この記事の要点:
- アイキャッチ画像とは、記事の冒頭や記事の一覧に表示される、その記事を代表する画像です。WordPress では「アイキャッチ画像」(英語では Featured Image、Post Thumbnail)という機能で、記事ごとに1枚設定します。
- アイキャッチ画像は、多くのテーマやSEOプラグインで、SNSで共有されたときの画像(og:image)や、構造化データの画像にも使われます。検索やDiscoverで表示される画像の候補にもなります。
- Google は、Discover向けに幅1,200ピクセル以上・16:9の大きな画像を勧め、og:image や構造化データにサイトのロゴのような一般的な画像や、文字の多い画像を使わないよう勧めています。
- 大きさは横長の 1200×675 ピクセル(16:9)前後で作り、重要な部分を中央に寄せ、WebP などの軽い形式で配信するのが基本です。設定した後は、ページのソースと各サービスの確認ツールで表示を確かめます。
アイキャッチ画像とは
アイキャッチ画像とは、記事の冒頭や記事の一覧、関連記事の欄に表示される、その記事を代表する画像です。読者は一覧で記事を選ぶとき、題名と一緒にこの画像を見るため、記事の内容を一目で伝える役割があります。
WordPress の開発者向けの資料(Theme Handbook「Featured Images & Post Thumbnails」)では、Featured Image(Post Thumbnail と呼ばれることもある)を、個々の投稿・固定ページ・カスタム投稿タイプを代表する画像と説明しています。日本語の WordPress の画面では「アイキャッチ画像」と表示されます。テーマによって、記事の上、一覧のカード、ヘッダーなど、表示される場所が変わります。
アイキャッチ画像を設定するだけで、検索順位が上がるわけではありません。ただし、記事の一覧での見つけやすさ、SNSで共有されたときの見え方、検索やDiscoverで表示される画像に関わるため、記事ごとに内容に合ったものを用意します。
アイキャッチ・OGP画像・サムネイルの違い
アイキャッチ画像、OGP画像、サムネイルは、同じ画像を使うことが多いものの、表示される場所と指定のしかたが違います。アイキャッチ画像はサイトの中で記事を代表する画像、OGP画像はSNSなどで共有されたときの画像、サムネイルは一覧や検索結果で表示される縮小した画像です。
| 呼び方 | 表示される場所 | 指定のしかた |
|---|---|---|
| アイキャッチ画像 | 自社サイトの記事の冒頭・記事一覧・関連記事 | WordPress の「アイキャッチ画像」の欄。テーマがどこに出すかを決める |
| OGP画像 | SNS・チャットでURLが共有されたときのカード | head の og:image(X は twitter:image でも指定できる) |
| 構造化データの画像 | Google が記事の画像を判断する材料 | Article(BlogPosting)の image、または primaryImageOfPage |
| サムネイル | 記事一覧の小さな画像、検索結果やDiscoverの画像 | サイト内は WordPress が作る縮小版。検索での画像は Google が自動で選ぶ |
多くのSEOプラグインやテーマは、アイキャッチ画像を設定すると、その画像を og:image と構造化データの image にも使います。このため、アイキャッチ画像を1枚用意すれば、3つの場所の画像がそろうことがよくあります。
サイズと形式の決め方
アイキャッチ画像は、横長の 1200×675 ピクセル(16:9)前後で作るのが基本です。Google 検索セントラル「Google Discover の概要」は、Discoverで使う画像として、幅1,200ピクセル以上、合計30万ピクセル以上、アスペクト比16:9を勧めています(最終更新 2026年3月11日、2026年10月13日確認)。
| 決めること | 目安 | 根拠 |
|---|---|---|
| 幅 | 1,200ピクセル以上 | Discover の推奨(幅1,200ピクセル以上) |
| 縦横比 | 16:9(例:1200×675) | Discover の推奨。記事の構造化データでは 16×9・4×3・1×1 の高解像度の画像を勧めている |
| 画素数 | 合計30万ピクセル以上 | Discover の推奨。記事の構造化データでは幅×高さが5万ピクセル以上 |
