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インプレッション(表示回数)とは?Search Consoleでの数え方と増減の読み方

表示回数は、検索結果で見つけてもらえる機会の量です。Search Consoleでの数え方、ページ別とサイト全体の数字が合わない理由、クリック数や順位と合わせた増減の読み方、表示がほとんど無いときに確かめる順番を説明します。

インプレッション(表示回数)とは?Search Consoleでの数え方と増減の読み方

この記事の要点:

  • インプレッションは、広告・SNS・検索結果などが画面に表示された回数です。SEOでは、Googleの検索結果に自社サイトへのリンクが表示された回数を指し、Search Consoleでは「表示回数」と呼ばれます。
  • リンクが画面の下にあり、スクロールされずに見られなかった場合でも、そのページの結果に含まれていれば1回と数えます。表示回数は「読まれた回数」ではありません。
  • サイト全体で見るか、ページごとに見るかで数え方が変わるため、ページ別の合計はサイト全体の数字と一致しないことがあります。
  • 表示回数の増減は、クリック数・クリック率・平均掲載順位と一緒に、検索語とページに分けて読みます。表示回数だけで良し悪しは決められません。
  • AIによる概要やAIモードでの表示も表示回数に含まれます。生成AI機能の分だけを見たい場合は、Search Consoleの専用のレポートを使います。

インプレッション(表示回数)とは

インプレッションとは、広告やSNSの投稿、検索結果などが利用者の画面に表示された回数のことです。SEOでは、Googleの検索結果に自社サイトへのリンクが表示された回数を指し、Search Consoleの検索パフォーマンス レポートでは「表示回数(合計表示回数)」として表示されます。

表示回数は、検索結果で見つけてもらえる機会の量を表します。クリックされたかどうかは関係なく数えるので、クリック数を表示回数で割るとクリック率(CTR)になります。

指標意味読み方
表示回数検索結果にリンクが表示された回数見つけてもらえる機会の量
クリック数検索結果からサイトへ移動した回数実際に訪問につながった量
クリック率(CTR)クリック数 ÷ 表示回数表示されたときに選ばれた割合
平均掲載順位表示されたときの位置の平均表示されている位置の目安

広告・SNS・ページビューのインプレッションとの違い

「インプレッション」という言葉は、広告やSNSでも使われます。同じ言葉でも、数える場所と条件が違うため、数字を並べて比べることはできません。

使われる場面何を数えるか確認する場所の例
検索(SEO)自然検索の結果に、自社サイトへのリンクが表示された回数Search Console
検索広告・ディスプレイ広告広告が表示された回数(数える条件は各広告サービスの定義による)各広告サービスの管理画面
SNS投稿が画面に表示された回数(条件は各サービスの定義による)各SNSの分析画面
ページビュー(PV)サイトに来た人がページを開いた回数。検索結果での表示ではないGA4などのアクセス解析

この記事では、検索結果での表示回数(Search Consoleの表示回数)について説明します。サイトに来たあとの数字は、GA4などのアクセス解析で見ます。

Search Consoleでの数え方

Search Consoleのヘルプ「表示回数、掲載順位、クリック数とは」では、表示回数を次のように数えると説明されています。

  • ユーザーが見ている検索結果のページに、自社サイトへのリンクが含まれていれば1回と数えます。スクロールしないと見えない位置にあっても数えます。
  • 同じ検索の中で、スクロールしたり別の結果ページへ移って戻ったりしても、重ねては数えません。
  • 「さらに表示」などを押さないと出てこない結果は、押されて表示されるまで数えません。
  • カルーセル(横に送って見る形式)の中の項目は、その項目が画面に表示されたときに数えます。

Discoverでは数え方が異なり、カードが画面に表示されたときに数えます。ヘルプには、こうした数え方のルールは今後変わることがあるとも書かれています。表示回数は「リンクを見た、または見た可能性がある」ことを表す数字で、読まれたことを示すものではありません。

サイト単位とページ単位の違い

集計の単位同じ検索結果に自社のページが2つ出たとき
サイト(プロパティ)単位表示は1回
ページ単位ページごとに1回ずつ、合計2回

そのため、ページ別の表示回数を足すと、サイト全体の表示回数より大きくなることがあります。ヘルプでは、サイト単位で集計したほうがクリック率や平均掲載順位が高く見えることがあるとも説明されています。

AIによる概要・AIモードでの表示

Googleは、AIによる概要とAIモードからのデータは、検索パフォーマンス レポートの検索タイプ「ウェブ」に含まれると説明しています。AIによる概要は検索結果の中で1つの位置を占め、その中のリンクはすべて同じ掲載順位として扱われます。表示回数は通常の結果と同じルールで数え、AIによる概要の中の外部ページへのリンクが押されると、1回のクリックとして数えます。

