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コアアップデートとは?実施履歴と、順位が下がったときの確認手順

コアアップデートの後に順位が下がっても、急いで記事を書き換える必要はありません。直近の実施履歴(2026年10月10日確認)と、Googleの説明をもとにした更新の仕組み、ほかの原因の切り分け方、影響の調べ方、見直すべき点と回復までの時間を整理します。

コアアップデートとは?実施履歴と、順位が下がったときの確認手順

この記事の要点:

  • コアアップデートとは、Googleが検索の順位付けの仕組みを広い範囲で見直す更新です。Googleは、年に数回行うと説明しています。
  • 特定のサイトを狙ったものではなく、Googleは、順位が下がったページが必ずしも悪いわけではないと説明しています。違反への対処である手動による対策やスパムの更新とは別のものです。手動による対策の確かめ方は「Googleペナルティと手動による対策」で説明しています。
  • 影響を調べるのは、検索ステータス ダッシュボードで展開の完了を確かめ、さらに少なくとも1週間待ってからです。完了後の1週間と、展開開始前の1週間を比べます。
  • 少し順位が下がった程度なら大きな変更は不要です。大きく下がったページは、Googleの自己評価の質問で内容を見直します。
  • 改善しても、評価に反映されるまで数日から数か月かかることがあり、回復は保証されません。

コアアップデートとは:順位付けの仕組みを広く見直す更新

コアアップデートとは、Googleが検索結果の順位付けの仕組み(ランキングシステム)を、広い範囲で見直す更新のことです。Googleは、検索結果をより有用で信頼できるものにするため、年に数回、大きなコアアップデートを行うと説明しています。

検索される言葉や、ウェブ上の情報は常に変わっています。Googleは、こうした変化に合わせて検索結果の質を保つために、順位付けの仕組みを継続的に見直しています。コアアップデートは、その中でも影響の範囲が広く、開始時に告知される更新です。

コアアップデートは、特定のサイトやページを狙ったものではありません。ウェブ全体のページをどう評価するかを見直すもので、その結果として順位が上がるページも下がるページも出ます。Googleは、順位が下がったページが必ずしも悪いわけではなく、以前は十分に評価されていなかったページが、相対的に評価されるようになった結果のこともあると説明しています。

また、Googleは大きなコアアップデートの合間にも、告知しない小さなコアアップデートを続けていると説明しています。そのため、告知の無い時期に順位が動くこともあります。

ほかの更新や手動による対策との違い

順位が下がったときは、まず「どの種類の変化か」を分けて考えます。種類によって、確かめることと対応が違います。

種類内容どこで分かるか順位が下がったときの考え方
コアアップデート順位付けの仕組みを広く見直す検索ステータス ダッシュボード特定のサイトを狙ったものではない。内容が読者に役立つかを見直す
スパムに関する更新スパムを見つける仕組みを強める検索ステータス ダッシュボードスパムに関するポリシーに沿っているか確かめる
手動による対策Googleの担当者がポリシー違反と判断したSearch Consoleの「手動による対策」レポート通知の内容を直し、再審査を依頼する
DiscoverのコアアップデートDiscover(おすすめ記事の表示)の仕組みを見直す検索ステータス ダッシュボード、Google 検索セントラル ブログDiscoverからの流入だけが変わったかを確かめる
サイト側の問題改修、設定の誤り、計測の不具合などSearch Consoleの各レポート、変更の記録更新とは関係なく、原因を直す

スパムに関する更新の例は2026年9月のスパムアップデートで紹介しています。

いつ行われたか:直近の実施履歴とダッシュボードでの確かめ方

Googleは、大きなコアアップデートを「Google 検索ステータス ダッシュボード」で知らせています。ここで、更新の種類と、展開(反映)の開始日・完了日を確認できます。展開には数週間かかることがあり、その間は順位が動き続けることがあります。

直近の実施履歴は次のとおりです。検索ステータス ダッシュボードの記録をもとに、開始日と完了日を確かめられたものだけを載せています(2026年10月10日に確認)。

更新開始日完了日補足
2026年5月 コアアップデート2026年5月21日2026年6月2日2026年の2回目のコアアップデート
2026年3月 コアアップデート2026年3月27日2026年4月8日2026年の最初のコアアップデート
2026年2月 Discover コアアップデート2026年2月5日2026年2月27日Discoverが対象。まず米国の英語の利用者から始め、ほかの国と言語へ広げると案内
2025年12月 コアアップデート2025年12月11日2025年12月29日―
2025年6月 コアアップデート2025年6月30日2025年7月17日―
2025年3月 コアアップデート2025年3月13日2025年3月27日―

この表の更新では、開始から完了まで12日から22日ほどかかっています。2026年10月10日の時点では、5月のコアアップデートより後の新しいコアアップデートは確認できませんでした。順位が動いた時期をこの表と照らし合わせ、展開の期間と重なるかを確かめます。

ダッシュボードには、更新の情報を配信するフィード(Atom形式)もあり、フィードリーダーに登録すると新しい案内を受け取れます。Google 検索セントラル ブログでも、大きな更新の背景が説明されることがあります。