| 形式 | WebP、または JPEG・PNG | Google 検索は BMP・GIF・JPEG・PNG・WebP・SVG・AVIF に対応 |
| 大事な部分の位置 | 中央に寄せる | Discover や SNS では画像が自動で切り抜かれることがある |
SNSのカードは、サービスによって推奨の比率が違い、1.91:1 前後の横長で切り抜かれることがあります。16:9 で作り、顔や文字を中央に寄せておけば、上下が少し切れても内容が伝わります。サービスごとの推奨は「OGPとは」にまとめています。
重さも決めておきます。記事の冒頭のアイキャッチ画像は、ページで最も大きく表示される要素(LCP)になりやすく、重いと表示が遅くなります。WebP で保存し、表示する幅に合わせて小さい版も用意します。
検索・Discover・SNSでの使われ方
アイキャッチ画像は、Google 検索とDiscoverでは「ページを代表する画像」を選ぶ材料の1つとして、SNSでは共有されたときのカードの画像として使われます。Google 検索セントラル「画像の SEO ベスト プラクティス」によると、Google が検索結果の画像やDiscoverのプレビュー画像を選ぶ過程は完全に自動化されていますが、schema.org の primaryImageOfPage や記事の image、og:image で優先したい画像を示すと、選択に影響を与えられます(最終更新 2026年3月3日、2026年10月13日確認)。
同じページは、優先する画像を選ぶときのベスト プラクティスとして次の4つを挙げています。
- ページに関連性があり、ページを代表する画像を選ぶ
- 一般的な画像(サイトのロゴなど)やテキストが含まれている画像は使わない
- 極端なアスペクト比の画像(狭すぎる・広すぎる画像)は使わない
- できるだけ高解像度の画像を使う
Discoverで大きな画像を表示するには、ページの robots の meta タグで max-image-preview:large を指定する(または AMP を使う)必要があります。Discoverの仕組みと流入の確かめ方は「Google Discoverとは」で説明しています。
AI検索での扱い
AIによる概要やAIモードに表示されるために、アイキャッチ画像に特別な設定は要りません。Google は、AI 機能に表示されるための追加の要件や特別な最適化は必要なく、通常の検索と同じ SEO の基本が当てはまると説明しています。同じページは SEO の基本の1つとして、可能な場合は高品質の画像と動画でテキストのコンテンツを補うことを挙げています(Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」、2026年10月13日確認)。画像については、通常の検索と同じく、内容に合った画像と代替テキスト、og:image や構造化データでの指定を整えておくことが土台になります。
作り方の手順
アイキャッチ画像は、記事の主題を決めてから、内容を表す素材を選び、文字は最小限にして作ります。手順は次のとおりです。
- 記事の主題を一言にする:題名を短くしたものや、記事で一番伝えたいことを決めます。
- 内容を表す素材を選ぶ:図、画面の写真、製品や現場の写真など、その記事にしかない素材を優先します。どの記事にも使える写真やロゴは、Google が代表画像に使わないよう勧めています。
- 16:9 の枠で配置する:1200×675 ピクセルの枠に置き、大事な部分を中央に寄せます。
- 文字は少なくする:文字を入れる場合は、記事の分類や短い題名にとどめます。Google は og:image や構造化データにテキストの多い画像を使わないよう勧めています。
- 書き出して軽くする:WebP などで書き出し、ファイルの大きさを確かめます。
- 権利を確かめる:写真・イラスト・フォントの利用条件、写っている人の了承を確かめます。
| 素材 | 向いている記事 | 確かめること |
|---|---|---|
| 図・表を画像にしたもの | 仕組みや手順の解説 | 本文の内容と食い違っていないか |
| 画面の写真(スクリーンショット) | ツールの使い方 | 個人情報・顧客名が写っていないか |
| 自社で撮った写真 | 事例・取材・現場の記事 | 写っている人の了承、撮影者との取り決め |
| 素材サイトの写真 | 内容を表す素材が無いとき | 利用規約(商用・加工・クレジット表記) |
| 生成AIで作った画像 | 抽象的なテーマ | サービスの利用規約、既存の作品に似すぎていないか |