生成AI機能での表示だけを取り出して見るには、Search Consoleの生成AI機能のパフォーマンス レポートを使います。内容はSearch Consoleの生成AI機能のレポートで紹介しています。

どこで見るか:検索語とページに分ける手順

  1. Search Consoleで対象のプロパティを選び、「検索パフォーマンス」→「検索結果」を開きます。
  2. グラフの上で「合計表示回数」を選び、「合計クリック数」「平均 CTR」「平均掲載順位」も一緒に表示します。
  3. 期間を選びます。データは最大16か月分を見られます。比べるときは「比較」で前の期間や前年の同じ期間を並べます。
  4. 上部の「検索タイプ」が「ウェブ」になっているかを確かめます。画像検索や動画など、ほかの検索タイプの表示回数は別に集計されます。
  5. 表の「クエリ」タブで検索語ごと、「ページ」タブでページごとの表示回数を見ます。
  6. 特定の語や記事に絞るときは、「+フィルタを追加」でクエリやページを指定します。

正規表現で絞る例

クエリやページのフィルタでは「カスタム(正規表現)」を選べます。ヘルプによると、書き方はRE2という形式で、部分一致として扱われ、大文字と小文字は区別しません。

例1:社名やサービス名を含む検索語に絞る(自社の名前に置き換えます)
(seoagent|エスイーオーエージェント)

例2:疑問の形の検索語に絞る
(とは|方法|やり方|違い)

例3:ブログ記事のURLだけに絞る(ページのフィルタで使います)
/ja/blog/

正規表現の書き方に誤りがあると、何も表示されません。結果が0件になったときは、まず式を見直します。

書き出して記録する

画面右上の「エクスポート」から、表のデータをGoogle スプレッドシートやCSVで書き出せます。画面の表に出せる行数には上限があるため、検索語やページが多いサイトでは、Looker StudioでSearch Consoleのデータを読み込んで見る方法もあります。

記録するときは、数字と一緒に「期間」「集計の単位(サイトかページか)」「付けたフィルタ」を残します。条件が違う数字を並べると、変化を読み違えます。

数字が合わない・おかしいと感じたとき

表示回数は、見る画面や条件によって数字が変わります。おかしいと感じたら、次の表の順で原因を確かめます。

気づいたこと考えられる原因確かめ方
ページ別の合計がサイト全体と合わないサイト単位とページ単位で数え方が違うどちらの単位の数字かを確認する
クエリ別の合計がグラフの合計より少ないプライバシー保護のため表に出ない検索語(匿名化されたクエリ)がある。グラフの合計には含まれるが、クエリで絞ると含まれないクエリのフィルタを外したときと比べる
直近の数日が少ないデータの反映には遅れがある。初期設定では、集計の済んだ日だけが表示される数日たってから見直す。直近の速報は「24時間」の表示で確かめる
ある時期から急に増えた・減った実際の変化のほか、Googleのデータの記録の問題の場合があるSearch Console ヘルプの「データの異常」のページで、その時期の記載を確認する
GA4の数字と合わないGA4はサイトに来たあとを測る。表示回数はGA4には無い比べるならSearch Consoleのクリック数と、GA4の自然検索からの訪問

「データの異常」のページには、2025年5月13日から一定の期間、記録の誤りによって表示回数が正しく報告されなかったという項目が載っています。クリック数は影響を受けていないとされていますが、表示回数から計算するクリック率や平均掲載順位には影響します。この期間をまたいで比べる場合は、ページで最新の記載(対象の期間と影響の内容)を確かめてから判断してください。

表示回数が増えた・減ったときの読み方

表示回数の変化は、ほかの指標との組み合わせで意味が変わります。まず、変化がサイト全体か特定のページかを分け、次の表に当てはめます。

表示回数平均掲載順位クリック数考えられること次に見ること
増えた下がった(数字が大きくなった)あまり変わらない新しい検索語で、低い位置に表示され始めた新しく出てきた検索語と、その語に本文が答えているか
増えた変わらない・上がった増えた検索される回数が増えた、または順位が上がった季節の影響がないか、前年の同じ時期と比べる
変わらない変わらない減った表示されてもクリックされにくくなったタイトルと説明文、検索結果での見え方
減った下がった減った順位が下がったページの更新内容、インデックスの状態、検索結果の変化
減った変わらない減ったその語が検索される回数自体が減った季節や話題の変化。前年の同じ時期と比べる

変化を確かめる手順

  1. 期間をそろえて比べる:同じ長さの直前の期間と、前年の同じ期間の両方と比べます。前年とも同じように動いていれば、季節の影響が考えられます。
  2. ページで分ける:「ページ」タブで、変化の大きいページを並べ替えて探します。一部のページだけか、全体かで原因の範囲が変わります。
  3. 検索語で分ける:変化の大きいページを選んだまま「クエリ」タブに切り替え、どの検索語で増えた・減ったかを見ます。
  4. 出来事と照らし合わせる:記事の更新日、URLの変更、Googleのアップデートの時期と重ならないかを確かめます。
  5. 組み合わせで読む:表示回数・平均掲載順位・クリック数がそれぞれ増えたか減ったかの組み合わせから、次に見ることを決めます。