最新の状況や正確な日時は、ダッシュボードで直接確かめてください。更新ごとの「順位の傾向」を解説した記事も多くありますが、Googleは更新ごとの評価の変化を細かく公表していないため、その内容はGoogleの公式な説明ではありません。

順位の変化はコアアップデートのせいか:切り分けの目安

順位やクリックが下がった時期にコアアップデートがあっても、原因がそれとは限りません。次の表で、ほかの原因を先に除きます。

確かめること見る場所コアアップデート以外の原因の例
下がり始めた日が、展開の期間と重なるかダッシュボード、Search Consoleの日別のグラフ重ならなければ、別の原因の可能性が高い
手動による対策の通知が無いかSearch Consoleの「手動による対策」通知があれば、そちらへの対応が先
インデックスやクロールに問題が無いか「ページのインデックス登録」、URL検査noindexの設定ミス、サーバーのエラー、URLの変更
同じ時期にサイトを変更していないか自社の変更の記録デザインの変更、URLの変更、記事の削除
検索される回数そのものが減っていないか前年の同じ時期との比較季節による変化、話題の終わり
計測が正しく動いているかSearch ConsoleとGA4の両方計測タグの外れ、設定の重複

原因が1つとは限らず、更新の時期にサイトの改修が重なることもあります。表の上から順に確かめ、見つかった問題は更新とは関係なく直します。そのうえで残った変化を、コアアップデートの影響として調べます。

影響の調べ方:完了を待ち、前後の1週間を比べる

Googleの説明に沿うと、コアアップデートの影響は次の手順で調べます。

  1. 展開の完了を確かめる:ダッシュボードで、開始日と完了日を控えます。展開中に判断すると、まだ動いている途中の数字を見ることになります。
  2. 完了から少なくとも1週間待つ:完了直後ではなく、少なくとも1週間たってから調べます。
  3. 前後の1週間を比べる:Search Consoleの検索パフォーマンスで、完了後の1週間と、展開が始まる前の1週間を比べます。
  4. 検索の種類を分ける:ウェブ、画像、動画、ニュースの検索タイプごとに、どこで変化があったかを見ます。Discoverからの流入は、検索パフォーマンスとは別の「Discover」レポートで確かめます。
  5. ページ別・検索語別に見る:サイト全体の数字だけでなく、下がったページと検索語を一覧にします。
  6. 下がった幅で分ける:少し下がったページと、大きく下がったページを分けます。

Search Consoleでの比べ方

  1. 「検索パフォーマンス」を開き、「日付」から「比較」を選びます。
  2. 「カスタム」で、比べる2つの期間を指定します。例:展開開始の前の7日間と、完了から1週間たった後の7日間。
  3. グラフの上で「クリック数」「表示回数」「平均掲載順位」をすべて表示します。
  4. 「ページ」タブで、クリック数の差が大きい順に並べ、影響の大きいページを選びます。
  5. 選んだページで絞り込み、「クエリ」タブで、どの検索語で下がったかを確かめます。

比べる期間は、同じ曜日を含む同じ長さにそろえます。曜日によって検索される回数が変わるためです。

下がった幅で、対応の大きさを変える

Googleは、例えば2位から4位のような小さな下落なら、大きな変更をする必要はないと説明しています。うまくいっているページを、急いで書き換えないことも大切です。一方、例えば4位から29位のような大きな下落は、内容を詳しく見直す対象になります。

変化の様子対応の目安
数位程度の下落大きな変更はせず、推移を見守る
上位から大きく後退したページがあるそのページを優先して、自己評価の質問で見直す
サイト全体で大きく下がった影響の大きいページから順に見直し、サイト全体の方針も点検する

平均掲載順位の読み方は検索順位の確認方法と、平均掲載順位の見方で紹介しています。

大きく下がったページで見直すこと

Googleは、コンテンツを見直すための自己評価の質問を示しています。次はその一部です。できれば、サイトに関わっていない人にも読んでもらい、客観的に答えます。

  • 独自の情報、調査、分析を提供しているか
  • テーマについて、十分で分かりやすい説明になっているか
  • ほかの情報源を参考にした場合、言い換えではなく価値を加えているか
  • タイトルや見出しは、内容を誇張せずに表しているか
  • 誰が書いたか、どんな経験や知識をもとにしているかが分かるか
  • 読んだ人が、目的を果たせたと感じられるか
  • 検索で上位に出すことを主な目的に作っていないか

答えが「いいえ」になる質問があれば、そこから見直します。順位が上がったページと下がったページを、同じ検索語で比べるのも手掛かりになります。上位のページが読者のどんな問いに答えていて、自分のページに何が足りないかを、読者の立場で考えます。自己評価の質問が示された経緯と、2022 年から増えた質問は「ヘルプフルコンテンツアップデートとは」で説明しています。

サイト全体で大きく下がったとき

特定のページではなく、サイト全体で大きく下がった場合、Googleは影響の大きいページだけでなく、サイト全体についても自己評価の質問で見直すことを勧めています。次の点を点検します。