生成AIで作った画像の権利の考え方は「生成AIと著作権」で説明しています。
WordPressでの設定方法
WordPress でアイキャッチ画像を設定するには、テーマがその機能に対応している必要があります。WordPress の Theme Handbook は、編集画面にアイキャッチ画像の欄を出すには、テーマの functions.php で次のように宣言する必要があると説明しています。
add_theme_support( 'post-thumbnails' );
宣言されていれば、投稿の編集画面の右側(設定のサイドバー)に「アイキャッチ画像」の欄が表示されます。
- 投稿の編集画面を開き、右側の設定のサイドバーで「アイキャッチ画像を設定」を選びます。
- メディアライブラリから画像を選ぶか、新しくアップロードします。
- 画像の「代替テキスト」の欄に、画像の内容を書きます。
- 投稿を更新し、記事のページと記事一覧で表示を確かめます。
欄が見つからない場合は、編集画面の表示オプション(設定)で非表示になっていないか、テーマが post-thumbnails に対応しているかを確かめます。
表示の大きさと出力される場所
WordPress は、アップロードした画像から「サムネイル」(初期値は最大150×150)「中」(300×300)「中大」(幅768)「大」(1024×1024)の縮小版を作り、テーマが場所ごとに使う大きさを選びます。大きさの初期値は「設定」→「メディア」で変えられます。テーマのどこでアイキャッチ画像を出しているかは、テーマのファイルで the_post_thumbnail() や get_the_post_thumbnail() を探すと分かります。
og:image と構造化データの画像は、多くの場合SEOプラグインが出力します。テーマとプラグインの両方が og:image を出していないかも確かめます。WordPress 全体の設定の確かめ方は「WordPressのSEO対策」で説明しています。
当サイトで記事ごとに作っている代表画像の仕様と実測
当サイト(seoagent.jp)では、記事ごとの代表画像をプログラムで自動生成しています。以前はアイキャッチの無い記事にロゴ入りのサイト共通の画像を使っていましたが、Google がロゴのような一般的な画像を使わないよう勧めていることを受けて、2026年10月13日に記事ごとの画像に切り替えました。さらに、Google が og:image と構造化データには文字の入った画像を使わないよう勧めていることを受けて、2026年10月14日に、記事のページのアイキャッチ(題名入り)と、og:image・構造化データの画像(文字の無い図)を分けました。
| 項目 | 当サイトの設定(2026年10月14日時点) |
|---|---|
| 大きさ | 1200×675 ピクセル(16:9) |
| 記事のページのアイキャッチの中身 | サイトの背景の上に、記事の分類(例:「記事・サイト改善」)、記事の題名、サイト名 |
| og:image・構造化データの画像の中身 | 文字を入れず、記事の主題を表す図(検索結果の画面、グラフ、クローラー、リンクのつながり、コードなど)。同じ図の記事でも配色・数値・配置を記事ごとに変える |
| 記事のページに表示する画像 | WebP(画質80)。ほかに幅800・600の WebP を作り、画面の幅に合わせて選ばせる |
| og:image・構造化データの画像 | JPEG(画質84)。幅と高さは実際のファイルから読んで出力 |
| 代替テキスト | 記事の題名(og:image:alt は題名とサイト名) |
この設定で作った日本語の記事 236 本分の画像のファイルの大きさを、2026年10月14日にリポジトリの実物で測った結果が次の表です。WebP の 3 つは同じ絵を大きさだけ変えたもので、JPEG は文字の無い図です。
| ファイル | 大きさ(ピクセル) | 中央値 | 最小〜最大 |
|---|---|---|---|
| WebP(記事のページ用) | 1200×675 | 24KB | 20〜34KB |
| WebP(中) | 800×450 | 14KB | 12〜21KB |
| WebP(小) | 600×338 | 10KB | 8〜15KB |
| JPEG(og:image 用、文字なし) | 1200×675 | 35KB | 26〜48KB |
