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GA4の参照元とは|referralの見方と確かめ方

GA4の「参照元」と「referral」は同じ意味ではありません。参照元・メディア・チャネルの違いと決まり方、レポートでの確かめ方、決済サービスや自社ドメインが出たときの除外の設定、(direct)やAIからの訪問の読み方を説明します。

GA4の参照元とは|referralの見方と確かめ方

この記事の要点:

  • GA4 の「参照元」は、訪問がどこから来たか(google、chatgpt.com、取引先のドメインなど)を表す項目です。「referral」は、その訪問の種類を表す「メディア」の値の 1 つで、他のサイトのリンクから来たことを示します。
  • 参照元は「セッションの参照元」「最初のユーザーの参照元」など、どの単位で割り当てるかによって値が変わります。SEO や記事の紹介元を見るなら、まず「トラフィック獲得」で「セッションの参照元 / メディア」を見ます。
  • 決済サービスや自社の別ドメインが参照元に出るときは、「除外する参照のリスト」やクロスドメイン測定で直します。設定はデータ ストリームごとに行い、変えた日を記録します。
  • 検索エンジンや SNS、AIアシスタントからの訪問は、参照元が分かっていても Referral ではなく、それぞれのチャネル(Organic Search など)に分類されます。チャネルとメディアと参照元は、別の項目として読み分けます。自然検索のチャネルに入る条件と、流入キーワードの確かめ方は「オーガニック検索とは」で説明しています。

GA4の参照元とは:メディア・referral・チャネルとの違い

参照元とは、訪問がどこから来たか(サイト名・検索エンジン名など)を表す GA4 の項目です。「どこから来たか」に関わる項目はほかにもメディアやチャネルなどがあり、名前が似ているため、最初に違いを整理します。

項目表すもの値の例
参照元(source)訪問のきっかけになったサイトやサービスの名前google、yahoo、chatgpt.com、example.co.jp、(direct)
メディア(medium)訪問の種類organic(自然検索)、referral(他のサイトのリンク)、cpc(検索広告)、email、(none)
参照元 / メディア2 つを組み合わせた表示google / organic、example.co.jp / referral
チャネル(デフォルト チャネル グループ)参照元とメディアなどをもとに、GA4 が決まったルールで分けた大きな分類Organic Search、Referral、Organic Social、Direct、AI Assistant
ページの参照 URL直前に見ていたページの URL(ブラウザが送る情報)https://example.co.jp/news/123

アナリティクス ヘルプのデフォルト チャネル グループの説明では、メディアが「referral」「app」「link」のどれかに当てはまる訪問を「Referral」チャネルに分けています。つまり、日本語で「参照元」と呼ぶ項目と、英語の「referral」は同じものではありません。「参照元」はすべての訪問に付く名前で、「referral」はその一部の種類です。

この記事では、参照元の決まり方と、確かめ方・直し方を説明します。訪問の数え方そのものは「GA4の使い方」で説明しています。

GA4の流入元を表すチャネルの主な分類

GA4で流入元を大きく見るときは、デフォルト チャネル グループのチャネルを使います。チャネルは GA4 が決まったルールで分ける分類で、編集はできません。主なチャネルのアナリティクス ヘルプの説明は次のとおりです(2026年10月14日に確認)。

チャネルヘルプの説明の要点
オーガニック検索(Organic Search)検索結果の広告以外のリンクからの訪問。Google の AI による概要と AI モードも含む
参照(Referral)ブログやニュースサイトなど、他のサイトの広告以外のリンクからの訪問
直接(Direct)保存したリンクや、URL の入力からの訪問
オーガニック ソーシャル(Organic Social)ソーシャル サイトの広告以外のリンクからの訪問
AI アシスタント(AI Assistant)ChatGPT、Gemini、Copilot などからの訪問。Google の AI による概要と AI モードは除く
メール(Email)メールの中のリンクからの訪問

チャネルの項目には「セッションのデフォルト チャネル グループ」(セッションを始めたときのチャネル)と「ユーザーの最初のデフォルト チャネル グループ」(最初に来たときのチャネル)などがあり、どちらで見るかで数字が変わります。

