2ページ目以降 | 記事そのものが登録されていれば足りる(ページネーション) |
| 並べ替えや絞り込みの条件が付いたURL | 同じ内容の別URL。数が多い場合は作られ方を見直す |
| サイト内検索の結果ページ | 検索に出す必要が薄い |
| 画像や添付ファイルだけの個別ページ | 本文が無く、検索に出す価値が薄い |
| 終了したキャンペーンやイベントのページ | 終了後は検索に出す必要が薄い。案内が必要なら後継のページへ転送する |
迷ったときは、「このページが検索結果に出たら、検索した人の役に立つか」で判断します。役に立たないページを無理に登録させる必要はありません。
当サイト(seoagent.jp)での例
当サイト(seoagent.jp)では、記事がまだ無い一覧ページや、範囲外のページ番号のURLが検索の対象になりうる状態でした。記事のない一覧はnoindexにしてサイトマップから外し、範囲外のページ番号は404を返すようにしました。中身の無いページをGoogleに評価させないように、検索に出したいページだけを知らせるという考え方です。これらの変更がこの状態の件数にどう影響したかは、まだ確かめていません。確認できたら追記します。
主な原因と確かめ方
Googleは個々のページを登録しなかった理由を示していません。次の表は、Googleの公式の説明から考えられる原因と、その確かめ方です。
| 原因 | 根拠になるGoogleの説明 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| サイト内に似たページがある | 重複したページは検索結果に表示しない。クロールの後にページを統合して適合性を判断する | 同じ問いに答える記事が複数ないか。URL検査で、Googleが選んだ正規URLが別のページになっていないか |
| 一般論の言い換えで、独自の情報が無い | 役に立つ、信頼できる、人を第一に考えたコンテンツを評価する | そのページにしかない手順、データ、経験、事例があるか |
| 本文がほとんど無い、または「見つかりません」に近い | 中身の無いページはソフト404として扱われることがある | 本文の量と、ページが答えている問いがあるか |
| Googleから本文が見えていない | URL検査の「テスト済みのページを表示」で、Googleに見えている内容を確かめられる | テスト結果のHTMLとスクリーンショットに本文があるか |
| 検索される見込みが低い話題 | (公式の説明は無い。一般に言われている原因) | その話題で検索する人がいるか。キーワードツールで調べる |
サイト全体で件数が多いとき
1〜2本の記事ではなく、サイトの記事の多くがこの状態になっている場合は、個々の記事より、サイトの作り方を見直します。
- 同じ型の記事を大量に作っていないか:地名や商品名だけを入れ替えた記事、同じ構成で言い回しだけ違う記事が多いと、それぞれのページにしかない情報が少なくなります。
- テーマが広がりすぎていないか:サイトの主題から離れた記事が多いと、記事同士のつながりが弱くなります。テーマのまとまりごとに記事を整理し、トピックのページから各記事へリンクします。
- 公開の前に、内容を確かめる手順があるか:事実と出典の確認、ほかの記事との重複の確認を、公開の前に行います。
テーマのまとまりで記事をつなぐ方法は「ピラーページとは」で説明しています。
AIで書いた記事だから登録されない、ということはありません。Googleは、コンテンツの作り方ではなく品質を重視し、検索順位を操作する目的で大量のページを作ることはスパムに当たると説明しています(生成 AI コンテンツに関するガイダンス)。AIを使ったかどうかより、似た記事との重複と、独自の情報の有無を確かめます。
対処の手順
確かめた原因ごとに、次のように対処します。
| 原因 | 対処 | 注意 |
|---|---|---|
| サイト内に似たページがある | 1つの記事にまとめ、残りのURLはまとめた記事へ301で転送する | 転送元への内部リンクも、まとめた記事に張り替える(301リダイレクト) |
| 同じ内容のURLが複数ある(条件付きURLなど) | 代表のURLにcanonicalを指定する | canonicalはGoogleへの指示ではなく、強い手がかり(canonicalとは) |
| 独自の情報が無い | 読者が次に知りたい問いと、自社の手順・データ・事例を足す | 文字数を増やすことを目的にしない |
| 本文が無い・Googleから見えない | 本文をHTMLで出す、表示の仕組みを直す | 直したらURL検査で再テストする |