例:ある記事の表示回数が前の月の2倍になり、平均掲載順位が8位から25位に下がったとします(説明用の架空の数字です)。検索語で分けると、新しく関連する語で30位前後に表示され始めていた、という読み方ができます。この場合は、新しい語に本文が答えているかを確かめるのが次の作業です。

新しい検索語で表示され始めると、表示回数は増えても平均掲載順位とクリック率が下がって見えることがあります。悪化とは限らないので、検索語ごとに分けて確かめます。

表示回数がほとんど無いとき

公開して間もないサイトや、改修したばかりのサイトでは、表示回数がほとんど記録されないことがあります。当サイト(seoagent.jp)でも、改修前の基準値は次のとおりでした(Search ConsoleとGA4のデータを、Site Kit経由で毎週自動で取得したものです)。

期間表示回数クリック表示されたページ平均掲載順位
2025-06-16〜2026-10-06100トップページのみ42.7

同じ期間のGA4は、全体で46セッション、自然検索からは0でした。このように表示回数が少ないうちは、クリック率や平均掲載順位はわずかな表示で大きく動くため、判断の材料になりません。まず次の順で確かめます。

  1. インデックスされているか:Search Consoleの「ページ」レポートやURL検査で、記事が登録されているかを見ます(インデックスされない原因と確認手順)。
  2. サイトマップが送信されているか:記事のURLがサイトマップに載っているかを確認します。
  3. どのページが表示されているか:表示されたページが一部に偏っていないかを見ます。
  4. 基準値を残す:改善の前に、期間と数字を記録しておくと、後で比べられます。

表示回数を増やすには

表示回数は、どれだけの検索語で表示されるかと、その位置で決まります。増やすために確かめることは次のとおりです。

  • 登録されているか:インデックスされていないページは表示されません。
  • 読者が使う言葉で書いているか:社内の呼び方ではなく、読者が検索で使う言葉で見出しや本文を書きます。
  • 表示されている検索語に答えているか:ページ別に表示されている検索語を見て、本文で十分に答えていない語があれば、内容を補います。
  • 検索結果での見え方を整えているか:構造化データを正しく書くと、ページがリッチリザルトの対象になることがあります。表示されるかどうかはGoogleが判断するため、対象になることは表示を保証するものではありません。
  • 扱っていない疑問がないか:テーマに関係する疑問のうち、どの記事も答えていないものを新しい記事の候補にします。

表示回数は結果を保証する数字ではなく、改善の入口です。表示が増えたあとは、クリックや問い合わせなどの成果につながっているかまで確かめます。分析・効果測定の記事一覧には、クリック率や成果の見方の記事をまとめています。

よくある質問

表示回数が多いのにクリックが少ないのはなぜですか?

低い位置で表示されている、検索結果のタイトルや説明文が検索の意図と合っていない、検索結果の中で答えが済んでしまう、などが考えられます。検索語ごとに平均掲載順位とクリック率を見て、原因を分けて確かめます。

表示回数が0のページはどうすればよいですか?

まずURL検査でインデックスに登録されているかを確かめます。登録されていれば、そのページが答えている疑問が検索で使われる言葉で書かれているか、同じ疑問に答える別のページがないかを見直します。ホームページ全体で集客できていないときの確かめ方は「ホームページ集客」でまとめています。

表示回数はどのくらいの期間で比べればよいですか?

決まった期間はありません。数日では日ごとの揺れが大きいので、週や月の単位で、前の期間と前年の同じ期間の両方と比べると季節の影響を分けやすくなります。

AIによる概要で表示された分は、通常の表示回数と別に数えられますか?

通常の検索パフォーマンス レポートの表示回数にも含まれます。生成AI機能のパフォーマンス レポートでは、その中から生成AI機能での表示だけを取り出して見られます。

表示回数と、キーワード調査で見る検索ボリュームは何が違いますか?

検索ボリュームは、その語が検索された回数の目安です。表示回数は、そのうち自社サイトのリンクが検索結果に表示された回数です。検索されても自社が表示されなければ、表示回数は増えません。

SEOAGENTでできること

SEOAGENTでは、Search Consoleと連携して、サイト全体と記事ごとのクリック、表示回数、CTR、平均順位を確認できます。Search Consoleの検索語と、その推移も確かめられます。期間は「直近の確定した月」と「直近7日(3日前まで)」から選べ、記事詳細の「次の一手」から関連する改善項目へ進めます。

参考情報

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