GA4で参照元が決まる仕組み

アナリティクス ヘルプによると、セッションが始まるときに記録される session_start などのイベントには、流入元の情報(Google 広告のクリック ID、UTM パラメータ、リファラー=直前のページの URL など)が含まれ、そこから参照元とメディアが決まります。おおまかな流れは次のとおりです。

  1. 広告の自動タグ設定の情報があれば、それを使う:Google 広告のクリックには、自動で識別子が付きます。
  2. リンクに UTM パラメータがあれば、それを使う:utm_source が参照元、utm_medium がメディアになります。リファラーより優先されます。
  3. どちらも無ければ、リファラーを使う:検索エンジンの一覧に当てはまれば organic、それ以外のサイトなら referral として記録されます。Yahoo! の検索から来た訪問の見方は「Yahoo!のSEO」で説明しています。
  4. 何も無ければ direct:ブックマーク、URL の直接入力、リファラーが送られないアプリからの訪問などは (direct) / (none) になります。

また、アナリティクス ヘルプでは、自社のドメインやサブドメインの中でのページの移動(自己参照)は、初期設定で新しい参照元として扱わないと説明しています。リンクに UTM パラメータを付ける方法と命名の決まりは「UTMパラメータとは」で説明しています。

参照元が同じでも、チャネルが違う例

チャネルは、参照元だけでなくメディアや、Google が管理するサイトの一覧で決まります。そのため、他のサイトから来た訪問がすべて Referral になるわけではありません。

訪問のきっかけ(例)参照元 / メディアの例チャネル
Google 検索の結果をクリックgoogle / organicOrganic Search
取引先のサイトのリンクをクリックexample.co.jp / referralReferral
SNS の投稿のリンクをクリックSNS のドメイン / referralOrganic Social(参照元が SNS の一覧に当てはまるため)
メールマガジンのリンク(UTM 付き)newsletter / emailEmail
AIアシスタントの回答のリンクAIのサービスのドメインAI Assistant(GA4 が判定できた場合)

アナリティクス ヘルプの更新情報によると、2026 年 5 月に、ChatGPT や Gemini などのAIアシスタントからの訪問をまとめる「AI Assistant」チャネルがデフォルト チャネル グループに加わりました。それより前の期間では、同じ訪問が Referral などに入っていることがあるため、期間をまたいで比べるときは注意します。

3つの単位:セッション・最初のユーザー・イベント

参照元の項目は、どの単位で割り当てるかによって名前が変わります。アナリティクス ヘルプの「トラフィック ソース ディメンションのスコープ」では、次のように説明しています。

項目の名前割り当ての単位分かること主なレポート
最初のユーザーの参照元 / メディアユーザーその人が初めて来たときの流入元。後で再訪しても変わらないユーザー獲得
セッションの参照元 / メディアセッション訪問のたびの流入元。再訪するたびに新しい値が付くトラフィック獲得
参照元 / メディア(接頭辞なし)イベントキーイベントなどの成果を、どの流入元に割り当てたか(アトリビューションの設定による)広告、探索など

例:ある人が最初に検索から記事を読み、1 週間後に取引先のサイトのリンクから再訪して問い合わせた場合、「最初のユーザーの参照元」は google、2 回目の訪問の「セッションの参照元」は取引先のドメインになります。どちらが正しいということではなく、問いによって使う項目を選びます。

また、アナリティクス ヘルプでは、参照元のある訪問の後に直接の訪問(direct)があっても、直接の訪問は既にある参照元の情報を上書きしない扱いが説明されています。除外の設定の説明でも、除外の前に別のドメインから来た人が後で直接訪れた場合、元のドメインに割り当てられ続けることがあるとしています。

GA4で参照元を確かめる手順

参照元 / メディアの一覧を見る

  1. 「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を開きます。
  2. 表の左の列の項目を「セッションの参照元 / メディア」に切り替えます。
  3. 他のサイトのリンクからの訪問だけを見たいときは、表の上の検索欄に「referral」と入れるか、「フィルタを追加」でセッションのデフォルト チャネル グループを「Referral」に絞ります。
  4. 表の見出しの「+」から、2 つ目の項目に「ランディング ページ + クエリ文字列」などを追加すると、どのページに来たかが分かります。
  5. キーイベントの列で、成果につながった参照元を確かめます。

