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Googleトレンドの使い方|0〜100の数字の読み方と、SEOでの見方

Googleトレンドの数字は検索回数ではなく、条件の中での相対的な関心です。数字の読み方と調べる手順、関連キーワードと急上昇ワードの見方、公開や更新の時期・表記の決め方などSEOでの使い方、キーワードプランナーとの使い分けを説明します。

Googleトレンドの使い方|0〜100の数字の読み方と、SEOでの見方

この記事の要点:

  • Google トレンドは、Google 検索で、ある語やテーマがどれくらい関心を集めているかを、時期や地域で比べられる無料の道具です。
  • グラフの数字は検索回数ではなく、選んだ期間と地域の中で最も高い時点を 100 とした相対的な値です。期間・地域・比べる語を変えると、同じ語でも数字が変わります。
  • SEO では、関心が高まる時期をつかんで公開や更新の時期を決める、表記や呼び名のどちらが使われているかを比べる、関心が下がっている話題に気づく、といった使い方が向いています。
  • 検索数の大きさはキーワードプランナー、自社の実績は Search Console で確かめます。「話題だから書く」ではなく、自社の読者に役立つかで判断します。

Googleトレンドとは:検索の関心の変化を比べる道具

Google トレンドは、Google 検索で調べられている語やテーマの関心が、時期や地域によってどう変わるかを見られる Google の無料の道具です。Google アカウントが無くても、ブラウザで開いてすぐに使えます。

Google トレンドのヘルプによると、データは実際の Google 検索のサンプルを匿名化し、分類・集計したものです。すべての検索を数えた結果ではなく、全体の傾向を見るためのデータだと考えると誤解がありません。

主な画面は次の 3 つです。

画面分かることSEO での使いどころ
調べる(Explore)語やテーマの関心の推移、地域ごとの違い、関連する語季節の波、表記の比較、関連する話題の発見
急上昇ワード(Trending now)今、急に検索が増えている語自社の分野で起きている変化に気づく
Year in Search(検索で振り返る)年ごとに関心を集めた語のまとめ1 年の振り返りや、資料づくりの参考

SEO の作業で中心になるのは「調べる」の画面です。急上昇ワードと Year in Search は、自社の分野で何が起きているかを知るための補助として使い、それだけで記事のテーマを決めないようにします。

キーワード選定の全体の流れの中では、Google トレンドは「時期」と「変化」を確かめる役割です。語の選び方そのものは「SEOのキーワード選定のやり方」で説明しています。

0〜100の数字の読み方

Google トレンドで最も誤解されやすいのが、グラフの縦の数字です。これは検索回数ではありません。

100は「その条件の中での最高点」

Google トレンドのヘルプでは、それぞれの時点の値を、その地域・期間のすべての検索の量で割り、0〜100 の範囲に置き直していると説明しています。画面の説明どおり、グラフの中で最も関心が高かった時点が 100 です。Google 広告ヘルプの検索トレンドの説明でも、50 は最も高い時点の半分の関心を示すとされています。100 は「たくさん検索された」という意味ではなく、「選んだ条件の中で一番高かった」という意味です。

条件を変えると、同じ語でも数字が変わる

100 の基準は、期間・地域・比べる語の組み合わせごとに決まります。そのため、次のような場合は、同じ語でも数字が変わります。

  • 期間を「過去 12 か月」から「過去 5 年間」に変えたとき
  • 地域を「日本」から特定の都道府県に変えたとき
  • 比べる語を足したとき(いちばん関心の高い語の最高点が 100 になる)

別々の画面で調べた数字どうしを比べても、意味はありません。比べたい語は、同じ画面に並べて調べます。

地域の数字は「割合」

地域ごとの数字も、その地域のすべての検索に占める割合をもとにしています。ヘルプでは、同じ関心の度合いを示す 2 つの地域でも、検索の総量は違うことがあると説明されています。人口の多い地域が必ず上位になるわけではないので、「どこで検索が多いか」ではなく「どこで関心の割合が高いか」と読みます。

小さな語の大きさをつかむには

相対値だけでは、その語が大きいのか小さいのかが分かりません。ヘルプでは、関心の大きさをつかむ方法として、よく検索される一般的な語と並べて比べることが案内されています。SEO で使うなら、自社の分野でよく知られた語を 1 つ「物差し」として決め、毎回その語と並べて比べると、調べた語の位置づけをつかみやすくなります。

0は「検索が無い」とは限らない

ヘルプによると、Google トレンドは一定以上検索された語だけを扱い、検索が少ない語は 0 と表示されます。また、同じ人が短い間に繰り返した検索は除かれます。小さな語で 0 や途切れたグラフが出ても、だれも検索していないとは言い切れません。

