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検索クエリとは:キーワードとの違い、Search Consoleでの調べ方と活かし方

検索クエリは、検索した人が実際に入力した言葉そのものです。キーワードとの違い、Search Consoleでクエリを確かめる手順とフィルタ・正規表現・指名検索のフィルタの使い方、数字を読むときの注意、記事の改善への活かし方を説明します。

検索クエリとは:キーワードとの違い、Search Consoleでの調べ方と活かし方

この記事の要点:

  • 検索クエリとは、検索した人が検索窓に実際に入力した語句そのものです。キーワードは、サイトの運営者が「この語で見つけてほしい」と選ぶ語で、見る立場が違います。
  • 自社サイトが表示された検索クエリは、Search Consoleの「検索パフォーマンス」の「クエリ」で確かめられます。フィルタ、正規表現、指名検索のフィルタを使うと、分析しやすくなります。
  • 表示される数字には、プライバシー保護のために語が表に出ないクエリや、サイト単位での集計など、読み方の決まりがあります。
  • クエリは、記事の見出しの追加、題名の見直し、新しい記事の企画、似た記事の整理に使います。数字の組み合わせごとの使い方を表にまとめます。

検索クエリとは

検索クエリ(クエリ)とは、検索した人が検索窓に入力した語句そのものです。「検索クエリとは」「seo クエリ 調べ方」「クエリ キーワード 違い」のように、言い方、語順、語の数、誤字も含めて、人によってさまざまです。

Googleは、Search Consoleの「クエリ」を、ユーザーが入力した検索クエリごとにデータをまとめたものと説明しています(検索パフォーマンス レポート:概要と基本設定、2026年10月13日確認)。自社サイトがどの言葉で検索結果に表示され、どれだけクリックされたかは、このクエリの単位で分かります。

同じことを知りたい人でも、入力する検索クエリの形はさまざまです。次の例はいずれも説明用です。

クエリの形例運営者が読み取れること
短い語検索クエリ意味を知りたいのか、調べ方を知りたいのかがまだ分からない
語の組み合わせ検索クエリ 調べ方何をしたいかがはっきりしている
文の形検索クエリとキーワードの違いは何ですか疑問がそのまま書かれている。答えを最初に示す
表記の揺れ・誤字検索くえり とは同じ問いとしてまとめて扱う

検索クエリとキーワードの違い

検索クエリとキーワードは混同されがちですが、誰の側から見た言葉かが違います。

検索クエリキーワード
誰の言葉か検索した人が実際に入力した語句運営者が選んで狙う語
形話し言葉、長い文、誤字を含むこともある代表的な形にまとめた語(例:「検索クエリとは」)
数1つのキーワードに対して、何十、何百の言い方がある記事ごとに代表の語を1つ決める
どこで見るかSearch Console、広告の管理画面の検索語句レポートキーワード調査ツール、キーワードマップ
使い方実際に何を知りたい人が来たかを確かめ、記事を直す書く前に、どの記事で何を狙うかを決める

たとえば、運営者が「検索クエリとは」というキーワードで記事を書いても、実際には「クエリ キーワード 違い」「サーチコンソール クエリ 見方」のような、さまざまなクエリで表示されます。この差を見ることが、記事を直す手がかりになります。キーワードの選び方は「キーワード選定のやり方」で説明しています。

検索クエリの種類

検索クエリは、検索した人の目的で分けると、知りたい(Know)、特定のサイトに行きたい(Go)、何かをしたい(Do)、買いたい(Buy)などに分けられます。Googleの検索品質評価ガイドラインでは、Know・Know Simple・Do・Website・Visit-in-Person の分類が使われています。

運営者にとってもう1つ大切な分け方が、社名や製品名を含む「指名検索」と、それ以外の「一般の検索」です。指名検索は社名を知っている人、一般の検索はまだ社名を知らない人の検索で、増やし方が違います。

Search Consoleで検索クエリを確かめる手順

  1. 検索パフォーマンスを開く:Search Consoleの左のメニューから「検索パフォーマンス」→「検索結果」を開きます。初期の表示は過去3か月のデータです。
  2. 指標を選ぶ:グラフの上で、クリック数・表示回数・CTR・掲載順位の4つをすべて選びます。
  3. 「クエリ」の表を見る:表の上のタブで「クエリ」を選ぶと、クエリごとの数字が並びます。表示回数の多い順に並べ替えます。
  4. ページで絞り込む:「+新規」→「ページ」で記事のURLを指定すると、その記事が表示されたクエリだけを見られます。
  5. 期間を比べる:日付のフィルタで「比較」を選び、記事を直す前と後など、同じ長さの期間で比べます。