公開中の記事のページ(/blog/ogp/)を 2026年10月13日に取得して確かめると、og:image は 1200×675 の JPEG、og:image:alt は記事の題名、robots の meta タグには max-image-preview:large があり、構造化データの image にも同じ画像が入っていました。記事のページのアイキャッチは幅と高さを指定し、読み込みを遅らせない設定(loading=”eager”)にしています。
2026年10月13日の時点では og:image にも題名入りの画像を使っており、Google の「テキストが含まれている画像は使わない」という推奨と合っていませんでした。そのため翌日に og:image と構造化データの画像だけを文字の無い図に替え、記事のページと記事一覧では題名入りのアイキャッチを使い続けています。図は記事の主題を表す絵柄で、画面の写真のような記事固有の画像ではないため、今後も記事の内容に合う画像への差し替えを続けます。生成AIで画像を作るときに確かめること(権利・alt・表示速度・メタデータ)は記事の画像を生成AIで作るときにまとめています。
表示を確かめる方法
アイキャッチ画像を設定したら、記事のページ、ページのソース、各サービスの確認ツールの3か所で表示を確かめます。
| 確かめる場所 | 見ること | 問題があったとき |
|---|---|---|
| 記事のページと一覧 | 画像が切れずに表示されるか、重くないか | 大事な部分を中央に寄せ直す。WebP にして小さい版を用意する |
| ページのソース | og:image が1つだけあり、その記事の画像のURLか。robots に max-image-preview:large があるか | テーマとプラグインの両方が出していれば片方を止める |
| og:image のURL | ブラウザで開いて画像が表示されるか | ログインが必要な場所に置かない |
| 構造化データ | リッチリザルト テストで、記事の image にアイキャッチと同じ画像が入っているか | プラグインの画像の設定を見直す |
| SNSの確認ツール | 各サービスの公式の確認ツールで、カードに画像が出るか | ツールで再取得させる(SNSは以前の情報を保存している) |
代替テキストも確かめます。アイキャッチ画像が記事の冒頭に表示される場合、画像を見られない人には代替テキストが読み上げられます。書き方は「alt属性とは」で説明しています。
よくある質問
アイキャッチ画像はSEOに影響しますか?
設定するだけで順位が上がるわけではありません。ただし、Google は検索結果やDiscoverで表示する画像を選ぶとき、og:image や構造化データで示された画像を材料にします。記事の内容を表す大きな画像を用意しておくと、検索やDiscoverでの見え方に関わります。
おすすめのサイズは?
1200×675 ピクセル(16:9)前後が基本です。Google はDiscover向けに幅1,200ピクセル以上・16:9・合計30万ピクセル以上を勧めています(出典:Google 検索セントラル:Google Discover の概要、掲載、表示方法)。SNSでは横長で切り抜かれることがあるため、大事な部分を中央に寄せます。
アイキャッチに文字を入れてもよいですか?
入れる場合は短くします。Google は、og:image や構造化データにテキストが含まれている画像やテキストの多い画像を使わないよう勧めています。記事一覧で題名と一緒に表示されるなら、画像には文字を入れない選び方もあります。
アイキャッチ画像のaltは必要ですか?
記事のページに表示される画像なら、代替テキストを入れます。画像の内容を短く説明します。題名と同じ内容を伝えるだけの装飾的な画像なら、テーマ側で空の代替テキストにする考え方もあります。
フリー素材やAI画像を使ってもよいですか?
使えますが、利用規約(商用利用・加工・クレジット表記)を確かめます。どの記事にも使える汎用的な写真は、記事を代表する画像になりにくいため、図や自社の写真など内容に合う素材を優先します。
SEOAGENTでできること
SEOAGENT では、記事の作成とあわせて、アイキャッチや見出しの画像を生成できます。作った記事は、タイトル・本文・画像・カテゴリ・タグ・スラッグを設定して、接続した WordPress へ公開・予約できます。
一方、og:image や構造化データをどう出力するかは、WordPress 側のテーマやSEOプラグインの設定によります。画像の権利や、写っている人の了承の確認は、公開する側で行ってください。
アイキャッチ画像と関わる記事・サイト改善の記事は「記事・サイト改善の記事一覧」にまとめています。