基本の使い方:調べる手順

  1. Google トレンドを開き、語を入れる:入力すると候補が出ます。「検索語句」か「トピック」かを選べる場合があります(違いは次の項目)。
  2. 地域を選ぶ:日本向けのサイトなら「日本」にします。地域を絞りすぎると、データが少なくなります。
  3. 期間を選ぶ:季節の波を見るなら、少なくとも数年分を表示して、毎年同じ時期に山があるかを確かめます。
  4. カテゴリを選ぶ:同じ言葉が別の意味でも使われる場合、カテゴリを選ぶと関係の無い検索を減らせます。
  5. 比べる語を足す:表記の違いや、似た呼び名を並べます。比べられる語の数の上限は画面の版によって違うため、ヘルプで確かめてください。
  6. 関連キーワードと地域の内訳を見る:グラフの下に、地域別の関心と、関連する語・トピックが表示されます。

グラフや表のデータは書き出すことができ、ヘルプにも書き出し・埋め込み・引用の案内があります。書き出したファイルには、調べた日と条件を書き添えておきます。

表示する期間の長さによって、グラフの時刻の基準も変わります。ヘルプでは、30 日以上の期間では協定世界時(UTC)、7 日以内の期間では端末の地域のタイムゾーンで表示すると説明されています。日ごとの細かい山を見るときは、この違いに注意します。

「検索語句」と「トピック」の違い

ヘルプによると、検索語句は入力したとおりの文字の並びの検索をまとめたものです。トピックは、同じ概念や同じ実在のもの(人、会社、商品など)を指す検索をまとめたもので、言語や表記の違いもまとめて扱われます。

選ぶもの向いている目的例
検索語句どの表記・言い方がよく使われているかを比べたい例:「キーワード選定」と「キーワード選び」を比べる
トピック言い方に関係なく、テーマ全体の関心の変化を見たい例:ある会社や商品への関心が、年ごとにどう変わったかを見る

例:「ホームページ 作り方」と「ウェブサイト 作り方」を検索語句として並べると、どちらの言い方が多く使われているか、その差が年々どう変わっているかが分かります。説明用の例で、実際の結果を示すものではありません。

SEO で記事の題名や見出しに使う言葉を決めたいときは、検索語句で比べます。読者は入力した言葉で検索するので、表記の違いを知ることが役に立ちます。

関連キーワードと関連トピックの見方

調べた語の下には、一緒に検索された語(関連キーワード)と、関連するテーマ(関連トピック)が表示されます。関連キーワードを検索する(トレンド ヘルプ)によると、2 つの並べ方があります。

並べ方意味SEO での使い方
人気同じ検索の流れの中で、調べた語と一緒に最もよく検索された語テーマの中で定番になっている問いを確かめる。記事で必ず答える問いの候補
注目指定した期間に検索が大きく増えた語。直前の期間と比べた増加率が表示される新しく出てきた問いや呼び名に気づく。既存の記事への追記の候補

増加率の代わりに「急激増加」と表示される語は、ヘルプによると増加率が 5000% を超えた語です。ただし、もともとの検索が少ない語でも、少し増えただけで大きな増加率になります。急激増加の語を見つけたら、期間を長くしてグラフで確かめ、一時的な山か、続いている変化かを見分けます。

関連キーワードは、そのまま見出しに並べるのではなく、「その語で検索する人は何を知りたいのか」という問いの文に直してから使います。例:調べた語が「インボイス」で、注目の欄に「インボイス 経過措置」が出てきた場合、「経過措置はいつまでで、何が変わるのか」という問いになります。記事の主な問いと同じなら節を足し、違うなら別の記事の候補にします。

急上昇ワードの見方と、SEOでの扱い

「急上昇ワード」の画面では、今まさに検索が急に増えている語を見られます。ヘルプによると、データはおよそ 10 分ごとに更新され、過去 4 時間、24 時間、48 時間、7 日間の範囲で表示できます。

SEO の記事づくりで使うときは、注意が必要です。Google の有用で信頼性の高いユーザー第一のコンテンツの作成では、検索エンジンのためのコンテンツの兆候として、「既存の読者のためではなく、話題になっているように見えるという理由だけで書いていないか」という問いが挙げられています。急上昇の語を見て記事を書くかどうかは、次の順で判断します。

  1. 自社の読者や商品と関係があるか(関係が無ければ書かない)
  2. 自社が根拠を持って答えられるか(公式の発表や自社の資料があるか)
  3. 関心が続きそうか(期間を広げて似た山が過去にもあったか)
  4. 新しい記事が要るか、既存の記事の追記で足りるか

多くの場合、自社の分野で起きた変化は、新しい記事よりも既存の記事の更新で答えるほうが、読者にとって分かりやすくなります。

SEOでの使い方:目的別の手順

目的Google トレンドで見ること判断の例
公開・更新の時期を決める数年分のグラフで、毎年同じ時期に山があるか山の前に公開し、毎年その前に情報を更新する
題名や見出しの言葉を決める表記や呼び名の違う語を並べた推移関心の高い言い方を題名に使い、もう一方は本文で触れる
呼び名の変化に気づく古い呼び名と新しい呼び名の推移が入れ替わっていないか新しい呼び名で記事を見直す
地域に合わせた内容にする地域別の関心の割合関心の高い地域の事情に触れる(地域向けのサービスの場合)
自社名への関心を見る自社名やサービス名の推移(検索が少ない場合は 0 が多くなる)発表や展示会の後に関心が増えたかを、ほかの数字と合わせて確かめる
記事の見直しの順番を決める自社が扱うテーマの関心が下がっていないか関心の続くテーマの記事から先に見直す