クエリのフィルタと正規表現

「+新規」→「検索キーワード」のフィルタでは、特定の語を含むクエリだけ、または含まないクエリだけに絞れます。「カスタム(正規表現)」を選ぶと、正規表現で条件を書けます。Googleの説明では、正規表現はRE2の書き方を使い、標準では部分一致で、大文字と小文字を区別しません。次の例は説明用です。

見たいもの条件の例
疑問の形のクエリとは|方法|やり方|なぜ|どう|違い
費用や料金を調べるクエリ費用|料金|価格|相場
4語以上の長いクエリ^S+(s+S+){3,}$
社名を含まないクエリ「検索キーワードを含まない」で社名を指定する

指名検索のフィルタ

Googleは2025年11月、Search Consoleの検索パフォーマンスに、社名やその変化形、誤字、関連する製品を含むクエリを自動で分ける「指名検索(Branded)」のフィルタを追加し、2026年3月11日には対象のすべてのサイトで使えるようになったと説明しています。対象は最上位のプロパティで、クエリと表示回数が十分にあるサイトに限られます。分類はAIを使った仕組みで自動で行われ、誤って分類されることもあり、検索順位には影響しないとされています(Google 検索セントラル ブログ)。

検索クエリの数字を読むときの注意

注意すること内容
表に出ないクエリがあるごく少ない人しか検索していないクエリは、検索した人のプライバシーを守るため、語として表に表示されません。そのため、表のクエリの合計は、グラフの合計より少なくなります
グラフはサイト単位で数えるGoogleは、1つのクエリで同じサイトの2つのページが表示された場合、グラフの合計では1回の表示として数えると説明しています
自分で検索しても表示されないことがあるGoogleは、クエリが表に出ていても、検索した時間・場所・端末・履歴によって結果が変わるため、同じクエリで検索しても自社サイトが表示されない場合があると説明しています
掲載順位は平均表の掲載順位は、表示されたときの最上位の位置の平均です。表示回数が少ないクエリの順位は、ぶれが大きくなります
最新のデータは暫定値直近のデータは数時間で変わることがあり、グラフでは点線で表示されます

表示回数が少ないサイトでの見方

公開して間もないサイトや記事では、表に出るクエリがわずかで、数字のぶれも大きくなります。次のように見ると、少ないデータからでも手がかりを得られます。

  • 期間を長くする(過去3か月から、過去6か月や12か月へ)
  • クリックではなく表示回数を中心に見る。表示が出始めたクエリは、検索エンジンが記事をその問いの候補として見始めた合図と考えられる
  • 週ごとの表示に切り替え、日ごとの細かな上下ではなく、数週間の傾向を見る
  • 1つのクエリの順位の上下で判断せず、同じ記事のクエリ全体の動きで判断する

掲載順位の見方は検索順位の確認方法と平均掲載順位の見方、表示回数の考え方は「表示回数とは」で説明しています。

Search Console以外で検索クエリを調べる方法

方法分かること注意
GA4とSearch Consoleの連携GA4の画面で、検索クエリとサイト内の行動を並べて見られるクエリの数字はSearch Consoleのデータ。GA4単体ではクエリは分からない
Google 広告の検索語句レポート広告が表示された検索語句広告を出している語に限られる。自然検索のクエリとは別
Bing Webmaster ToolsBingで表示されたクエリ(使い方)Googleとは利用者も数字も違う
検索窓の予測入力・「他の人はこちらも質問」まだ自社が表示されていないクエリの候補回数は分からない
サイト内検索の記録サイトに来た人が、サイトの中で探した言葉サイト内検索を計測する設定が必要

どの方法でも、数字の取り方は道具ごとに違います。違う道具の数字を足し合わせたり、そのまま比べたりせず、同じ道具の中で期間ごとに比べます。GA4での見方は「GA4の使い方」で説明しています。

検索クエリの活かし方:数字の組み合わせ別

クエリの数字は、組み合わせで読むと次にすることが決まります。次の表は、記事ごとにクエリを見るときの目安です。

Search Consoleで見えること考えられること次にすること
狙っていないクエリで表示回数が多い記事が別の問いの答えとして見られているその問いに答える節を足すか、別の記事を作る
表示回数は多いがクリックが少なく、掲載順位は上位題名や説明文が、そのクエリの問いに合っていないタイトルとメタディスクリプションを見直す
表示回数は多いが掲載順位が低い(20位より下など)本文がそのクエリの問いに十分に答えていない上位のページが答えている問いと比べ、本文をリライトする
同じクエリで、自社の複数の記事が入れ替わって表示される記事どうしが同じ問いに答えている担当の記事を決め、統合を検討する(カニバリゼーション)
長く具体的なクエリで、少しずつ表示が出ているまだ答えていない細かい問いがあるよくある質問や、専用の記事で答える(ロングテールキーワード)
指名検索のクリックが減った社名で探す人が減った、または公式サイトが見つかりにくい指名検索の推移と、社名での検索結果を確かめる