新しい読者を連れてきた紹介元を知りたいときは、「ユーザー獲得」で「最初のユーザーの参照元 / メディア」を見ます。

どのページから来たか(参照元の URL)を見る

参照元 / メディアで分かるのはドメインまでです。紹介してくれたページの URL を知りたいときは、ページの参照 URL を使います。Google の開発者向けの説明では、page_referrer はページへの流入元を示すパラメータで、初期設定ではブラウザの document.referrer の値が送られるとされています。

  1. 「探索」で自由形式のレポートを作ります。
  2. ディメンションに「ページの参照 URL」(英語の画面では Page referrer)と「ランディング ページ + クエリ文字列」を追加します。一覧に見つからないプロパティでは、page_referrer をイベント スコープのカスタム ディメンションとして登録してから使います。
  3. 指標に「セッション」や「キーイベント」を追加します。
  4. フィルタで、ページの参照 URL が自社のドメインを含まないものに絞ると、外部のページだけが残ります。

リンク元のサイトの設定(リファラーを送らない設定など)によっては、URL がドメインまでしか送られない、または何も送られないことがあります。その場合、GA4 側で URL を知る方法はありません。

参照元の数字をどう読むか:判断表

参照元の一覧を見て、次のような行があれば、表の右の列のとおりに確かめます。

見つけた行(例)考えられること確かめること・対応
知らないドメイン / referral から、少数の訪問があるどこかのページで紹介されたページの参照 URL でリンク元を確かめ、紹介の内容を読む。成果につながっていれば関係づくりの候補にする
決済サービスや予約サービスのドメインが、キーイベントの参照元に多い外部の決済画面から自社の完了ページに戻った訪問が、新しい参照元として数えられている「除外する参照のリスト」に追加する(次の節)
自社の別ドメイン・サブドメインが参照元に出るドメインをまたいで同じ人と識別できていないクロスドメイン測定の設定と、Cookie のドメインを確かめる
自社のドメインが参照元に出る計測タグが入っていないページを経由した、タグが二重になっているなど全ページに同じタグが 1 つずつ入っているかを確かめる
AIのサービスのドメインが出るAIの回答のリンクから来た訪問どのページに来たか、成果につながったかを見る。回答に出ても、クリックされなかった回数は分からない
Referral が急に増えたが、エンゲージメントが無い自動のアクセスや、意図しないリンクリンク元のページを確かめる。中身の無い訪問を目標の数字に含めない

当サイト(seoagent.jp)では、GA4 の設定が 2 つのプラグインにあったため、Site Kit の 1 つ(測定 ID は 1 つ)にまとめ、Google タグの送信先が 1 つであることを確かめました。参照元を読む前に、こうした計測の土台がそろっているかを確かめます。また、当サイトの改修前の基準値は GA4 全体で 46 セッション(2025-06-16〜2026-10-06、自然検索は 0)で、この量では参照元ごとの数字は 1 件の訪問で大きく変わります。件数の少ない期間は、割合ではなく件数とリンク元の中身を見ます。

参照元に出したくないものを除く:除外する参照とクロスドメイン

除外する参照のリストに追加する

アナリティクス ヘルプの「除外する参照を指定する」による手順は次のとおりです。設定には、編集者以上の権限が必要です。

  1. 「管理」→「データの収集と修正」→「データ ストリーム」を開き、ウェブのデータ ストリームを選びます。
  2. 「タグ設定を行う」をクリックし、「設定」の「すべて表示」を開きます。
  3. 「除外する参照のリスト」を開き、マッチタイプ(「参照ドメインが次と完全に一致」など)と、除外するドメインを入力して保存します。

ヘルプによると、条件はデータ ストリームごとに最大 50 個まで設定でき、複数の条件はどれか 1 つに当てはまれば除外されます(OR 条件)。条件に当てはまった訪問には ignore_referrer というパラメータが付き、そのリファラーは流入元として使われません。

除外してよいのは、決済サービスのように「自社の手続きの途中で一時的に移るだけのサイト」です。紹介してくれたサイトや SNS を除外すると、本当の流入元が分からなくなります。ヘルプでも、ignore_referrer をサイト全体に設定すると重要な流入元のデータを失うおそれがあるとして、勧めていません。