季節の山を見分ける手順

  1. 期間を過去 5 年間などの長い範囲にして、毎年同じ月に山があるかを見る
  2. 山がある年と無い年があれば、その年に何があったか(制度の変更、大きな出来事)を確かめる
  3. 山の始まりの月を書き留める(記事の公開・更新は、その前に済ませる)
  4. 過去 12 か月に切り替えて、今年も同じ形かを確かめる

1 年分だけを見ると、その年だけの出来事による山を、毎年の季節の山と取り違えることがあります。複数年で同じ形が続くかを確かめてから、計画に入れます。季節の山から公開予定日を逆算して表にまとめる方法は「コンテンツカレンダーの作り方」にまとめています。

例:ある会社が、年末調整の手続きについての記事を持っているとします。説明用の例です。数年分のグラフで毎年秋から冬に山があると分かれば、山が始まる前に、その年の制度の変更を確かめて記事を更新する、という計画が立てられます。山の後に更新しても、多くの読者が調べ終えた後になってしまいます。

自社名やサービス名の検索は、知名度の手がかりの 1 つです。ただし小さな会社では検索が少なく、0 が並ぶことも多いため、Search Console で自社名を含む検索語の表示回数とあわせて見ます。

更新した記事は、公開日や更新日の扱い、変えた点の書き方にも気を配ります。既存の記事を直す手順は「SEOリライトのやり方」で説明しています。

キーワードプランナー・Search Consoleとの使い分け

Google トレンドだけで、語を選ぶ判断はできません。Google の 3 つの道具は、見ているものが違います。

道具見ているもの得意なこと苦手なこと
Google トレンド検索全体の関心の相対値時期による変化、表記の比較、地域の違い検索回数そのもの
キーワードプランナー検索全体の検索ボリュームの推定語の大きさの比較、関連する語の候補長い期間の変化、急な変化
Search Console自社のページが検索結果に表示された実績自社の記事にどの語で人が来ているか自社が表示されていない語の需要

進め方の一例は、キーワードプランナーで語の大きさを確かめ、Google トレンドで時期と表記を確かめ、公開後は Search Console で自社の表示回数の推移を見る、という順番です。Google トレンドで関心が下がっているのに自社の表示回数も下がっている場合は、順位の問題ではなく、検索そのものが減っている可能性があります。順位の下落との見分け方は検索順位が下がったときの確認手順で整理しています。

新しいサイトでは、Search Console の数字がほとんど出ないため、外の情報源の役割が大きくなります。当サイト(seoagent.jp)でも、改修前の 2025-06-16〜2026-10-06 に検索で表示されたのは 10 回でした。こうした段階では、季節の波や表記の比較は Google トレンドで確かめておき、公開後に Search Console の実績で見直します。

よくある質問

Google トレンドで検索回数は分かりますか?

分かりません。表示されるのは、選んだ条件の中で最も高い時点を 100 とした相対的な値です。検索回数の目安は、Google 広告のキーワードプランナーで調べます。

グラフが 0 ばかりで、ほとんど表示されません。

検索が少ない語は 0 と表示されます。期間を長くする、地域を広げる、より一般的な語やトピックで調べると、傾向が見えることがあります。

Google トレンドのデータは資料や記事に使えますか?

ヘルプには、データの書き出し、埋め込み、引用についての案内があります。使うときは、調べた日、地域、期間、比べた語を書き添え、検索回数ではなく相対的な値だと分かるように示します。

急上昇ワードを見て記事を書けば、アクセスは増えますか?

増えるとは限りません。関心が短い間で終わることも多く、自社の読者と関係が薄ければ、読まれても次の行動につながりにくくなります。自社の読者と根拠があるかで判断します。

同じ語なのに、昨日と今日で数字が違います。

データは検索のサンプルから作られ、期間の終わりが変わると 100 の基準も変わることがあります。比べるときは、同じ画面で、同じ条件で並べて見ます。

SEOAGENTでできること

SEOAGENT のキーワード調査・テーマ選定では、自社の商品やサービスに合うテーマの候補を、検索される言葉、読者の具体的な疑問、すでにある記事と合わせて整理できます。推奨の行動は「新規」「既存の更新」「ページの強化」「統合検討」などに分かれ、新しく書く以外の選択肢も示します。

公開後は、Search Console と GA4 を連携し、記事ごとの検索語とその推移を確認できます。記事の改善・リライトでは、検索データや確認項目をもとに、どの記事の何を見直すかを整理できます。Googleトレンドの使い方と関わる記事・サイト改善の記事は「記事・サイト改善の記事一覧」にまとめています。

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