当サイト(seoagent.jp)での使い方

当サイト(seoagent.jp)では、狙う語の一覧(観測リスト)を作り、Search Consoleのデータを毎週自動で取得して、語ごとの表示回数と掲載順位を記録しています。作り直す前の2025年6月16日から2026年10月6日までの表示回数は10回、クリックは0回で、表示されたのはトップページだけでした。この基準値と比べて、記事を足したり直したりした後に、どのクエリで表示が出始めたかを確かめています。観測リストには、狙う語ごとに担当の記事と、調べた時点の検索数を一緒に記録しています。担当の記事とは別の記事が表示された語は、記事どうしの役割を見直す候補として扱います。

検索クエリから記事を直す・企画する手順

Search Consoleのクエリは、表をそのまま眺めるより、書き出して分類すると次にすることが決まります。次の手順は、記事が数十本以上あるサイトを想定した進め方です。

  1. 書き出す:検索パフォーマンスで期間を過去3か月にし、「エクスポート」からクエリとページの表を書き出します。
  2. 問いの形に直す:似たクエリを1つの問いにまとめます。例:「検索クエリ 調べ方」「サーチコンソール クエリ 見方」「クエリ 確認方法」は、「自社のクエリをどう確かめるか」という1つの問いです。
  3. 担当の記事を決める:問いごとに、答えている記事があるかを確かめます。ある場合はその記事を担当にし、無い場合は「新規」とします。
  4. 答え方を決める:担当の記事に節を足すのか、よくある質問で短く答えるのか、新しい記事にするのかを決めます。問いが記事の主題から離れているほど、新しい記事に分けます。
  5. 直した日を記録する:直した日と内容を残し、同じ長さの期間で表示回数・クリック・掲載順位を比べます。
問いの例(説明用)担当の記事答え方
検索クエリとキーワードは何が違うかこの記事本文の節で答える
検索クエリの種類は何があるか検索意図の記事この記事では要点だけ書き、詳しい記事へリンクする
Search Consoleでクエリが出ないのはなぜかこの記事よくある質問で短く答える
広告の検索語句をどう除外するか担当なし自社の読者の問いでなければ書かない

最後の行のように、表示されているクエリでも、自社の読者や事業と関係の薄い問いには、無理に答えないという判断も大切です。似た問いを別々の記事で答えると、記事どうしが同じクエリで競合します。問いと記事の対応表は、キーワードマップと同じ形で管理すると、新しい記事を書くときにも使えます。

よくある質問

「クエリ」と「検索語句」は同じ意味ですか?

ほぼ同じ意味で使われます。Search Consoleでは「クエリ」、Google 広告のレポートでは「検索語句」という言葉が使われています。どちらも、検索した人が実際に入力した言葉を指します。

Search Consoleにクエリが表示されません。

サイトが新しく表示回数がまだ少ない場合や、プライバシー保護のために語が表に出ない検索が多い場合は、表に出るクエリが少なくなります。期間を長くする、ページで絞り込まずに見る、などで確かめます。インデックスされているかも確かめます(インデックスされない原因)。

検索クエリは何件くらい見ればよいですか?

決まった数はありません。まずは記事ごとに、表示回数の多い順に上から見て、狙った問いと違うクエリが無いかを確かめます。数が多いサイトでは、正規表現のフィルタで疑問の形や費用のクエリにまとめて見ると効率が上がります。

AIによる概要やAIモードからの表示もクエリに含まれますか?

Googleは、AIによる概要やAIモードからのクリックや表示も、Search Consoleのウェブ検索の数字に含まれると説明しています。生成AI機能だけを分けて見たい場合は、生成AI機能のレポートを使います。

検索クエリはどのくらいの期間で変わりますか?

季節、話題、新しい言葉の広がりによって変わります。記事を公開した直後は、検索エンジンが記事を理解するにつれて表示されるクエリが増えていくこともあります。少なくとも月に一度は、主な記事のクエリを確かめ、想定と違う問いが増えていないかを見ます。

SEOAGENTでできること

SEOAGENTでは、Search Consoleと連携して、記事ごとの検索クエリと表示回数・クリック・掲載順位の推移を確認できます。記事ごとの「次の一手」として、題名の見直しや節の追加などの改善の候補が示されます。

検索クエリと関わる分析・効果測定の記事は「分析・効果測定の記事一覧」にまとめています。

参考情報

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