自社の複数のドメインをまたぐときはクロスドメイン測定

本サイトと予約サイトなど、自社で運営する複数のドメインを人が行き来する場合は、除外ではなくクロスドメイン測定を設定します。アナリティクス ヘルプによると、データ ストリームの「タグ設定を行う」→「ドメインの設定」で、対象のドメインを条件として追加します。設定したドメインどうしの移動は、同じ人の同じ訪問として扱われ、新しい参照元として数えられません。

状況使う設定
外部の決済・認証サービスから戻ってくる除外する参照のリスト
自社の複数のドメインを行き来するクロスドメイン測定
サブドメインどうしの移動で自己参照が出る同じ Cookie のドメインを使っているか、タグの設定を確かめる

どちらの設定も、変えた日を記録しておきます。変更の前と後で、同じ訪問の分類が変わるためです。

(direct)・(not set)・Unassigned になるとき

参照元が分からない訪問は、次のような名前で表示されます。アナリティクス ヘルプの、unassigned・(not set)・direct を避けるためのタグ設定の説明もあわせて確かめます。

表示意味よくある原因と対応
(direct) / (none)流入元の情報が無い訪問ブックマークや直接入力のほか、アプリや文書ファイルの中のリンク、リファラーを送らない設定のサイトから来た場合も含まれる。自社が配るリンクには UTM パラメータを付ける
(not set)値が記録されなかったセッションの始まりの情報が欠けている、タグが遅れて読み込まれたなど。タグがページの読み込みの早い段階で動くかを確かめる
Unassigned(チャネル)どのチャネルのルールにも当てはまらなかったutm_medium に独自の値を使った場合など。決まった値を使うか、カスタム チャネル グループで分類する

QR コードや資料の中のリンク、メールなど、リファラーが付かない経路から来る訪問は、UTM パラメータを付けない限り Direct に入ります。自社で配るリンクは、配る前に付け方を決めておきます。経路ごとの集客の方法の選び方と測り方は「Web集客とは」で説明しています。

AIやSNSからの訪問を見分けるには

AIの回答や SNS からの訪問は、参照元を見ればある程度見分けられますが、すべてを漏れなく数えることはできません。

  • AIアシスタント:GA4 が判定できたものは AI Assistant チャネルに入ります。ChatGPT の検索のリンクには、OpenAI によると utm_source=chatgpt.com が自動で付きます。具体的な確かめ方は「ChatGPTの検索機能とは」で説明しています。
  • Google の AI による概要・AIモード:アナリティクス ヘルプのチャネルの説明では、これらからの訪問は Organic Search に含まれます。参照元で通常の検索と分けることはできません。
  • SNS:参照元が SNS の一覧に当てはまれば Organic Social に入ります。アプリの中のブラウザから開かれた場合などは、リファラーが送られず Direct に入ることがあります。

GA4の参照元と関わる分析・効果測定の記事は「分析・効果測定の記事一覧」にまとめています。

よくある質問

「参照元」と「流入元」は同じ意味ですか?

日常の言葉としてはほぼ同じ意味で使われます。GA4 の画面では、「参照元」は source という項目の名前で、流入元を表す項目には他に「メディア」「チャネル」もあります。どの項目を見ているかを確かめて読みます。

Referral の訪問が多いのは良いことですか?

中身によります。紹介された記事から来て成果につながっているなら良い兆候ですが、決済サービスや自社の別ドメインが入っているなら設定の問題です。参照元ごとに、ランディング ページとキーイベントを確かめます。

除外する参照のリストに入れると、過去のデータも変わりますか?

設定は、それ以降に記録される訪問の扱いを変えるものです。設定した日を記録し、その前後の数字を単純に比べないようにします。

検索エンジンからの訪問が Referral に入っています。

GA4 が検索エンジンとして認識していない参照元は、リンク元のサイトとして Referral に入ることがあります。まとめて見たいときは、カスタム チャネル グループで分類を作ります。

SEOAGENTでできること

SEOAGENT では、Search Console と GA4 を連携し、「流入と成果」で GA4 の自然検索からの訪問と、成果として設定したキーイベントを記事ごとに確認できます。

AI検索の診断では、GA4 で参照元を識別できるものだけを、把握できたAI経由の訪問として数えます。Google の AI による概要・AIモードからの訪問は通常の検索と区別できないため、数えません。すべてのAI検索からの訪問を漏れなく数えるものではありません。

参考情報

AIでSEO対策を、もっと続けやすく。

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