| 読者にとって価値が無く、検索に出す必要もない | 削除して404か410を返す、または関連する記事に統合する | 外部からリンクされているページは、削除より統合と転送を選ぶ |
統合するか、書き直すかの決め方
| 状況 | 選ぶ対処 |
|---|---|
| 同じ問いに答える記事が、サイト内にほかにある | 統合して301で転送する |
| ほかに同じ問いの記事は無いが、一般論しか書かれていない | 独自の情報を足して書き直す |
| 問いの範囲が狭く、単独の記事にするほどの内容が無い | 関連する大きな記事の1つの節としてまとめる |
| サイトの主題と関係が薄く、読まれる見込みも無い | 削除して404か410を返す |
どれを選んでも、元のURLへの内部リンクは、残す記事のURLに張り替えます。転送先が多段にならないように、転送元から最終のURLへ1回で転送します。転送が何段も続くとクロールのたびにリクエストが増える理由は「クロールバジェットとは」で説明しています。
内容を見直すときの確認表
書き直す前に、対象のページで次の点を確かめます。いくつも当てはまらない場合は、書き直しより統合を検討します。
- このページは、サイト内のほかの記事と違う問いに答えているか
- 最初の段落で、題名の問いに答えているか
- このページにしかない情報(自社の手順、数字、画面、事例、確認した日付)があるか
- 出典として公式の資料を示しているか
- 関連する記事やトピックのページから、内容が分かる語句でリンクされているか
- 題名と見出しが、本文の内容と一致しているか
- 公開日や更新日が分かり、古い情報が残っていないか
直した後の確認と、反映までの期間
- 直したページをURL検査で「公開URLをテスト」し、インデックス登録が可能と表示されるかを確かめます。
- 大事なページは「インデックス登録をリクエスト」を押します。Googleはこの状態について、クロールのリクエストを再送信する必要はないとしているため、内容を直していないページで繰り返し押す意味はありません。
- レポートの詳細ページで「修正を検証」を押します。Googleは、検証は通常2週間ほどで完了し、それより長くかかる場合もあると説明しています。検証中は押し直さずに待ちます。
- 数週間後に、URL検査とレポートで状態を確かめ直します。
Googleは、クロールには数日から数週間かかることがあると説明しています(Google に再クロールを依頼する)。直した後も登録されない場合は、原因の見立てを変えて、統合や削除も含めて検討します。検証の結果とURL検査の日付を記録しておくと、次に同じ状態が出たときに、何をして何が変わったかを比べられます。
よくある質問
「クロール済み – インデックス未登録」のページは、削除した方がよいですか?
すぐに削除する必要はありません。似たページがあれば1つにまとめて301で転送し、独自の情報が足りなければ足します。読者にとって価値が無く、検索に出す必要も無いページであれば、削除や統合を検討します。
以前は登録されていた記事が、この状態に変わりました。
Googleは登録したページも評価し直すため、登録から外れることがあります。サイト内に同じ問いに答える新しい記事を追加していないか、内容が古くなっていないかを確かめます。
インデックス登録をリクエストすれば登録されますか?
登録されるとは限りません。リクエストはクロールを依頼するもので、登録するかどうかはGoogleが判断します。Googleはこの状態について再送信の必要はないとしており、内容を直さないまま繰り返しても結果は変わりません。
新しいサイトで多くの記事がこの状態です。
新しいサイトは、外部からのリンクや言及が少なく、評価が定まるまでに時間がかかることがあります。記事同士の重複が無いか、各記事に独自の情報があるかを確かめ、テーマのまとまりごとに記事をつなぎます。SEOの効果が出るまでの期間も参考にしてください。
noindexを付けて、レポートから消した方がよいですか?
検索に出す必要のないページなら、noindexを付けるか削除して、Googleに「登録しなくてよい」と伝えるのは一つの方法です。レポートの理由が「noindex タグによって除外されました」に変わるだけで、ほかのページの評価が上がるわけではありません。検索に出したいページには付けません。
SEOAGENTでできること
SEOAGENTでは、Search ConsoleとGA4と連携して、記事ごとの検索での表示やクリックを確認できます。似た記事の重なりを避ける記事の設計や、公開前の品質の確認、記事の改善・リライトも進められます。
「クロール済み – インデックス未登録」と関わる分析・効果測定の記事は「分析・効果測定の記事一覧」にまとめています。