  • サイトの主なテーマと関係の薄い記事が、多く含まれていないか
  • 同じ話題の記事が重なり、どれも中身が薄くなっていないか
  • 運営者、書いた人、情報の出典が、読者に分かるようになっているか
  • 検索で集客するためだけに作った記事が、多く含まれていないか

どれもすぐに結論の出る問いではありません。影響の大きいページから順に、1つずつ確かめます。

見直しの記録を残す

見直した内容は、ページごとに記録しておきます。後で効果を確かめるときや、次の更新で同じ判断をするときに役立ちます。

記録する項目例
ページと主な検索語例:/blog/xxx/、「〇〇 選び方」
更新前後の数字例:比べた期間、クリック数、平均掲載順位
見直した理由例:比較の条件が古く、判断の目安が無かった
変えたこと・変えなかったこと例:判断表を追加、定義の節はそのまま
変えた日と、次に確かめる日例:変えた日と、数週間後の確認日

この表は記録の項目の例です。数字は説明用で、実際の値ではありません。

避けたい対応

  • 根拠の無いうわさをもとに、ページの要素を消したり足したりする
  • 内容を変えずに、日付だけを新しくする
  • 理由を確かめずに、多くの記事を一度に削除する
  • 順位が下がった直後に、展開の完了を待たずにサイト全体を作り変える

記事を削除すると、そのページへの検索流入やリンクも失われます。削除や統合は、内容の重なりや役割を確かめたうえで、最後に検討します。

回復までの時間:数日から数か月、次の更新まで

コアアップデートの影響を、すぐに取り戻す方法はありません。Googleは、改善の一部は数日で反映されることもあるが、サイトが改善したことを仕組みが学習して確かめるまで数か月かかることがある、と説明しています。

また、改善しても、次の大きなコアアップデートまで順位が戻らないことがあります。一方でGoogleは、告知されない小さなコアアップデートもあるため、改善の効果が出るのに必ずしも次の大きな更新を待つ必要はない、とも説明しています。いずれの場合も、改善によって以前の順位に戻ることは保証されていません。

回復を待つ間にすること

  • 見直したページの推移を、月に1回など間隔を決めて確かめる(毎日の上下に反応しすぎない)
  • 下がったページの読者が、ほかの記事やページで目的を果たせているかを、内部リンクや導線で確かめる
  • 新しい記事を書くときは、見直しで分かった不足(例:判断の目安、出典)を最初から入れる

見直しは、読者に役立つ内容にすることが目的で、順位を戻すための一時的な作業ではありません。時間がかかる前提で、改善した内容と日付を記録しながら進めます。

日ごろからできる備え

コアアップデートを予測して対策することはできません。できるのは、変化が起きたときに原因を早く切り分けられるように準備しておくことです。

  1. 変更の記録を残す:記事の公開・更新・削除、サイトの改修、設定の変更を日付とともに記録します。
  2. 基準の数字を持つ:主なページの表示回数、クリック数、平均掲載順位を、月ごとなど一定の間隔で控えます。
  3. ダッシュボードを確かめる習慣をつける:順位が動いたときに、まず更新の有無を確かめられるようにします。
  4. 記事の役割を整理しておく:同じ話題の記事が重なっていないか、古い情報が残っていないかを定期的に見直します。

よくある質問

コアアップデートの日程は事前に分かりますか?

Googleは、大きなコアアップデートを開始時に検索ステータス ダッシュボードなどで知らせますが、先の日程は公表していません。小さなコアアップデートは告知されません。

コアアップデートで順位が下がったら、ペナルティを受けたということですか?

いいえ。Googleは、コアアップデートは特定のサイトやページを狙ったものではなく、順位が下がったページが必ずしも悪いわけではないと説明しています。ポリシー違反による手動による対策は、Search Consoleに通知されます。

展開中に記事を直してもよいですか?

直すこと自体は問題ありませんが、展開中は順位が動き続けるため、直した効果と更新の影響を見分けにくくなります。急ぎの誤りの修正を除き、影響を調べてから見直すほうが判断しやすくなります。

ヘルプフルコンテンツアップデートとは何が違いますか?

以前は、役に立つコンテンツかどうかを評価する仕組みが別の更新として告知されていました。Googleは2024年3月のコアアップデートで、この仕組みをコアのランキングシステムに組み込んだと説明しています。現在は、コアアップデートの中で扱われるものと考えてよいでしょう。ほかの公開されているシステムと廃止されたシステムの一覧は「Googleのランキングシステム一覧」にまとめています。

コアアップデートで順位が上がった場合も、何かすべきですか?

特別な対応は必要ありません。どのページと検索語で上がったかを記録しておくと、今後の記事づくりや見直しの参考になります。

SEOAGENTでできること

SEOAGENTでは、Search Consoleのデータから、記事ごとのクリック・表示回数・平均順位と検索語の推移を確認できます。記事ごとに優先して確認することと理由を示し、改善案を作って確認してから反映できます。改善によって順位の回復を保証するものではありません。

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参考情報

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